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昔のC管トランペットを出してみた


音大生だった頃に購入したBachバックのC管です。
5年くらい前まで現役で使っていましたので、およそ20年近く頑張ってもらっていたと思います。

シャーゲルのC管を購入してからはケースに入れっぱなしで、良くないなあと思いながらも見て見ぬふりをして今に至る。そんな時、大学の学生がC管を必要としているようだったので、楽器は使ってこそ意味がありますから長期貸出することにしました(昔使ってたコルネットも同じように貸出中)。

ということで5年ぶりにホコリを被った楽器ケースをおそるおそる開けてみると、不安になるニオイが。う…カビっぽい。

楽器が、というよりもケースの中や楽器の布製カバーがすごく、楽器は意外に大丈夫で、すべて可動するし、音を出してみたらそれなりに出ました。懐かしいね、この音(自分にしかわからない)。楽器カバーはもう破棄かな。

とは言え、このまま貸すわけにはいかないので洗浄することに。ブラスソープ漬けにした後すすぎ、次にキュキュットをスプレーしてまたすすぐ。キュキュット、いいですよ。

余談ですが楽器を洗浄した時になんか緑色のドロっとしたものが出てくることがありますが、あれの正体は塗りすぎたグリスにオイルなどが染み込んだものです。塗りすぎ注意です。
ちなみに、食事をした後に歯磨きをしないで楽器を吹いたら絶対NGですからね。言語道断。

ということでピストンも全部分解してキレイにしましたので、貸しました。
相性はどうでしょうか。MLボアの割にちょっと狭い印象がある楽器で、抵抗感が強いかもしれませんが、使えるようだったら使ってもらいたいです。


荻原明(おぎわらあきら)

荻原明(おぎわらあきら)です。記事をご覧いただきありがとうございます。 いただいたサポートは、音楽活動の資金に充てさせていただきます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。