ぽっかり。

今日、お仕事先の人、つまり同僚が3月いっぱいで退職するということを聞きました。そのことを知ってぽっかりとした喪失感を抱えている自分に驚いています。

ぽっかり。

たまたま彼女が同い年で、いま暮らしている北の大地からは遠く離れた同郷の出で、それも高校生の頃は同じ部活をやっていた(きっとどこかですれ違ったりしている)という、奇遇なめぐりあわせだったこともあるかもしれません。これまで一緒にお仕事をしたことはないけれど、4月からは同じことに取り組むことになっていた、ということもあるかもしれません。

自分だって転職したことがあるし、むしろ柔らかくいられることは大事なことだと思っているので、今いる場所を離れるという選択についても、少しも奇異なことだとは思いません。かつて同じ場所で一緒に働いた人たちが、別の場所や立場で出会ったりする、不思議で素敵な体験もたくさんあります。
けれど、やっぱりどこか今の状態が続くことを前提にしていたんだなあと、いまぽっかりしている自分を振り返って気がついた、そんな気持ちです。

そのうちに聞く機会もあると思ったし、本人から伝えられたわけでもないので、特に理由は聞きませんでした。きっとそれなりに思いがあるんだろうな。自分とは、違う思いが。

みんな、自分とは違う世界線で生きているんだと、ふと思い知らされたような気がした今日でした。
そして、やっぱり自分の中にその人はいて、その存在が離れてしまうということに、ぽっかりした喪失感を感じるんだろうな。

一緒に取り組むのはおあずけになってしまったけど、近くで会える間に、色々話を聞いてみよう。

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