縁。えん。えにし、とも読むそうですね。
私、この言葉大好きです。何かちょっと不思議な魅力があって。

人間は一生のうち逢うべき人に必ず会える。
しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎないときに。
森信三(教育学者)


20代の後半でしょうか。この言葉を初めて知ったときは衝撃を受けました。
なるほどなぁ……と。
そこから、「縁」というものが人生にはあるのかな、と思うようになったんですが。

さて、ちょっと話は変わりますが、
この1ヶ月、どうしても縁を結びたい人が見つかりまして。頑張ってたんですけど、どうしても繫がれない。
「これはダメだわ…」と最近ようやく諦めました。
縁って、こちらが繫ぎたくて手を伸ばしても、相手方が手を伸ばしてくれない限りは、絶対に繋げないんですよね。
相手方も、誰と縁を結んでいくかっていうのは自分で選んで決めて行かれますから、必要なかったら、残念だけど手は伸ばしてもらえません。
逆に、会った瞬間くらいにお互いに手を伸ばす、それくらいが、ようやく縁と呼べる物なのかもしれませんね。

ところで私、さっき検索するまで知らなかったんですが、
冒頭の森信三さんの言葉には続きがあるようです。

しかし、うちに求める心なくば、
眼前にその人ありといえども、縁は生じず。

ここで初めて「縁」という言葉が出てくるのにちょっとビックリ。縁という言葉を直接使わなくても、前半部分を呼んだだけで「縁」という言葉が自然と浮かんでくる人は多いのでは…と思います。
で、この後半部分。「縁を見逃さないようにいつも心がけておかなければ、目の前にその人が居ても気付くことができませんよ。」という意味だと思うんですが、これもまた「ほぉ~…」と思いました。確かに確かに。

今回は片想い状態で終わってしまい、とても残念でした。「会うべき人」とまで言える人ではなかったんでしょうね…。本当に残念。
でも人生これから、まだまだ私に手を伸ばしてくれる人がいるかもしれないので、「会うべき人」に気付けるように、自分を磨いていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?