見出し画像

秘伝書『最強の文章術』

11月からnoteを書き始め、3ヶ月が経ちました。当初はフォロワーが一気に増え、月間PVも4,000近くまで伸びました。
最近1ヶ月は低迷しており、2,000を下回っています。更新頻度も以前と比べて低くなってしまっていることも原因のひとつです。

「どうにかこの状況を抜け出したい」
「最後まで読まれて、読者に貢献できる文章を書きたい」

そんな想いで尾藤克之さんの『ちょっとしたことで差がつく 最後まで読みたくなる 最強の文章術』を購入しました。

尾藤さんといえば、Yahoo!ニュースでPV1位を連発している、いわば「読まれる文章の専門家」。
当書では、読まれる文章のノウハウを余すことなく公開し、詳細に解説してくれています。

初心者から上級者まで。多くの人に適用できる「ノウハウ」

当書は7章立てで構成されており、章が進むごとに文章術のレベルが少しずつ上がっていく構成になっています。

いわゆる「守破離」の考え方に基づいて作られているのです。
守破離とは、武道や芸事などでの修行における段階を表したものです。

守:先生の教えを忠実に守り、基礎を身につける
破:他の教えを取り入れ、自分を大きく発展させる
離:これまでのやり方から離れ、自分独自のものを生み出す

Chapter1〜2が「守」Chapter3〜6が「破」
Chapter7が「離」なのだと感じました。

圧倒的な事例の数と「メリハリ」

章ごとにレベルアップはしていくものの、1つのセクションが1,000字前後でとても読みやすく、どの場所から読んでも良い本になっています。

私の一番のお気に入りポイントは「圧倒的な事例の数」です。その数100以上!
しかも、ジャンルは小説、政治、漫画からダイエットに関するものなどさまざまで、実際にニュースサイトに掲載された記事を「ふきだし」つきで解説してくれています。

また、各セクションの最後には手書き風の優しいフォントで補足情報がさりげなくおしゃれに書かれています。

この手書き風のフォントの言葉が、私たち読者の心をフッと軽くしてくれます。

誹謗中傷を恐れない「攻め」の文章

Chapter7の内容のほとんどが「持論を展開」することの重要性について書かれています。
メディアや世論の意見に疑問を持ち、自分の意見を自信を持って発信することが重要であると著者は述べています。

#タイトルで読者を惹きつけつつ、エビデンスや事実を用意しておく
#事実を掲示して読者の関心を引き寄せる
#炎上の気にしすぎは「愚の骨頂」
#誹謗中傷や稚拙な感情論には対抗する意識を持つ

これらすべてが「攻め」の考え方であり、著者の文章術の真骨頂なのだと感じました。
「ネット上に文章を書くということは、これくらいの『覚悟』を持って書くべきだ」と言われているように感じました。

当書は、著者のこれまで培ってきたノウハウがぎゅっと凝縮されたいわば「秘伝書」なのではないでしょうか。
当書の内容を少しずつ実践しながら、私自身もWEBライターのはしくれとしてレベルアップしていきたいと感じたのです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?