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彼なりの誠意を、私はまだ知らない

2019年3月1日(金)の夜ですね。

皆様こんばんは。
気がつけばもう3月!
滝山千紘・30歳女性です。

前回は『女友達に加え、男友達にも助けを求めて3人で話し合うことになった』ところまで書きました。

ここまで更新し、問題の発端となっている『既婚者なのに独身と偽って年単位で騙してきた男性』の存在感が皆無だと思いませんか?

実はここまで、ロイくん本人とは一切連絡がとれていません!

私と連絡が取れなくなったその裏で、ロイくんはいったい何をしていたのか。今回は音信不通になった1週間について、彼側からの情報を綴ります。

連絡先はLINEしかないから……という設定

まずは実際にSNS経由で届いたメールをご覧ください。

2019年1月28日(月)に届いたメールです。
この日は私の稽留流産後、心身ともに体調不良に陥っていた件についてやりとりをおこなっていました。

「火の粉が飛ばないようにこのやりとりも伝えないので。」

メールのやりとりを行っている時期は、まだロイくん夫妻は離婚届提出前でした。

過去にTwitterやnoteに投稿した通りですが、なぜかLINEでの連絡が出来なくなる→ロイくんが使っている某SNSに発掘&潜入→メッセージのやりとりを再開とわりと手間暇かけて連絡手段を確保しました。

SNSアカウントをブロックしたのかアカウントそのものを削除したのか、今はもう闇の中です。本人以外の第3者がSNSアカウントをロックしたり削除する行為はあまりオススメ出来ません。

騒動の発端は何?

というのも、今回の騒動は、いろんな問題が混ざり合って人間関係に亀裂が入っています。
ロイくん側の事情に、
・元配偶者は前々から転職を機に離婚したいと考えていた
・不貞行為があってもなくても離婚することは決定事項
・別内容で慰謝料込みで離婚要求予定だった

ロイくん夫妻は『性格の不一致で近日中に離婚予定』と前提があります。もちろんそんな事情を私もロイくん自身も知る由も無く……。

2月14日に呟いたとおり、私個人が関わるのは1月4日以降の『不貞行為が見つかって』からですね。
不貞行為=不倫しているんだったら、遊びでも本気でも法律的慰謝料100万円くださいというのが元配偶者さんの主張です。私側の主張は、出会った時から独身と本人から言われ続けたし見抜いたり気がついたりする機会は無かった。既婚者が、独身女性相手に双方合意の上で子作りセックスすると思いますか?本当に既婚者ですか?という点からスタートです。ずいぶんと双方にズレがありますよね。なのでまずはロイ君夫妻で話し合うべき問題を解決してほしいこと。その上で婚姻関係の事実を証明して頂き、弁護士の先生と共に話し合いを――と思っていました。

僕の親しい人同士が言い争う姿は見たくない

1月4日の既婚発覚以降、音信不通だったロイくん(41)。その間に何をしていたのか気になりますよね。
ここからはロイくんから聞いた話になります。

1月4日。不貞行為がバレた日。仕事が終わり自宅へ帰ると、奥様から不貞行為の事実確認と離婚を切り出されたそうです。この日はまだ奥様は怒りを含めて興奮状態だったそうです。夜のバイトが終わり帰宅後は、簡単に言えば修羅場だそうです。

4日深夜に及ぶ話し合いの中でロイ君が考えていた事は「奥さんと千紘ちゃん……親しい人同士が言い争う姿は見たくない」「どうすれば言い争いを回避出来る?」だそうです。女性2人への申し訳ない気持ちよりも、まずは言い争う姿を回避したい……ロイくんらしい答えで笑ってしまいました。
親しい人同士が言い争う姿を見たくない。口汚く罵り合う姿は絶対に見たくない。
この感情は、彼が幼少期~少年期に体験した両親の仮面夫婦と離婚問題まで遡る根が深いトラウマです。両親が離婚することを子供達に報告するまで、彼の目には"仲良し家族"と映っていた。けれど実情は全く異なり……。
ロイくん自身の生育環境をまとめると、決して良い環境だったとは言いがたい状況です。そして深く根付いている「親しい人達が口汚く言い争う姿を見たくない」というトラウマを回避するために行動を起こしたそうです。

慰謝料は僕が全部払う。僕が全部悪いから。

ロイくんなりの誠意の見せ方。それは、奥様からの要求を全部のむこと。そして奥様から私に請求した慰謝料も、ロイくんが払うという選択でした。

まずは奥様が元々計画していた離婚を受け入れること。彼自身は離婚を回避したかったそうですが、奥様側は不貞行為の有無に関わらず離婚する意思を固めていたので離婚することは避けられなかったそうです。
次に慰謝料問題について。私が関与するのはこの点ですね。彼自身が奥様に対し「千紘ちゃんに独身って話していたのも本当。子作りセックスをしていたのも本当。全部僕が騙していた結果だ。」と伝えたそうです。良く言えばバカ正直すぎる人。悪く言えば言わなくても良い事も全て伝えてしまう人。

夫婦間の問題について、既婚発覚後も私は一切口を出していません。もう少し付け加えると、私から彼に対して結婚してほしいと促したことも一度もありません。

なのであくまで彼夫妻が2人で話し合った結果を聞いたという流れになります。

離婚する事実は変わらず、まずは彼が住んでいた家から引っ越す事が確定したそうです。離婚に向けた別居ですね。加えて奥様から要求された慰謝料については、全てロイくんが支払う事で話し合いは決着したそうです。もし彼が話した内容が全て事実だったら、という前提がつくのが悲しいところです。

僕が謝るから妻を許して欲しいという要望

そして私に対しても、彼と連絡が取れるようになった後は、ひたすら謝罪が続きました。私自身も「既婚者に独身と騙されていた事実」を受け入れました。もう起きてしまった事は致し方ない。ですが、心の中で、どうしてもひっかかりが取れない言葉がありました。

過去ツイートから引用します。

後日談。相手に元奥さんとのやり取りを伝えたところ「関係発覚当時は元嫁も余裕が無くて持病に関してキツくあたったんだと思う。ごめんなさい。僕が代わりに謝る」と言われました。
私は「謝らなくて良いよ。あなたの元奥様は障害者を自然に見下す人なんだね」「自分で治せる病気だったら努力も出来た。生まれつきの持病を攻められるとツラい。どうしようも無いじゃない」「既婚バレよりも障害者はかわいそうって連呼された事の方がよっぽどツラい」と伝えました。
不倫されていた=サレ妻になってパニックになってしまったのかもしれない。パニックから他人に対しての加害が始まったのかもしれない
今となっては臆測ですが、こちらの話をきちんと受け入れてくだされば「共に被害者」と分かるはずなのに……この時ばかりは「女の敵は女」なのかと思いました

この呟きの通りなんです。
人間、非常時にこそ人間性が表れるのは本当だと思います。
パニック状態に陥って他人に対して加害行動に出てしまった。この事実も覆しようがありませんから。

本人の努力次第でなんとでもなる事でしたら、私も努力します!と言えますが……生まれつきの難病指定されている病気を攻められても、本人がどうしようも出来ないんです。薬で発作は抑制出来るけれど、一度体調を崩してしまえば健常者と同じ生活は出来ない。だから障害者認定を受けていて、医療費の自立支援も認定済み。働けるから障害者年金は受給していないというのが私の現状です。
私自身も子供の頃から持病関連で様々な問題は経験しています。その度に思い出すのが、子供にバレないように悲しむ母の姿です。
「上の子たちは身体が強いのに、なんで千紘だけ……」
「やっぱり産むんじゃなかった」

この言葉を、私が中学1年生で入院して不登校気味になった時に両親が話していたのを聞きました。当時の両親は40代前半。私は両親が30歳の時に生まれた子供なので、決して高齢出産というわけではないのですが……若くして上3人を産み、全員が定型発達かつ持病もない健常者だった母目線では、幼少期から何回も病気で倒れて入退院を繰り返す末っ子は扱いにくい存在だったのだと思います。何より上3人が中学・高校進学等で金銭的に入り用になるときに、末っ子は入院と通院で医療費が嵩むという……両親は共働きで子供4人を全員大卒に育てるのは、とても苦労していると思います。

ロイくんが「親しい人が言い争う姿を見たくない。トラウマなんだ」と言うように、私も「生まれ持った障害を攻められるのは気分が良くない。トラウマなんだ」と答えました。

奥様に直接謝罪を求めたわけではないけれど、ここでも彼の「親しい人が言い争う姿を見たくない」スイッチが入りまして、奥様と私の話し合いは一切行わないように全て彼が双方から要求されるまま謝罪と賠償をすることで解決をはかろうとした――そうです。

これが、音信不通期間の彼の出来事です。
離婚に向けての話し合いスタートから、取り急ぎ別居に向けて自宅を出て行く事を決めるまで、わずか1週間。
彼は彼で、別居後に連絡をすべきか、それとも私から連絡が来ると信じて待つか悩んでいたそうです。

要望は受け入れます。ただし条件があります。

「千紘さんは何も悪くない」「騙していた僕が全部悪い」「元妻の悪かった所は僕が代わりに謝ります。」

私は彼の要望を全て受け入れました。代わりに、条件を2つ出しました。

彼と私の最後の話し合いは離婚成立後に行うこと。
私から彼に慰謝料を請求しない代わりに、身バレしない程度にネット上に実話を公開しても良いこと。

要望は受け入れるから、条件をのむ?
こう聞くと、彼は「いいよ。その条件、受け入れる」とまさかの快諾です。
最初の条件は叶えてくれるだろうなと踏んで提案したものの、2つめの『ネット上への掲載許諾』も取れるとは……想像外でした。

本人も投げやりだったのかも知れません。
底つき体験中で自暴自棄だったのかも知れません。

とはいえ、本人から許諾を頂いたので、私は体験談を最後まで更新しようと思います。

だからさ、既婚者なのにこんな写真撮影を許しちゃダメでしょう!

撮影したのは2018年8月頃です。この頃は私が災害の被災後で……ただ会えるだけで幸せを感じていました。

実際の写真やメール画面は、最大限プライバシーには配慮した形での掲載となります。

次回は来週月曜日の更新予定です。
少し話を進めまして、探偵さんからの調査報告と弁護士さんの見解、そしてレイちゃん・翔太くん・私の三人談話を更新します。

心優しいサポートをありがとうございます。