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フォークリフトの免許を取るには?免許の種類や講習時間・費用、試験の難易度など紹介します!

フォークリフトの免許の種類や免許取得の条件や費用などついてまとめました。
ダイジェストをまとめてますので、サクッと知りたい人は読んでみてください!(この記事にかいてあること↓)
・フォークリフトの概要についてわかる
・フォークリフトの免許の種類についてわかる
・免許取得の条件や流れについてわかる
・免許の更新時期についてわかる
詳しく知りたい人はこの記事をチェック♪


1.フォークリフトとは

・トラックやラックからの荷下ろし、積み込み、収納、荷物の運搬に幅広く用いられる産業車両のこと。
・日本産業規格では「フォークなどを上下させるマストを備えた自走式荷役運搬車両全般の呼称」と規定。
・荷役機能と小回りが効く旋回性能を兼ね備えているため、工場や倉庫内で主に使用されている。
・数百キログラムから数トンの荷物を持ち上げたまま走行できるという特徴をもっている。

フォークリフトは主に2種類ある

カウンターリフト
・「ツメを左右、手前に傾けることが可能」「座って操作する」「重たいものを安定して運べる」のが特徴。
・ディーゼルエンジンで動き、故障が少なく大きな力を出すことができる「エンジン式フォークリフト」。

リーチリフト
・「ツメを前後に動かすことができる」「立って操作する」「狭い場所でも小回りが効く」のが特徴。
・バッテリーに電気をためてモーターを動かし、排気ガスがなく音が静かな「バッテリー式フォークリフト」。

2.フォークリフトに関する免許は2種類ある

・積載量1トン未満のフォークリフトで作業できる「フォークリフト運転特別教育修了証」と、積載量1トン以上のフォークリフトで作業できる「フォークリフト運転技能講習修了証」の2つの免許がある。
・労働安全衛生法によって定められている。
・免許を取得すると修了証としてカードが渡される。
・修了証のカード発行によって、対応する主要なフォークリフトはすべて運転できるようになる。

公道を運転するには特殊免許が必要

・フォークリフトで公道を運転する場合には、修了証に加えて特殊免許が必要。
・国土交通省や市区町村へ登録をおこない、ナンバープレートの交付を受けなければならない。
・最高速度が15km/h以下のフォークリフトを運転する際は「小型特殊免許」、それ以上のサイズを運転する際は「大型特殊免許」が必要。

無資格でフォークリフトを運転した際の罰則

・無資格でフォークリフトを運転してしまった場合は、労働安全衛生法第61条に基づき罰金刑が課される。
・刑罰は「6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金」。
・「実際に無資格で運転した人」「監督不行き届きだった管理会社」「管理会社の代表者」が連帯して罰金刑に問われる。

3.フォークリフト免許取得の条件や流れ

フォークリフト運転特別教育修了証
・受講資格は18歳以上
・各事業所で実施される
・講習を受けて修了すれば取得可能

フォークリフト運転技能講習修了証
・労働安全衛生法管轄の国家資格
・年齢制限はないが、運転が認められるのは18歳以上
・都道府県労働局長登録教習機関で実施
・学科試験及び実技試験に合格後、修了証が交付
・各都道府県の登録機関は厚生労働省のホームページに記載されている

フォークリフト免許取得にかかる講習時間と費用

フォークリフト運転特別教育修了証
・必要な講習時間は12時間(平均日数 2日)、取得にかかる費用平均は約15,000円。

フォークリフト運転技能講習修了証
大型特殊免許保持者及び最大荷重1t未満フォークリフト3ヶ月以上経験者であれば、講習時間11時間(平均日数 2日)、費用は平均約15,000円。
・最大荷重1t未満フォークリフト3ヶ月以上経験者であれば、講習時間15時間(平均日数2〜3日)、費用は平均約25,000円。
・普通免許保持者であれば、講習時間31時間(平均日数5日)、費用は平均約40,000円。
・全ての免許がなく、現場経験もない方であれば、講習時間35時間(平均日数5日)、平均は約50,000円。

フォークリフトの免許取得は費用補助がある

・「教育訓練給付制度」に該当すれば、一部費用が補助される。
・在職者の方は、雇用保険の被保険者として雇用されていた期間が3年以上あること。
・離職中の方は離職の翌日から受講開始日までが1年以内であり、かつ雇用されていた期間が3年以上であること。
・条件を満たす雇用保険の一般被保険者(在職者)または一般被保険者であった方(離職者)が厚生労働大臣の指定する教育訓練を受講し修了した場合、本人が教育訓練施設に支払った教育訓練経費の20%に相当する額(上限10万円)がハローワーク(公共職業安定所)から支給される。

フォークリフト免許の学科試験の難易度

・過去の合格率は90%を超えている。
・合格基準は、各科目の得点が配点の40%以上であり全科目の得点を60%以上取得できていること。
・試験の方式はマークシートであり、問題文の4つの選択肢から正しいものを選ぶ。

フォークリフト免許の実技試験の内容とコツ

・フォークリフト免許の実技試験内容は、「点検」「乗車」「発進」「周回走行」に分けられる。
・最大の評価ポイントは、安全に荷物を運べるかどうか。
・実技試験は、100点満点からの減点方式(70点以上で合格)。
・「シートベルトのし忘れ」「バレットへのフォークの差し込み不足」「フォークの先で荷物をついてしまう」等は即失格なので注意。

4.フォークリフト免許の更新時期は?

・フォークリフトの免許は普通自動車免許とは違い、一度取得をすれば更新は必要ない。
・ただし、氏名が変わった場合は、免許の書き換え手続きが必要。

フォークリフト免許の再発行

・フォークリフト免許の原本や修了証を紛失した場合は再発行の手続きが必要。
・再発行手続きは平成26年4月23日から、厚生労働省労働基準局の指導により、技能講習修了証明書発行事務局にておこなう。

フォークリフト免許を取得すべき8つの業種

・下記のような業種は積極的に取得を目指すことで、仕事の可能性が広がる。
①鉄骨/鉄工業
②木材業
③食品業
④解体業
⑤土木/建築業
⑥水道管工事 関係業
⑦電気/電話工事 関係業
⑧産業廃棄物 関係業

いかがでしたでしょうか?
フォークリフトの免許は必要とする目的や条件に応じて取得する必要があります。仕事場でフォークリフトを使う機会がある方は、免許取得を検討してみてはいかがでしょうか。
もっと細かく知りたくなった方は記事をチェック!


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