見出し画像

冷凍車の仕組みや温度管理システム、注意点などを解説します!

冷凍車の仕組みや温度管理システム、注意点など解説します。

ダイジェストをまとめてますので、サクッと知りたい人は読んでみてください!(この記事にかいてあること↓)
・冷凍車の仕組みがわかる
・冷凍車の冷凍車の温度管理システムがわかる
・冷凍車の注意点がわかる

詳しく知りたい人はこの記事をチェック♪

新古車の購入はこちらから↓

中古車の購入はこちらから↓

1.冷凍車とは?

・冷凍車は、トラックの荷室に冷凍機が装備されているトラックのこと。
・主に食品を運搬する際に用いられ、食材を扱うスーパーやコンビニ、飲食店などに生鮮食品やアイスクリームなどの冷凍菓子を運んでいる。
・冷凍車と保冷車の違いは、冷却機能がついているかどうか。

冷凍車の冷凍方式は3種類

機械式
・機械式冷凍車は、一般的なエアコンと同じくエンジンの動力で車体下部のコンプレッサー(圧縮機)で冷媒を圧縮して高温・高圧にしたガスを作る。
・コンデンサーから出た高圧の冷媒液を蒸発しやすい状態に減圧し、荷台庫内のエバポレーター(蒸発器)で冷媒液を気化させ庫内の室温を下げる仕組みとなっている。冷凍車のなかでは、もっとも広く用いられているタイプ。

液体窒素式
・液体窒素式冷凍車は、液体窒素を用いて荷室を冷やすタイプの冷凍車。
・液体窒素を用いることで、時間をかけずに一気にマイナス40度まで荷室の温度を下げることができ、短間で一気に冷やすことができる。
・ほかの冷却方式と比べるともっとも冷却効果が高いため、鮮度を高く保つ必要のある魚介類や肉類を運搬する際によく用いられている。

蓄冷式
・蓄冷式冷凍車は、荷室に凍結させておいた冷却板を入れることによって室温を下げるタイプの冷凍車で、3種類の冷凍車のなか、もっともアナログな仕組みで経済的な冷凍車である。
・車体のエンジンのON/OFFに関わらず荷室を冷やすことができるが、機械式冷凍車のように一定の室温を保つことが難しい。
・蓄冷式冷凍車は、青果やお弁当など短距離で輸送する際に適している。

2.冷凍車の温度管理システムとは?

①送風ファン方式
・送風ファン方式は、低温室の冷気をファンによって送風し冷却する。

②2エバポレーター方式
・2エバポレーター方式は、前室と後室を別のエバポレーターで制御していて、別々に温度管理することが可能。

2エバポレーター方式(2系統独立システム)
・2エバポレーター方式(2系統独立システム)は、前室と後室をコンプレッサーやコンデンサ、エバポレーターによって制御している。
・2エバポレーター方式よりも高度な温度管理が可能。

3.冷凍車を使用する際の注意点は5つ

冷凍車を使用する際にはいくつかの注意点があるので、注意すべき5つの項目について紹介。

①予冷をする
・冷凍車は積荷の品質を保つために、事前に荷室をを十分に冷やしてから荷物を積み込む必要がある。
・特に機械式冷凍車は通常よりも予冷に時間がかかるため、荷物を入れてから冷やし始めると、荷物が傷んでしまう可能性が高くなる。
・予冷はスタンバイ機能といい、エンジンの動力を利用したものと外部電源を利用して冷凍機を動かすものもある。

②正しく荷物を積み込む
・荷室の温度が下がっていたとしても、荷物の積み込み方を間違えるとしっかりと冷やせなくなるため、全体に冷気が回るように荷室の前面、天井、側面、床面、後扉に隙間を開けながら荷物を積み込みましょう。
・冷気の吹き出し口付近は冷気によって荷物が傷んでしまう恐れがあるため、カバーなどをして直風を避ける必要がある。

③積み下ろしは素早くおこなう
・扉を開けば冷気が外に出てしまい、荷室の温度が上がるため、積み下ろしは素早くおこなう。
・カーテンはつけることをおすすめ!外気の侵入や冷気の流出を防ぐことができる。

④液体窒素を使用している場合は適度に換気する
・液体窒素で荷室を冷やしている場合は、適度に換気をする。換気をおこなわずガスが充満した荷室に入って作業をしていると、酸欠になる可能性がある。実際に酸欠になってしまった事故も発生している。
・このような事故を防ぐためにも、液体窒素式冷凍車を使用している場合には定期的に換気をおこなう。

⑤日常的に点検する
・日冷凍車は主に食品の輸送に使用するため、荷台部分の清掃が必要な車両で、特に油分や塩分を多く含んでいるものを運搬した際には、十分に清掃をして、換気を心がけましょう。
・定期的にドレインホースの水洗いと破損確認をおこないましょう。ドレインホースが破損していると、破損部分から冷気が逃げ、また損傷がある場合は、早めに交換をする。

いかがでしたでしょうか?
冷凍車は、冷凍方式には機械式・液体窒素式・蓄冷式の3種類があり、使用する際には予冷をおこなったり、正しく荷物を積み込んだり、日常的に点検をするようにしましょう!

もっと細かく知りたくなった方は記事をチェック♪

新古車の購入はこちらから↓

中古車の購入はこちらから↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?