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League of Legendsプレイヤーに向けたエターナルリターンの紹介記事

※こちらの記事はLeague of Legendsの記事ではなく、League of Legendsをプレイしたことがある人向けのエターナルリターンについての記事です。
League of Legendsの記事を読みたい方は向けではありません。

はじめに

皆さん、League of Legendsというゲームをご存知でしょうか?

MOBAと呼ばれるジャンルの代表的ゲーム

こちらのLeague of Legends(以下LoL)ですが、2023年の終わり頃から日本で流行り始めています。

流行しているのは、おそらく配信者界隈でのブームが理由でしょう。
多くの配信者がLoLを始め、他の配信者や視聴者が興味を持ってプレイをする。そのような流れが出来ています。

LoLは元々必要とする知識量が多く、未プレイの人が配信を見ても何をしているのかわからなかったのですが、配信者が初心者の配信にLoLを教える配信や、その配信を見やすくまとめた動画などが増えてきたこともあり、初心者がLoLについて学びやすい環境が出来てきています。

ストリーマーのk4senさんによる初心者向けLoL講座

今アツいゲーム、LoL!!




を、プレイしているそこの貴方。




エターナルリターンというゲームをご存知でしょうか?

本記事ではLoLプレイヤー向けに、エターナルリターンの紹介をさせていただこうと思います。


お前は誰?

元々LoLをシーズン7から2023年の半ば頃までプレイしていた者です。
ランクマはあまりせず、身内の5人プリメイドでノーマルやARAMなどを楽しんでいました。

ファイター、アサシンを中心に結構やってました

しかし2023年7月、エターナルリターン(以下エタリタ)の正式リリース直前から友達に誘われてプレイしたところ、ガッツリハマってしまいました。

エタリタを7か月間くらいで1300時間以上起動している

それ以降はほとんどLoLをプレイしていません。引退したと言ってもいいでしょう。

現在のLoLブームで周囲が盛り上がっているにも関わらず、6年以上プレイしていたLoLを投げ捨ててエタリタにハマっている奴だと思ってください。

注意点

あくまでエタリタをオススメする記事なので、
「俺は今LoLが最高に楽しいんだ。他のゲームなんてやらねえぜ!」
という人は読んでも得られるものは少ないかと思います。

またLoLの専門用語を使用するので、エタリタに興味はあるけどLoLは知らないという人にはわからない表現があるかと思います。ご了承ください。
(エタリタに興味があるなら今すぐやってみよう!)


エタリタとは?

エターナルリターンは2023年7月から正式リリースが始まったゲームです。
もっと前からなかった?と感じた人はいるかもしれませんが、これは正式前のプレリリース期間が3年弱くらいあったせいです。

正式リリース前と後では変わっている点も多いのですが、総合的に見ると正式リリース前よりも遊びやすくなっています
なので正式リリース前にプレイしてやめたという人にも、ぜひもう1度プレイしていただけると嬉しいです。

世界観説明

世間から離れた島、ルミア島では研究組織 『アグライア』が人間を対象に新人類を創り出すための秘密実験を行っています。

プレイヤーはその秘密実験の対象である「実験体」を操作してプレイします。実験体はLoLでいうチャンピオンです。

実験体の一部。執筆時点で使用キャラは全71人。

実験体はルミア島にて行われている秘密実験に参加し、実験体同士でサバイバルを行って、最後の生存者となることを目指します。なかなかアレな世界観です。
キャラクターに関するストーリー要素の追加も予定されており、筆者も楽しみにしています。

ゲームのざっくり解説

エタリタはMOBA、バトルロイヤル、サバイバルが合わさった新しいタイプのゲームです。

エタリタのゲーム画面。ところどころLoLに似ている。

まずエタリタとLoLで大きく違う点は、3人1チームであること。
そして2チームの対戦ではなく8チームによるバトルロイヤルだということです。

ゲームのロード画面。3人組が8チームなので計24人。多いね?

3人チームでバトルロイヤルをするので「MOBA操作でやるApex Legends」という表現が適切かもしれません。

バトルロイヤルなので、ゲームの最終目標は最後の1チームまで生き残ることです。

チームが全滅。この時点で脱落となりゲームは終了する。

詳しく書くとまだまだ文量は伸びますが、エタリタの詳細は書きたいこととは異なるので省略します。

ゲームの詳細はこちらの公式初心者向けガイド動画でざっくり説明してくれます(半年前の動画なので情報が少し古いですが、概ね合ってます)


【本題】LoLと何が違うのか?

本記事で1番伝えたいのはここです。

LoLとエタリタは基本操作こそ類似しているものの、ゲーム性が違うので当然異なる点がたくさん存在しています
そのため、LoLのシステムよりもエタリタのシステムが肌に合っているLoLプレイヤーの方もいると思います(もちろん逆も然りです)。

それらを順番に紹介していきます。

その1:1人の時間が短い

エタリタではまず初めに装備を作成する必要があります。

キャラアイコン左にある赤枠で囲ってある場所が装備

エタリタの装備は武器、服、頭、腕、脚と部位ごとに分かれており、この5つの部位の装備を、全部紫色の装備にするのが最初の目標です。
この装備製作の時間がLoLでいうレーン戦だと思ってもらえば大丈夫です。

装備は島に落ちている材料アイテムを拾い集めながら作っていきます。
そしてこの装備製作の時間なのですが……。

最終的にゲーム開始から2分ほどになります。

ちなみにこの時間、2024年12月15日から始まるシーズン3では更に短くなると予告されています。
エタリタのクラフト要素は風前の灯火です。

それに対し、LoLのレーン戦はガンクやロームといった介入があるとはいえ、タワーを壊さない限りはタワープレートが維持される時間(ゲーム開始から14分)までは続きます

この14分のうちの開始3分で対面に格付けされ、それ以降10分近くをタワー下で土下座していた経験はありませんか?私はあります。

もちろん迂闊な動きでデスした自分が悪いんじゃないか?と思うかもしれませんし私もそう思いますが、序盤に敵のエリスから2回タワーダイブを決められてこの状況になったりした時は流石に思うところがあります。

俺コイツ許せねえよ……

エタリタだとこのように「序盤に失敗した結果、以降10分近くを大人しく過ごさないといけない」という状況は滅多に発生しません。

なのでレーン戦があまり好きではなく、さっさと集団戦をしたいという人にはエタリタのシステムは向いていると思います。
反面、レーン戦や1vs1が好きな人には合わないかもしれないですね。

装備が完成したら基本的には仲間と合流。
以降の戦闘は3vs3の集団戦になります。


その2:試合時間が短い

エタリタのゲームプレイ時間は長くなっても30分を超えることはありません。

エタリタはバトルロイヤルのため、時間経過と共に禁止区域が指定されていきます。
禁止区域は名前の通り立ち入ってはいけない場所で、その場所に留まっていると死亡します。

禁止区域では頭上のタイマーが減っていき、0になると即死。

つまりどれだけ長引いても最終的には全ての場所が禁止区域になるので、いずれタイムアップが来るのです。

LoLの場合だと、「明日早いけどあと1試合だけやろう」と始めた試合が50分ゲームだったなんてことは結構あります。しかも勝てた試合なら良いですが負けた試合だと大変気分が悪いです。あったまって快眠なんかできません。

エタリタはこの禁止区域システムにより、MOBA系ゲームの中ではプレイ時間が短い傾向にあります。終了時間に目安があるので時間がない人でも手を出しやすいです。

時間がない人はMOBAやらないって?正論は時に人を傷つけます。


その3:0か100で終わらないランクシステム

エタリタはバトルロイヤルなので、ランクマッチによるRP(ランクポイント)増減システムがLoLと異なります。
具体的には以下となります。

  • 他のチームよりも長く生きるとRP獲得

  • キルを獲得するとRP獲得

最終順位が高いほど、キルによって得られるRPも増加する。

LoLのランクシステムは、例え15分降参で終わったとしても、50分ゲームの接戦の末決着がついたとしても、勝てばRPはプラスですし負ければRPはマイナスです。

それに対してエタリタのランクシステムは、最初にRPがマイナスから始まり、ゲームの細かい結果によりRPが加算されていく方式になっています(Apexのシステムと同じような感じ)。

ゲーム開始直後の画面。
右上に現在の獲得RP量(-38RP)が表示されている。
同一ゲームで最終チームを倒した瞬間。
チーム合計10キルの順位1位で+69RPまで盛れた。

そのため「最終順位は低かったけどキルをたくさん取ったからRPはプラス」だったり、「キルは全然取れなかったけど最終順位が高かったからRPはプラス」といったことが起こります

ここも好みが別れるところだと思いますが、私はこの0か100で終わらないランクシステムと、ゲーム中に右上のマイナスが減っていきプラスに変わるシステムを楽しく感じています。

dak.gg(LoLでいうOP.GG)で確認できる対戦履歴。
2位だったのにキルのおかげで+189RP!

上手くいった試合で3桁RPとか貰えると脳汁がヤバいです。


その4:最悪の試合展開だとすぐにゲームが終わる

開始5分で全てのレーンがキルを取られ、JGがレーンを助けようとした結果レーナーと合わせてダブルキルを取られてしまった。
そこで誰かが一言、「15ff gg」とチャット。サモリフの日常ですね。

LoLでは序盤で「あぁこりゃ無理だな……」と思う試合展開になることはよくあることです。
ここで折れずに終盤への逆転を狙い耐えられるプレイヤーが上達していくのですが、後の逆転のために耐える時間はかなり辛く、折れてしまうプレイヤーも多いです。
ですがLoLの降参投票ができるのは15分以降です。8分くらいでもう諦めムードで次に行きたいのに「あと7分もこの時間を過ごさないといけないの……?」という気持ちになったことがある方もいるのではないでしょうか。

ではエタリタではこういったことは起きるのでしょうか?

先ほど説明したランクシステムから考えると「最初に脱落したチームになった上にキルも全然取れなかった」が最悪の試合に該当するかと思います。

序盤で全滅してチームキル3の8位。
-31RPでかなり具合が悪い。

ではこの試合は何分で終わっているのでしょうか?

えっ!?ゲーム時間4分24秒!?
物によってはカップ麵すら作れないじゃん!!!

このように序盤で全滅してしまった場合、すぐにゲームが終わるので次の試合が早いです。

単純なゲーム時間だけでなく「あーもうこのゲームはダメだ、早く次に行こうぜ」となる時間が少ないのもエタリタの良いところです。
まぁゲーム回転率が良すぎてRPが高速で溶ける時もありますが

その5:マッチング時間が短い

ここまで読んでくださったLoLプレイヤーの方々の中には、このように思う方がいらっしゃるのではないでしょうか。

「いや、プレイ時間が短いからって、マッチング時間が長かったら意味ないよね?」
「エタリタはLoLよりプレイヤー数少ない上に24人マッチングなんだから、マッチング時間かかるんじゃないの?」

実は、エタリタのマッチングは早いです。
理由は1つ、日本サーバーが存在しないことです。

エタリタには日本鯖はなく、私たち日本人プレイヤーはアジア鯖でプレイします。

エタリタの鯖一覧

そのため、エタリタが最も盛んな韓国のプレイヤーや、単純に人口が多い中国のプレイヤーと一緒にプレイすることになるのでマッチングは早いです。
具体的には一般対戦(LoLでいうノーマル)はゴールデンタイムだと1分前後ランクマッチは高レート帯でも3~5分くらいにはマッチングします。

その分日本語が通じないことが多く、チャットでのコミュニケーションをすることが難しいですが、エタリタはMOBAの割に民度が高く、暴言は滅多に飛んできません(ハングルで何か言われてると思って訳したら「今日の晩ご飯はカレーだったよ」みたいな雑談をしていた、なんてこともあります)。

また、仮にやばいプレイヤーと当たっても、全滅したらそこでサヨナラなのでダメージは少ないです。

味方と言葉が通じなくても、コミュニケーション用のピンや汎用性の高いエモートがゲーム内に存在しているため、コミュニケーションで困ることは基本的にありません。

LoLでも見たことある感じのピン達
これはエタリタ特有のピン達

特にエタリタのエモートは便利なだけでなくデフォルメされたキャラクターたちの可愛いエモートが多く存在しています。

エモート設定画面。これもLoLと似てる。


その6:OTPがしやすい

エタリタのランクマッチにはBANが存在しません。
また、他チームのプレイヤーとピックが重複しても問題なく使用可能です(4人以上が同じ実験体をピックしている場合警告が出ますが、警告が出るだけなので無視できます)。

これはつまり、OTP(One-Trick Pony, 同じキャラクターばかり使うこと)をLoLよりもしやすいです。

エタリタでは同じチームで実験体が被っていない限りは全ての実験体を使用可能なので、OTPが使用キャラクターを使えなくなるという状況が滅多に怒りません。

また、OTPしやすいもう1つの理由として、8チームによるバトルロイヤルなので味方にOTPがいることによる明確な不利対面が発生しないことが挙げられます。
LoLでは味方のOTPが先出ししたヤスオがガレンを後出しされて全自動土下座マシンになることがありますが、エタリタの場合は「あのチームには不利だから会っても戦わないようにしよう」といったように不利対面のケアをすることができます。これもOTPをしやすい理由の1つですね。

これはOTPの人に限らず、初心者の方が使用キャラクターを絞っている期間に、そのキャラクターが使えないという状況が起きにくいというメリットもあります。

その7:キャラクターの絵柄が違う

LoLとエタリタはキャラクターの絵柄がかなり違います。

今めっちゃ強いらしいミス・フォーチュン

LoLの絵柄はご存知の通り海外ゲームでよく見かける画風をしています。
私はLoLだと特にクリーチャー系のチャンピオンが好きです。

へカリムとか超Coolだよね

ではエタリタの絵柄はどうでしょうか。

チュートリアルで使用可能な実験体エヴァ

日本人にはすごく馴染みのあるソシャゲ風の絵柄をしています。
ここも人によって好みは変わると思いますが、エタリタの絵柄の方が好きという人はいるのではないでしょうか?

男性実験体の中でも人気の高いルク

こういうゲームだと珍しくありませんが、美男美女揃いなのも良いところですね。

更にエタリタのキャラクターの詳細画面では、実験体の3Dモデルがボイス付きで動きます。

人気キャラクターの1人、マジシャンのエマ

実際のゲーム内での3Dモデルも完成度が高いので、デザイン面ではかなり満足できます。

インゲームで最大までスクロールすると正面寄りの視点から見ることができる。

他にも公式サイトで「ファンキット」としてキャラクターのコンセプトアート等を公開しています。クリエイターの方は助かるのではないでしょうか。私もこの記事を作る際に活用しました。

エマのコンセプトアート。
横面、背面に加えてトランプのデザインも。

またLoLと同様にキャラクターのスキンも存在しています。

天才画家のティア。
デフォルト以外に3つのスキンを持つ(画面左側)。

スキンには3種類の等級があり、これもLoLのスキンと同様です。

  • 高級スキン:キャラクターの見た目が変わるスキン。

  • レアスキン:キャラクターの見た目とエフェクトが変わる。

  • 英雄スキン:LoLでいうレジェンダリースキン。見た目、ボイス、キャラクター詳細画面のモーション、勝利演出が変わる。

ただし世界観の都合上クリーチャー系のキャラクターはおらず人間ばかりです。私はクリーチャー系のキャラクターが好きなので、その点ではエタリタよりもLoLの方が好きです。

ニダリーみたいな感じで猫に変身するキャラクターだったり、ナーのようにゲージで変身するキャラクターはいますが、非人間と言えるキャラクターはそのくらいです。

ネコ少女のイレム。
LoLの猫とは違い誰かに
寄生くっついたりはしない。
悪霊に取り憑かれた女子大生のイアン。
敵を攻撃してゲージを貯めることで変身する。


要約

ここまで紹介したLoLとエタリタの違いで、筆者が特に伝えたい点は、

  • プレイ時間が総合的に短くなる傾向にある

  • 勝敗が0か100で決まらない

この2点となります。

LoLは競技性が高く、強くなったり勝利するためにはストイックに頑張らなければいけない点が多いです。しかしその分強くなった時の嬉しさにはたまらないものがあります

逆にエタリタはバトルロイヤルなので、巡り合わせや時の運による振れ幅があるためLoLより競技性は低いです。ただし、その振れ幅の存在や平均プレイ時間の短さによって、友達とワイワイ騒ぎながら気楽に遊びやすいという側面があります。
※勿論エタリタにも上達し強くなる喜びはあります。プロの大会もあるし。

ここまでの紹介を受けて、エタリタのゲーム性に興味を持った方は是非1度プレイしてみてください。

今が始め時のエタリタ

ちなみに2024年2月15日からはシーズン3が開始し、環境が大きく変化します。

シーズン3コンセプトアート。
実験体が他キャラクターのコスプレをしているスキンシリーズが登場。

また同年2月22日からは新規プレイヤー向けのイベントも始まります。

2月21日までに上記のページで新規登録をしておくと、実験体1人とそのスキン、実験体を購入するためのゲーム内マネーやエモートなどが貰えます。

事前登録で貰えるダイリンは、シンプルになったリヴェンが
ワーウィックRを持ったみたいなキャラです。

また事前登録していなくても、同日からログインボーナスが始まるので今は本当に始め時です。

いろいろ貰えてお得です。

エタリタはSteamから無料でダウンロードが可能なので、気になる方はぜひ始めてみてください。


初心者向けお役立ち情報

エタリタは結構頻繫にクーポンコードというものを配ってくれます。
このコードをゲーム内から入力することで、A-Coin(LoLのブルーエッセンス)やスキンボックスなどが貰えます。
始めたての実験体が不足している頃は、このクーポンコードでA-Coinを貰えば購入できる実験体の数が1人分くらい増えたりするので活用しましょう。
クーポン入力方法もリンク先に記載してあります。


おわりに

エターナルリターン、楽しいゲームなのですが流行しているとは言えない現状のゲームです。

しかし流行するだけのポテンシャルを秘めているゲームだと筆者は考えています。

この記事を読んで気になった方はぜひ1度プレイしてみて下さい。

みんなもやろう!エターナルリターン!!

質問等はコメントまで。


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