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【未通過×】カタシロ我流キーパリング②

 この記事はディズム様作成、CoC7版シナリオ「カタシロ」についての駄弁です。未通過の方はブラウザバックお願いします。

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2.テセウスの船

 うん、色々難しい話ですよね。まずは、他の例え話を提示。
 ※Wikipedia見れば事足りそう。なるべく記述のないものを説明。

■例え話

・私達の体
 爪や髪は伸びるし、皮膚も新しくなる。見た目が変わっても、私達はなぜ私達なのだろうか?

・川の流れ(主題からは逸れている気もする)
 ギリシアの哲学者ヘラクレイトスは「人は同じ川に二度入ることはできない」と言っている。また、川に限らず、全ての事物は変化すると説いている。
 日本では、鴨長明『方丈記』には「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」とあり、仏教の「無常観」を表している。
 では、これを船に置き換えるとどうだろうか?

・スワンプマン
 PLから提供。導入の「雷に打たれた」から思い出したとのこと。

・WANDS / ジェフユナイテッド千葉
 メンバーが全員入れ替わった?(要出典)


・脳移植

 パワプロクンポケット13(雨崎千羽矢ルート)より。

画像1

クソ雑絵ですまない

 Aの身体・Aの脳に少しずつBの脳を移植していく。この際、移植に伴う拒絶反応はないとする。これが全て置き換わったとき、この人間は果たして誰なのだろうか?
 前述のスワンプマンと異なるのは、継続性にある。泥の男は一瞬にして出来上がるが、脳の移植を行われた人間は段々と形成されていく。仮にBになる場合、この人間はどこまでがAでどこまでがBなのか?それとも、AでもBでもある存在なのか?(量子論みたいだが門外漢なので触れない)
 ※本シナリオの背景に一番近い例えなので、出す際は注意。

・言語学的アプローチ(ソシュール)
 ソシュールは言葉をシーニュ(記号)として、シーニュをシニフィアン・シニフィエという2要素に分解した。
 シニフィアンとは、音声や文字のことである。「ダイス」という文字や、\ダイス/という音声である。
 シニフィエとは、シニフィアンから導かれるイメージである。おそらく、「ダイス」という文言を見た方は、下図のようなものを思い浮かべるだろう。面数は10面、20面かも知れないが。

画像2

 この例えをもとに、「テセウスの船」というシニフィアンに対し、置き換わった船もシニフィエであるならば、同じ船ではないのだろうか。
「周りの人がその船をテセウスの船と呼ぶのなら、その船はテセウスの船だ。」という言説もこれに関連付けられる。

■質問の仕方

①(船の内面/外面に求める)アイデンティティ
 内面:旅した記憶(医者の発言)
 外面:他人がどう思うか
 →人間についても問う。
目的:アイデンティティを自身 / 他人のどちらに依存するか。

②記憶をなくしている患者自身が、自分をどう認識しているか質問。
 荷物の中に免許証・学生証がある(既に見ている)場合、それを引き合いに出し、「君はこういう人として認識されているようだが、記憶のない状態ではどれほど実感できるのかな?」とか訊く。
目的:実体験から、自分自身について考えてもらう。

……基本ここら辺はアドリブで喋ってるな。次回は臓器くじ。

追伸:QKの河村さんがカタシロやるみたいですね。普段一切配信観ないけど、こればっかしは見よう。

・参考図書
田中正人『哲学用語図鑑』, 2015, プレジデント社

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