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すべては「信」

野口芳宏先生は,教育が成立する条件として,「信」「敬」「慕」を挙げられています。特に大切である「信」について,こう説明されています。「信」
 教育は信じ合う間柄においてのみ成立する。不信感を持つ人の言葉に耳を傾ける者はあるまい。教育はまず信用され、信頼される相互関係から出発するのである。教育の成立の第一条件は実にこの「信」の有無にある。
 人と人の交わりの根幹は「信」であると福沢諭吉は強く訴えている。私たち教師は子どもをまず信じるところからスタートしなければならない。
 「必ずよい子になる・よい子にさせる」と信ずればこそ、日々の実践に力が入り、希望につながり、楽しみが生まれてくるのである。
 伸びていく子どもの姿を目のあたりした親は教師を信頼する。このようになれば、教師は自分の実践の手応えを感じ、日々生活できる。これに勝る教師としての喜びはあるまい。
 まずは、ひたむきに子どもを信じ、子どもの成長を確信して事に当たるべく努めることが出発である。                     つまり,生徒との信頼関係ができていれば,教育はうまくいくということです。もっと言えば,教師の授業が多少下手でも,多少失敗しても,多少話が下手でも,多少運動が苦手でも,生徒はついてきてくれるのです。(全然ダメでは,教師として失格ですから,多少です)             そうであれば,教師は生徒との信頼関係づくりに力を注ぐ必要があるのです。それを意識している教師はどれぐらいいるのでしょうか。       授業の開始と終わりの時刻を守る。                   〇言ったたことは必ず実行する。                   〇生徒のためにすぐに動く。                      〇生徒の変化にすぐに気づき,声をかける。              〇ゴミをすぐに拾う。                        〇生徒と一緒に遊ぶ。                        生徒は教師の日々の姿をしっかりと見ているものです。