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それは本当に「当たり前」?

6月になりました。

5月は、気持ちや体調を崩していた方も少なくなかったようです。

少し体調を崩したりすると、それまで心身が健康な状態であったことに大きな感謝の気持ちが湧いてきます。
体調を崩すに至った不摂生を反省したりもします。

なのに、また健康になると、またすっかりそれを忘れてしまう。
人間って勝手なものです。

生まれた時から、私たちが眠っている間も、臓器という臓器は一時も休まずに活動し、細胞は生まれ変わり続けている。
そんな奇跡的なことすらも、私たちはいつしか「当たり前」と思ってしまいます。

身体のことだけではありません。

「毎日会社に出勤している」
「毎日ごはんを作ってる」
「自分と家族が生きていくためのお金を稼いで毎年年を越している」
それだけで十分すごいことです。

実際には、日々、いろいろな困難を乗り越えたり、新しいチャレンジもしていらっしゃると思います。
様々なストレスのかかる状況の中で、仕事や家事をしていらっしゃる。

もはやそれは普通ではないのに、これを「当たり前」と思うから、何か少しできないことがあると、自分を責めてしまいます。

成長意欲のある方は、「やって当たり前」「努力して当たり前」という信念をお持ちのことが多いですが、
これが何かの拍子に、ネガティブなサイクルに入ると、自分を攻撃し始めます。

そんな時は、一度立ち止まってみましょう。
「それって本当に当たり前?」

そして、日頃頑張っている自分をもっと認めてあげましょう。
それだけで、少し楽になるはずです。
さらに言えば、そうやって自分に寛容でいることは、人に寛容になることに直結します。

今日は、お風呂にゆっくり浸かって、日頃頑張ってくれている自分の頭や体をてっぺんから指先まで「ありがとう。頑張ったね、私たち」と伝えてみてあげてください。
今日1日生きた。それだけで十分成し遂げているのですから。

では、今日もよい一日を!

◆今日の写真は、5月の満月「フラワームーン」を撮ってみました。満月が見れるのも、当たり前ではないかもしれないですね。

この記事は、2024年5月29日配信のここみち便りをリライトしたものです。
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