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【ポケカ】CL新潟Day2進出 シティ準優勝 アルセウスケッキング

みなさんこんにちは。キラです。
今回は、CL新潟に持ち込んだデッキについて記事にしました。60枚同じレシピでとぽちゃん(@fiamaho15 )がDay1を7-2で通過しており、ポテンシャルはかなり高いデッキになっていると思います。
  スノーハザード、クレイバースト(以下SV2)の発売後の環境については、他の有料記事の無料部分に書いてあると思うので、そちらを見てください。

アルセウスケッキングについて


 アルセウスケッキングは、アルセウスVstarの特性「スターバース」と技「トリニティノヴァ」による序盤の盤面形成能力の高さを生かしたデッキになります。また、ケッキングと組み合わせることで、アルセウスに足りない火力を補いつつ、アルセウス系統のデッキに採用されるチェレンの気配りや、ダブルターボ、頂への雪道を共有することができます。
  しかし、ケッキングはゴミみたいな特性「なまけぐせ」のせいでサイドが偶数の時は技が使えません。雪道を置ければ解決しますが、雪道のみに頼るのは流石に弱すぎます。しかし、SV2で画期的なカードが登場します。

顔がブスらしい

  特性「しっこくのわざわい」で種のVポケモンの特性が無くなることで、ケッキングのゴミみたいな特性が無くなり、常に技を使うことができます。ついでに、ゲノセクトVやネオラントV、アヤシシVの特性も無くなり、アルセウスで対面していると面倒な対面に楽に戦えるようになりました。

このデッキの長所、短所

アルセウスケッキングの良い点悪い点を下記にまとめました。


・良い点
プレイ難易度が低く、扱いやすい。
手札干渉が多く、楽に勝てる試合が多い。
チェレンを複数回使うことができ、耐久力が高い
・悪い点
初手にアルセウスが置けないとデッキのパワーが弱くなる
序盤の雪道に弱い
ポケモンがブスばっかり

・良い点について
  このデッキは、アルセウスにエネルギーを貼り雪道+手札干渉しながら要所でチェレンを使えば、どんなデッキにもそこそこ戦えます。相方のケッキングも種ポケモンなのでネストボールでベンチに出して「トリニティノヴァ」でエネルギーを付ければ良いだけなので考えることが少なく、練度があまり無くても戦えます。
  CLでDay2まで行ったとぽちゃんも交流会で若干触ったくらいでDay2までいけているのでポテンシャルも高いです。
  また、雪道+手札干渉とチェレンは基本どのデッキにも通じる動きであり、雪道+手札干渉とチェレンのどちらもキツくないデッキはなかなかありません。今後も両方キツくないデッキは出てこないと思うので将来性もあると思います。

・弱い点について
 
アルセウス系統のデッキ全般に言えることですが、1ターン目にアルセウスを置けなかったり、2ターン目にアルセウスVstarになれないとデッキのパワーがかなり落ちます。正直デッキじゃないです。ある程度構築でアルセウスに触れるカードは増やしてますが、限界はあるので自分の肩を信じましょう。正直アルセウス置けない日は他のデッキ使ってもダメな日な気はしますので割り切りです。
  また雪道を貼るデッキなのでスタジアムで雪道を割れないです。その為先攻の雪道がかなりきついです。ビーダルとナンジャモである程度札が揃いますが、限界はあります。死ぬ気でジャンケン勝ちましょう。
  最後に致命的な欠点はこのデッキのポケモンがブスしかいない点です。アルセウスを除けばブスばっかです。


アルセウス+ブス=アルセブス

デッキリスト

初期案(たみポケチーム戦6-1)


相手の雪道ケアできてないです

採用カードについて

・アルセウス 4-4
  メインアタッカーその1
  このデッキはそもそも1ターン目にアルセウスにエネルギーを付けて2ターン目に進化、「スターバース」で必要札を揃えて「トリニティノヴァ」でエネルギーを付けるところから始まります。この動きができなければ、このデッキを使う必要が無いため最大枚数である4枚ずつ採用している。アルセウスを最大枚数採用しないで「アルセウス引けなくて負けた」はただの言い訳なのでちゃんと4-4採用しましょう。
  あと、他のアルセウス系統のデッキと違ってアルセウスだけで戦うこともあり、相方のケッキングは自分のサイドが偶数だと技が使えないゴミみたいな特性がある為、雪道やミカルゲがいないと、ケッキングにエネルギーが4枚ついてても仕方なくアルセウスで殴る状況もあるので、枚数は減らせません。

・ケッキング V 2
  メインアタッカーその2
  「おとぼけスピット」を2回耐えることのできる高いHPと高火力の技を持っているが、自分のサイドが偶数だと技が使えないゴミみたいな特性を持っているポケモン。基本的にこのカードを上手く使うために様々なカードで介護している要介護ポケモン。サイドが偶数の時に技を使う為には、雪道かミカルゲが必要になる。
  このポケモンにおまもりをつけるとHPが280になり、Vガードがあれば、ギラティナの技「ロストインパクト」も耐えることができる。おまもりを付ければ火力の増したアルセウス感覚で使えてかなり強い。また、技「ヘビーインパクト」はダブルターボを1枚つけても種のexやVを一撃で倒すことができる為、アルセウスの火力不足を補うことができる。ダブルターボを2枚付けても220ダメージ出せる為、チェレンでこのカードを手札に戻しても次のターンにはバトル場で殴ることもできる。ブサイクだけど割とコスパがいい。
  あと、他のアルセウスの相方で使われるポケモンと比較するとデッキのスロットを節約できるのが最大のメリット。ブサイクだけど。
  このカードを使うとテキスト確認をされるのだが、書いてあるテキストが無さすぎて読むところがほぼ無いのがギャグ。

・ビッパ、ビーダル 2-2
  このデッキの重要なドローソース。ほぼ毎ターン手札干渉をするのでこのカードで減った手札を補える。2ターン目にビーダルがいるだけでナンジャモと併せて山上から10枚近く見ることができ、2ターン目の盤面がより強くなります。1-1しか採用されてないレシピもたまにあるが、1枚だと、1ターン目に置けない、サイド落ちすると明らかに山のパワーが落ちるので、2-2にしてます。普通に2体ビーダル置けた時は宴です。ワンオペよりツーオペの方が楽なのは当たり前です。
  ロスト対面はだいたい中盤に「ロストマイン」でビーダルを取られますが、サイドを奇数にでき、ナンジャモが刺さりやすくなる点や前のVにダメカンがのらないので、基本置いていいカード。

・ミカルゲ  2
  ケッキングの介護カード。ついでにフュージョンやルギアのアヤシシをメタれる。こいつが場に居るとケッキングの「なまけぐせ」が無くなり、いつでも働くことができる。こいつが無いとケッキングが働かなくなるので2枚採用。フュージョン対面で2体目のミカルゲを置くと相手がひっくり返る。ロスト対面に置くと「ロストマイン」で負け筋になるので置かないようにしましょう。しゃあなしで置く時は、おまもりと併せて置くことで「げっこうしゅりけん」をケアでき、「ロストマイン」のダメージをそこそこ吸えるのでギリギリ許容範囲。

・ノコッチ  1
  アルセウスもケッキングも弱点が闘タイプなので闘タイプへの勝ち筋を作る為のカード。あるだけで一撃ルギアのイシヘンジンの技を耐えることができるようになり、一撃ルギアへの勝率が上がる。ノコッチがあってもディンルーはほとんど勝てないのでディンルーは諦めましょう。ちなみにこのカードでスタートすると本当に弱いです。

・かがやくサーナイト
  アルセウスのお友達。置くだけでVから受けるダメージを20軽減でき、アルセウスとケッキングの耐久をあげることができる。ただ、いちばん使いたいギラティナ対面は雪道貼ってくるし、それ以外のVはあんまり一撃で倒されないから正直必要か怪しいカード。そのうち抜けてた。

・ネスト、ハイパーボール 4-4
  アルセウスの説明文でも書きましたが、1ターン目にアルセウスにエネルギーを付けて2ターン目に進化、「スターバース」で必要札を揃えて「トリニティノヴァ」でエネルギーを付けることが重要なデッキです。その為、アルセウスに触る為のカードは最大枚数採用しています。初動にビーダルも置きたいためボールの枚数は絶対に減らしたくないです。ハイパーボールを4枚採用してもアルセウスVstarを引けないので枠があったらスーパーボールやキャプチャーアロマも採用したいくらいです。

・こだわりベルト 1
  ケッキングに付けると、290まで火力が上がり、Vstarが一撃で倒すことができるようになる。ロスギラ対面にあるだけでかなり楽になる。アルセウス対面でもかなり強力だが、だいたいVガードが貼ってあるのでそこまで意味は無い。アルセウスでも230出せるようになる為あると便利だが、使う対面が限定的な為、1枚のみ採用。

・勇気のおまもり
  からあげ。ケッキングに付ければHPがアルセウスと同じになり、一撃で倒されにくくなる。また、アルセウスに付ければ、チェレンで回収したアルセウスを置いた際にボスで倒されにくくなり、後攻1ターン目の「ドラゴンゲイル」をギリギリケアできる。ロスト対面で運悪くスタートしたミカルゲを守ることができるなど、なにかとあるだけで役に立つカード。序盤にアルセウスに貼ったおまもりをチェレンで戻してケッキングに移すこともできる為、後手などで、アルセウスが倒されそうな時は遠慮なく貼っていいカード。

・入れ替え、ひも 1-1
  スターバースで持ってくる入れ替え札。前のポケモンを倒したい時は入れ替え、前よりベンチのポケモンを倒したい時はひもを使えばいい。ビーダルをボスでよばれて時間稼ぎをされることもある為、あんまり雑に使いたくない。とりあえず必要だから入れてるカード。

・すごいつりざお
   トラッシュに落ちたエネルギーとポケモンを回収するカード。トラッシュしたエネルギーをこのカードで回収するのも強いが、相手のやまびこホーンのケアで種ポケモンを山に戻すことが多い。チェレンを使う前に基本エネルギーを使って逃げてこのカードを使えば手札を減らしながら「トリニティノヴァ」でつけるエネルギーを確保できる。中盤から「トリニティノヴァ」でエネルギーを付けなくてもなんとかなるので、無くてもいいがあると便利なカード。

・ナンジャモ、ジャッジマン 4-3
  最初は博士4、ナンジャモ3で試していたが、博士でリソースを切るのが弱く、手札干渉するカードが足りませんでした。ちょうど同じ頃に、れーみんさん(@reimin314 )がアルセウスのサポートをナンジャモ4枚、ジャッジマン3枚で試しており、試してみたらかなりしっくりきたのでそのまま真似しております。序盤自分の欲しい札が多い時はナンジャモ、序盤にある程度盤面が作れた時と中盤はジャッジマン、終盤はナンジャモを使うイメージ。
  あと、チェレンで戻したエネルギーを山に戻せるので、バトル場のアルセウスが「トリニティノヴァ」を使える場合は、手札の水エネを貼らずに、山上から特殊エネルギーを探した方が強いです。特殊エネルギーを貼れれば手札が減ってビーダルで引ける枚数も増えるので。

・メロン 1
  アルセウスに1ターン目の手貼りができなかった時の保険。キバナと比較するといつでも使える点がかなり強い。先攻2ターン目にメロンから「トリニティノヴァ」を使えればギリギリ戦える。あと中盤以降チェレンで盤面のエネルギーが減った時などのリカバリーもできる。確定サーチのキバナの方が強い場面も多い為、どっちを採用するかは好みだが、多分メロンの方が強い。

・チェレンの気配り 2
  無色タイプのポケモンを手札に戻せるカード。このデッキは、他のアルセウス系統のデッキと違い全てのアタッカーが無色タイプなので、とてもチェレンが使いやすい。環境に多くいるロスト系統や白ルギアに対して使うと対戦をかなり有利に進めることができる。また、戻したエネルギーはナンジャモやジャッジマンで山札に戻せば、「トリニティノヴァ」でエネルギーを付け直すことができる。どの対面にも1回は使う点や、2回使えればほぼ勝てる対面も多いため2枚採用。

・ボスの指令 2
  先攻2ターン目にボスでアタッカーを倒しながら盤面作る動きが強く多めに入れたいカードですが、今の環境だとアルセウスで倒せるアタッカーが少ないことや、雪道+ジャッジマンorナンジャモを使いながら盤面作る方が強い対面が多い為、ボスを使う回数はそこまで多くないです。また中盤は、ボスよりチェレンやジャッジマンを使うことも多いです。とはいえ、どの対面にも1回は使う点や、サーナイト対面は2ターン目にラルトスやキルリアを倒しながら盤面を作る方が相手のテンポが遅くなり、終盤のキルリアの枚数が少なくなり、雪道+手札干渉が刺さりやすくなる点も考慮すると2枚は欲しいです。

・頂への雪道 3
  正直4枚入れたいカード。このデッキにおいて、「スターバース」以外は、ルールを持つ特性を使わない為、「スターバース」後はいつ貼っても強いカード。ついでにケッキングのゴミみたいな特性も消せるので、かなり相性が良い。
  基本的に手札干渉するサポートと併せて使う方が強く、序盤に1枚貼って雪道を割るカードを使わせて中盤から終盤にかけて手札干渉と併せて使うケースが多い。ロスト対面では、ミカルゲが負け筋になる為、2ターン目の雪道+手札干渉で1枚目を使い、2枚目はサイドが偶数でケッキングで殴る状況で貼る必要があるので、大事に使う必要がある。

・ダブルターボエネルギー  4
  アルセウスが2ターン目に「トリニティノヴァ」を使う為に必要なカード。このデッキでは他にも、ケッキングの技エネルギーにもなり、ビーダルの逃げエネにもなる。特にケッキングは、240で相手を倒せるケースが多い為、ダブルターボを貼って殴ることが多い。あとダブルターボ2枚でケッキングが220出せる為、先攻でダブルターボを1枚素引きしていると「スターバース」を使いながらケッキングで殴ることもある。どの試合でも2枚は使う点や、試合によっては4枚使うことも多い点、序盤の素引きがかなり強い為4枚採用。強いカードは4枚入れましょう。

・Vガードエネルギー 2枚
  Vポケモンが環境から減ってきているが、貼れると強いカード。ルギア対面でアルセウスが耐えるようになり、ロストから出てくるカイリューの「ドラゴンゲイル」をケッキングが耐えるようになる。また、ギラティナ対面はほぼ必須カードになる。
  素引きが強いが、ダブりがそこまで強くなく、「トリニティノヴァ」で付けれない点を考慮すると2枚でいいかなと思います。

・基本水エネルギー  7
  このデッキは「トリニティノヴァ」で2回エネルギーを付けれれば盤面はほぼ完成し、それ以降は手貼りとチェレンで戻したエネルギーをナンジャモやジャッジマンで戻せばエネルギーは足りる為、7枚でいいと思います。今の環境は、中盤以降チェレンで水エネルギーを手札に戻した後に相手がナンジャモを使ってくれるケースも多い為、エネルギーが足りなくなることはそんなに無いです。
  水エネルギーにしているのは、メロンで付けれるからです。他に理由は無いです。


改良型その1(岐阜CL4-3?忘れました)


サーナイトが消えたことで山にブスしかいない

① 新たに採用したカード

・ロストスイーパー 1
  初期案だと全く相手の雪道の対策をしておらず、アルセウスミラーで先に雪道を貼られると、ずっと「スターバース」が使えなかったので採用しました。
  その他にも、相手のシンオウ神殿を消したり、サーナイトのおまもりフワンテを倒す目的があります。雪道を割るだけならバケッチャでもいいですが、ネストで雪道が割れない点、今の環境において、序盤に雪道を貼るデッキの多くがジャッジマンとセットで貼るので、ハイパーボールを引けてバケッチャに触れても、残りの手札で戦えない点や、バケッチャスタートが弱く、ロストには負け筋になる点を考慮して、スタジアムを割る以外にも役割のあるロストスイーパーを採用しました。上記の使い方以外にも、ケッキングのベルトをロストに送って、おまもりで耐久値を上げたり、試合で使わないカードをロストに送り、ビーダルの引ける枚数を増やしたりでき、やれることは意外と多いカード。

・ジェットエネルギー 1
  3枚目の入れ替え札兼エネルギー。1ターン目にダブルターボを貼れていると、「スターバース」で持ってくるカードを1枚節約できる。また、入れ替えながら手貼りする動きが想像以上に強く、前のダメカンののったアルセウスを下げながらアルセウスやケッキングが殴れるのが強い。また、終盤に雪道+手札干渉をすると、相手がボスでビーダルを呼んで1ターン時間稼ぎすることも多い為、使用頻度が多い。アルセウスに1ターン目にエネルギーをなんとしても貼りたいのでエネルギーを増やしました。

②抜いたカード

・ケッキング2枚目
  ケッキングスタートが弱すぎるのと、2枚使う試合がない点、サイドに落ちて使えなくてもアルセウスだけで戦えるので1枚にしました。1枚で困ることは無かったので1枚でいいと思います。ケッキングが1枚になったことにより、ケッキングSRが1枚余りとぽちゃんの山のケッキングがSRになりました。

・かがやくサーナイト
  常に雪道を貼り続けたいこのデッキでサーナイトを置いても強くなかったです。しかもスタートしても強くない。貼りたい対面であるギラティナ対面は相手も雪道を貼るのであまり意味がなかったです。他のカードに枠を使いたいため不採用になりました。

最終案

アルセウスにパニックマスクを付ければブスになる

・新たに採用したカード(パニックマスク)

  サーナイト対面がアルセウスを一撃で倒してくるので、それの対策カード。最近はリバーサルエネルギーの採用も増えている為、確実とは言えませんが、これがあるだけでサーナイトの勝率が上がりました。雪道+手札干渉+パニックマスクは、相手視点の要求値が高くなり、耐えてくれることも多いです。
  このデッキはケッキングで260、240、220、アルセウスで200、180出せる為、パニックマスクが使える場面が多く、想像以上に活躍します。またパオジアンにマスクを付けながら「トリニティノヴァ」を使うと前のパオジアンで倒されにくくなります。
  手札干渉と併せて相手の要求値を上げて倒されにくくすることはこのデッキにおいて大事なことなので、このカードはかなり良いカードでした。

・抜いたカード(こだわりベルト)

  このカードを使う対面が環境に多くなく、ロスギラも減少傾向であった為、抜きました。アルギラはそもそも不利で、Vガードを貼られるとベルトがあっても一撃で倒せなくなるので不要だと思います。


不採用カードについて

・アローラロコンV

  水エネルギーを採用するなら常に視野に入るカード。しかし、このデッキに入れると強みのひとつである盤面を作る難易度の低さが無くなります。また、チェレンも使えずに、進化ポケモンなので、おまもりも使えず耐久力が無いところも微妙です。
  あと、個人的にはこのカードの評価が凄く低いので入れたくないです。理由としては、HPの低さです。確かに特性持ちから技を受けないのは強いですが、ロストマイン2回で倒され、あなぬけのひもを使われれば、ロストのカイオーガで簡単に負け筋になるところが弱いです。しかも、雪道を常に貼り続けるデッキなのでルールを持つ特性持ちのポケモンには普通に殴られます。そもそもこのカードだけで勝てる対面は無く、なんだかんだで越えられるので入れる必要はないと思います。入れるなら別のアルセウス系統のデッキを使いましょう。


・ホシガリス(すあなにかくす)

  チェレンで手札に戻したエネや手札が多くなり、ビーダルが使えない時に、このカードを使うことで手札を減らすことができ、デッキをまわしやすくなるカード。今の環境はこのカードを使わなくても相手がナンジャモを使うので山にエネルギーが戻るのと、エネルギーを山に戻さなくてもエネルギーの供給が間に合う点や、ロストに出すと「ロストマイン」で負け筋になる点を考慮して不採用にしました。

・バケッチャ

  相手の雪道を割るカードですが、ロストスイーパーの欄でも書きましたが、ネストボールで解決しない点や、スタートが弱い点、ロストに負け筋になる点が弱い為、不採用にしました。

・博士の研究

  序盤に必要なカードを揃える為のサポートとしてはかなり強いですが、手札のカードをトラッシュするのが弱く、チェレンやボス、雪道を切ると最後の最後にカードが足りなくて負ける。序盤はナンジャモで6枚引けるし、リソース残した方が強いので不採用にしました。スターバースで触る用に1枚入れるのはあり。

・キバナ

  メロンとの選択枠。1ターン目に手貼りできなくても「トリニティノヴァ」を2ターン目に撃ちたいのでメロンにしてます。ポケモンがあまり倒されないデッキなのでキバナを使えるターンが少なく、確定サーチもない為微妙。ただ、好きなカードを持ってくるのは強い為、2枚目のメロンとして入れるのは全然ありだと思います。

・エイチ湖
  雪道割る用のスタジアム枠。アルセウスとケッキングの耐久も上がり、理論上アルセウスが「おとぼけスピット」を3回耐えることができるので相性も良い。最初は雪道2枚エイチ湖1枚にしていたが、サーナイト対面を意識すると雪道が3枚欲しくなるケースの方が多い為、不採用になりました。


2ターン目の「トリニティノヴァ」について

 2ターン目に「トリニティノヴァ」でエネルギーを付ける際の付け方について解説します。状況で変わりますが下記のプランを覚えておけば問題ないと思います。

①前のアルセウスが次のターンに倒されなさそうor手札にダブルターボエネルギーかメロンがある時

9割くらいこの貼り方

  いちばんやる貼り方。次のターンアルセウスが倒されない状態か手札にダブルターボかメロンがある時はケッキングに2枚、アルセウスに1枚貼るとチェレンで前を回収した後にケッキングでもアルセウスでも攻撃できるようになる。またアルセウスが倒されなければ次のターンの手貼り+「トリニティノヴァ」でアタッカーが2面作れるので、ある程度どんな動きにも対応できる。迷ったらとりあえずこれをしとけばいい。

②前のアルセウスが次のターンに倒されそうな場合orネストボールで種ポケモンを1枚しか置けなかった場合

あまりない

  ケッキングがサイド落ちや置けない時、前のアルセウスが倒される場合のエネルギーの付け方。前者はまだ理解できるが、後者の場合はだいたい負けてる。ケッキングにエネルギーを貼るつもりがないなら置く意味はないので置かない方が強いです。大事なのはちゃんと次のアタッカーを準備すること。

③次のターンにアルセウスが倒されそうで、相手が森ロスト(ロストカイリュー)の場合

カイリュー対面は最速でケッキングを準備

  後攻1ターン目に「おとぼけスピット」を受けた等で次のターンにアルセウスがカイリューの「ドラゴンゲイル」で倒されそうな場合のエネルギーの貼り方。アルセウスで殴ってもカイリューは倒せないし、カイリューを倒せば概ね次のターンにケッキングは倒されないのでカイリューを一撃で倒せるようにケッキングを準備すること。手札干渉しながらケッキングで殴れると良い。後ろのアルセウスは置いておくことで自分の手札干渉をする前にVsterに進化できる可能性がある為置いた方が良い。ダブルターボが引けている時は①でいいです。

各対面について

・ロスト(有利~微有利)

  手札干渉とチェレンが効果的な対面。チェレンを使うターン以外はだいたい手札干渉をしておきたい対面。毎ターン手札干渉をして相手の山札を増やすことで、カイオーガの「アクアストーム」を通すプランが決まりにくくなる。また、最近はカイリューの入った形が多い為、3ターン目にケッキングが殴れるように準備をしておくこと。
  基本的に相手は「ロストマイン」が使えるようになると最速でビーダルを取ってくるので、ミカルゲやノコッチ、2枚目のビッパを置かないこと。置くと「ロストマイン」でサイドを取られて2-1-1-2とサイドを取られ、負け筋になる。
  ミカルゲが置けない対面だが、3ターン目にカイリューが殴ってくる場合は、2ターン目にキュワワーやウッウを「トリニティノヴァ」で倒しているので、サイドが奇数のケースが多く、そこまでミカルゲが必要ない。サイドが偶数の時にケッキングを使うことが予想される時は雪道をちゃんと残しておくこと。仕方なくミカルゲを置く時はおまもりを付ければ「げっこうしゅりけん」などはケアできる。
  よっぽど有利だが、後攻1ターン目の「ドラゴンゲイル」だけはケアできないので割り切り。撃たれたら相手が上手と褒めるしかない。一応相手が後攻でキュワワースタートで、手札にナンジャモがある場合はVstarを触る用のハイパーボールを使ってなんとしてもアルセウスを2面置くのもあり。

・サーナイト(先攻 有利~微有利 後攻 微有利~五分)

  このデッキの2ターン目は基本雪道+手札干渉だが、サーナイト対面だけは、雪道+ボスの方が強いケースが多い。相手がラルトスやキルリアがあまり置けてない場合はボスで後ろのキルリアやラルトスを倒す方が強い。キルリアを序盤に減らせれば終盤の雪道+ナンジャモが刺さりやすくなり、エルレイドを立てにくくなり、作業員に触りにくくなる。序盤は手札干渉をしてもキルリアで手札を増やされる為、ボスで積極的にキルリアを倒すのが強い。ボス2枚しかないけど。 
  デッキの構築が幅広く、相手のデッキに採用されてるカードが予測しにくいが、基本的にパニックマスクが強い。パニックマスク+雪道+手札干渉でアルセウスが一撃で倒される確率が下がる。ミカルゲは置いておくと、アヤシシVやザシアンVの特性を封じれるので雑に置いて良い。

・ルギア系統(白ルギア 先攻 有利 後攻 微有利一撃ルギア 先微有利 後五分)

・白ルギアについて

  カビゴン等を主軸とする白ルギアには、ミカルゲを置くとアヤシシVの特性を封じれるのでほとんどアルセウスが一撃で倒されなくなる。一撃で倒せるポケモンがいないのでチェレンを連打すると楽に勝てる。先攻だと雪道+ジャッジマンで雪道を割りながらアーケオスを落としてルギアを進化させる要求ができるのでかなり有利。後攻は、アルセウスが倒される可能性があるのでVガードかおまもりを貼りたい。

・一撃ルギアについて

  ノコッチがいるだけでイシヘンジンが弱点をつけなくなり、楽に戦える。バンギラスが一撃でアルセウスを倒してくるが、ケッキングでバンギラスを一撃で倒す為、そこまでキツくない。Vガードをきちんと使えるとかなり楽だが、白ルギアと比較すると一撃で倒されるリスクはそこそこある為白ルギア程楽に勝てない。ルギア系統が増えるならかがやくサーナイトは採用しても良い。

・フュージョン(ダブルターボ型 有利 フュージョンエネルギー型 五分)

  フュージョンエネルギーの入ってないフュージョンはミカルゲで特性が止まるので負ける要素がありません。運が良かったと思いましょう。特に語ることもないです。
  フュージョンエネルギーが入っていても雪道やミカルゲが刺さるのでそれなりに有利っぽく見えるのですが、カミツレでベンチのゲノセクトにフュージョンエネルギーを4枚貼られるとミカルゲを置いても「フュージョンシステム」が使えて、ミュウVMAXで「メロディアスエコー」を使われると簡単にアルセウスが倒されます。割とこの動きがキツすぎるので五分です。序盤に雪道が刺さったりカミツレが引けないと概ね勝てます。

・パオジアン(先攻 微有利 後攻微不利)

  先攻は2ターン目の雪道+ジャッジマンでだいたい止まります。手札干渉をしながら雪道を置ければエネルギーを貯めながらセグレイブを立てる難易度が高くなるので有利です。後手だと普通にセグレイブを立てられて、パオジアンでアルセウスが一撃で倒されます。アルセウスでパオジアンを倒せないので最速でケッキングを作りましょう。一応パオジアンに「トリニティノヴァ」を撃つとパニックマスクの圏内になりますが、2体目のパオジアンで解決されるのであまり意味はないと思います。やらないよりはやった方がいいですが。

・アルセウス系統(先攻 微有利後攻 不利)

  この対面はどっちが先に雪道+手札干渉ができるかの勝負です。先に雪道を貼る側(概ね先攻)が「スターバース」を使い雪道+ジャッジマンで盤面を作ります。雪道を貼られた側は雪道を割るカードが無いと「スターバース」を使えずジリ貧になります。相手のビーダルの有無と相方次第で有利不利は変わりますが、先に雪道+ジャッジマンを撃たれると余程肩が強くない限り不利です。ちなみにアルギラはVガードギラティナが意味わからんくらいキツイので不利です。相手にビーダルいないと手札干渉とパニックマスクでなんとかなるかも…?まあ不利は不利です。

・ディンルー(先攻 無理 後攻 ゴミ、朝青龍)


ノコッチいても無理です。

・1ターン目にアルセウスが置けなかった時(不利)

  このデッキはアルセウスが置けなかったらデッキじゃないです。自分の肩の弱さを呪いましょう。2ターン目にアルセウスVstarを引けない時も同じです。

・追記 シティリーグ準優勝構築について

  この記事を公開した2日後に開催されたシティリーグで準優勝できました。CLの時と1枚だけ中身を変えて出ました。


ミカルゲ→雪道に

  ミカルゲを減らして雪道を4枚にした理由は、サーナイトに4回雪道を貼りたいからです。環境にいるサーナイトはスタジアムと作業員でだいたい3回雪道を割られます。手札干渉をしながら雪道を貼れば、相手が止まってくれることもそこそこありますが、雪道を貼れる確率を上げたいのと、雪道を4回貼れればサーナイトへの勝率も上がると考えたためです。ミカルゲを1にした理由は、雪道を4枚にすれば、雪道を貼りながらケッキングで殴りやすく、2枚もミカルゲが無くていいからと、ミカルゲをわざわざボスで呼んで倒されることがそんなにないからです。倒されたら釣竿で戻せばいいです。ミカルゲスタートの確率も減り、結果的にアルセウスを1ターン目に置きやすくなるかなと思います。
  ちなみに決勝のサーナイトは雪道+ナンジャモをしたらトップからボウルタウンと作業員を引かれて負けました。相手が強かったです。しゃあない。

  あと、今後またこのデッキを使うならパニックマスクを災いの箱にしてもいいかなと思います。

シティの対面した全てのアルセウスデッキに入ってた

  もともとパニックマスクはサーナイト対策として入れてましたが、ザシアンやリバーサルエネルギーを活用すると残りHP40以上でアルセウスをワンパンしてくるので災いの箱の方が強そうです。この8個ダメカンを乗せる効果と200ダメージ出せるアルセウスとの相性が良く、ギラティナ対面でも先に「トリニティノヴァ」で200ダメージのせとけばギラティナも倒せます。ワンパンされなければチェレンで災いの箱ごと手札に戻せるのも噛み合いがいいです。

・最後に

  ここまでお付き合いいただきありがとうございました。とても使いやすいデッキなので是非使ってみてください。
  ご質問等は私(@kiraedoga)のDMにお願いします。

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