幸せってなんだろうね
今週は2人の同級生と食事をする機会がありました。
静岡と名古屋に出張した際に高校の同級生と会いました。
お互い61歳になって、同級生も何人か鬼門に入った人もいます。
それを考えると、会えるうちに、会える人には、会っておくことを実践しています。
1人は、はたから見ると順風満帆な人生を送っています。
偏差値の高い国立大学を卒業し、1つの仕事でトップに上り詰め、天下りをして働いています。
子どもも安定した仕事に就いて、独立をしています。
公務員の奥さんと2人暮らしです。
もう1人は、東京の私立大学を2年留年した後に卒業し、東京の有名企業の子会社に就職したが、退職して故郷の静岡に戻ってしまいました。
それからは派遣社員として働いています。
独身です。
別々に飲んで、人生をしみじみ語り合いました。
2人は高校の同級生で、16歳から18歳の多感な時期を一緒に過ごした仲間です。
毎日のように会っていました。
静岡の片田舎の少年だった我々が、あれから43年間を過ごして、61歳のお爺さんになっています。
話を聞いているうちに、それぞれの人生に紆余曲折があることが分かりました。
我々の昭和37年生まれの世代は、新人類と言われました。
それぞれの価値観を尊重する世代です。
しかし、ライバルが多い世代で、受験でも、社会に出ても競争させられました。
常に、他人と競争を意識して生きてきました。
しかし、人生が終盤戦になって気付くのですが、競争を勝ち抜いた人が幸せかというと、そうでは無いような気がします。
はたからみたら社会的に成功した人生を歩んでいるA君と、そうではないB君。2人の幸せの定義が全く違います。
幸せって、個々の心の中にあって、他人と比べるものではないようの気がします。
自分が幸せだと思えば幸せなのです。
自分が不幸だと思えば不幸なのです。
私は、自分の不徳の致すところで、家族を離散させてしまいました。
仕事だけに熱中してしまい、家族の幸せなど考えませんでした。
だから、今からでも、人の喜びが自分の喜びとなるようなことをしたいと思います。
何を今さらと言われるかもしれませんが、それをすることで自分へのせめてもの救いになります。