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どうにもならないことに悩まない

今年最初の出勤日。

茨城県から都心まで1時間40分かけて通勤しています。

朝5時40分に起床して、6時25分に家を出ました。

最寄りの駅の6時40分発の電車に乗りました。

駅に着いたときには、空は薄暗かったです。

運良く電車では座ることができました。

ボックス席の窓側です。

6時50分くらいには朝日が出てきました。

電車が利根川を渡るときには空が明るくなっていました。

眩しい朝日を眺めながら、これまでのことが走馬灯のように浮かんできました。

この路線はかれこれ27年間くらい乗っています。

私は4回転職して5つめの職場で働いています。

現在の通勤経路で、3つめの職場と4つめの職場の最寄り駅を通過します。

その駅を通過するときにはいろいろなことが頭に浮かびました。

柏駅を過ぎたあたりから電車は超満員の状態です。

本当にいろいろなことがありました。

頭に浮かぶのは辛いことばかりです。

しかし、あの辛さを乗り切ったからこそ、現在の自分があると思います。

試練を乗り越えて人は強くなるのだと思います。

最近まで、自分が周りの人にどう見えているかが分かりませんでした。

あえてそんなことを聞く必要がなかったからです。

昨年の5月に転職をする際、多くの人に送別会を開いてもらいました。

そのときに上司や部下からいろいろな言葉をもらいました。

私の印象も言っていただきました。

「突破力がある」

それが一番多い私の印象でした。

40歳のときに受講したDiSC研修では、適性テストの結果を見た研修講師から

「外資系企業のマネージャータイプ」

と言われました。

良きにつけ悪しきにつけ、強引に見えていたのでしょう。

苦境の中を這い上がるためには、強引にならざるを得なかったのかもしれません。

還暦を過ぎて悟ったことがあります。

【自分ではどうにもならないことに悩んでも仕方がない】

8年前に脳梗塞になったときには、仕事でも家庭でも八方塞がりでした。

どうにもならないことにヤキモキしていつも悪いことばかり考えていました。

通勤途中の電車の中で涙が止まらなくなったことがあります。

精神と肉体は連動しています。

血液がドロドロになっていたのでしょう。

体に異変を感じて病院に行ったときには手遅れでした。

脳梗塞で即入院でした。

私のように仕事一筋の人間は、仕事の業績に対して責任感が強過ぎます。

無理をしてまで仕事をします。

しかし、会社は人生を保証しません。

私の代わりなどいくらでもいます。

還暦を過ぎてそれに気付きました。

本当にバカな人間です。

今はのんびり仕事ができる立場にいます。

こんな仕事のやり方でも給料がもらえることに感謝です。

定年退職までの4年間で、会社に恩返しをしようと思います。

自分ができる範囲の中で、やれることをやるだけです。

ただ、1人でも多くの後進の心に火を灯すことは続けたいです。

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