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仕事の成果は人間性で決まる

昨日は前前職で一緒だった先輩と忘年会を2人で開催しました。

68歳の女性です。

その人は、あっという間に立身出世をして、霞が関の中央省庁の外郭団体の理事長まで上り詰めました。

運転手付きです。

その後、都内の大学の教授になりました。

とても謙虚な方で、自分の仕事の成果を自慢することは一切ありません。

私のような一般人にも親切丁寧に接してくれます。

金銭欲や出世欲はほとんど無いようです。

施設出身の子どもたちが自立できるお手伝いもしています。

彼女は、20年前に勤務していた組織で、一緒に仕事をしていました。

私はたいした力も無く、組織の中でうまく立ち回れる政治力もありませんでした。

上司にゴマも擦れない男でした。

ただ一生懸命仕事をしていたのは間違いありません。

そんな私を見て、とても可愛がってくれました。

最近、どうしても中央省庁の役人を説得しなければならない申請書類があり、それを説明するために、彼女は事務次官室まで一緒に行ってくれました。

事務次官に直接電話をしてアポを取ってくれたのです。

私が壁にぶち当たったときには助けてくれます。

本当に感謝です。

一生懸命生きていれば良いこともあります。

偉い人をいろいろ見てきましたが、権力を振りかざす人で、仕事の成果を出した人はほとんど見ません。

むしろ人間性の豊かな人ほど仕事の成果を出しています。

なぜならば人間性の豊かな人ほど人脈が豊富で多くの人が助けてくれます。

個人の力など、たかが知れています。

どれだけ周りの人を巻き込めるかで、大きな仕事の成果を出せるかが決まります。

人を巻き込むには人間性が必要です。

この人と一緒に働きたい。この人の為なら頑張れる。

と思える人にならないと思います。

人間性ってどうして身に付くのだろうか?

それは人生の試練を乗り越えて、心が強くなった人なのかと思います。

試練を乗り越える痛みや苦しみを経験すれば、他人の苦しみも認識できます。

他人に優しくなれます。

私は61歳になっても、試練が訪れます。

これはまだまだ私が未熟だということでしょうか。

死ぬまで試練は続くのかもしれません。

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