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[Vol.01] 愛のモニュメント

新谷琇紀 yuki shitani
新谷琇紀は1937年7月、新谷英夫の長男として、兵庫県神戸市に生まれる。父を師として彫刻を始めた。 兵庫県立御影高等学校、金沢美術工芸大学を卒業後、イタリアのローマへ留学し、エミリオ・グレコらに師事する。神戸女子大学で教授職の傍ら、彫刻家として作品を発表してきた。妹の新谷英子も彫刻家。 1971年12月28日、イタリア人モナイ・パトリツィアとイタリアにて結婚。ほとんどの女性の彫刻はパトリツィアがモデルになっている。 1973年に長女、1975年二女が生まれ、二人が新谷彫刻研究所を引き継いでいる。2006年8月31日、肝不全のため69歳で死去。「愛」をテーマに精緻で柔らかな作風を持つ。女性を中心とした人物像などを発表、その多くが神戸市内に野外彫刻として設置されている。
●この作品は、それぞれに制作した作品を再構成して作り上げられた、優美で軽やかなモニュメント。エミリオ・グレコから学んだ官能性に独自のリズミカルな運動表現を加えたことで、より一層の躍動感が伝わってくる。

01.新谷琇紀(踊る女・踊る男)04

▲踊る女・踊る男

01.新谷琇紀(愛の手)07

▲愛の手

01.新谷琇紀(しんたにゆうき)11

▲うずくまる女

01.新谷琇紀(しんたにゆうき)09

▲アルパ

 photography:takashi tanabe

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