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キャッチ&リリース・ボックス(渓流釣り日誌)

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キャッチ&リリース・ボックス(渓流釣り日誌) 奥多摩や丹沢の渓をリリースボックスを腰にぶらさげて “よろよろ” と岩魚や山女魚、あまごを釣って楽しんでいます。その近くにある温泉で… もっと読む
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いろいろな “リリースボックス”

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痩せこけた山女魚たち

2015年9月15日 今日は、奥多摩 後山川支流、塩沢。大型台風が各地に多大な被害をもたらした。その直後の後山川、20㎝前後を数尾を釣ったが、みな痩せこけた元気のないヤマメたちだった。餌を食べることが出来なかったのか、台風の凄さによるストレスなのか、こんな痩せたヤマメを釣ったのは初めてだ。 ▲TOP

竜バミ谷へ

2015年8月23日 このところ、台風や集中豪雨で天候が安定しないので、この沢を敬遠していた。今日は久しぶりに天気も良く、安定しているようなので一之瀬に足が向いた。と言うのも、以前、昼食後に上流の方からゴロゴロと雷の音が聞こえてきた直後、急に沢が濁りはじめ枯れ葉などが流れてきた事があった。迷わず下山をはじめたが、この沢は登山道に上がることは出来ず、川通しに下り、本流との出会いを登山道岸にわたらなければならない。ところが本流は増水していて、渡ることが出来なかった事があった。し

風格を見せつけ、悠々と消えた

2015年6月23日 今回も、天候不順で雷雨があるというので、安全第一を考え小菅川へ行くことに。前回はよく釣れ、楽しませてもらったが、果たして今日は……?  小菅川に着いた時は、まだ、雨は降っていなかった。沢に降り、今日二度目の朝食をとる。 準備を済ませ釣り始めると、天気予報どうり雨が降り出した。それも大粒の雨だ。急いでレインウエアを着込む。ウエアを打つ雨の音が半端ではない。沢音までも掻き消してしまう程のもの凄さである。しかし、それも10分も続かず、小降りになった。薄日が差

釣れる•か•な•?

2015年5月29日 今回は、2年ぶりの小菅川。天気予報では、雨。ひさびさに雨の中での釣行になりそうだ。気が重い。当初は、「一之瀬川」か「水の木沢」を予定していたが、雨の中、「一之瀬川」は足元のおぼつかない年寄りには、増水も怖いし、危険だ? 「水の木沢」は、雨の中の2時間近い歩きは、辛いものがある。それに、崩れ落ちた足元の悪い登山道の歩きもいやだ。 「そんな了見なら釣りなど行くな! 」 と、 何処かから、鋭い声が飛んできそうだ。 で、 歩きも無し、増水の心配も無い、釣り

騒がしく水しぶきが飛び散った…

2015年4月17日 今シーズン、待ちに待った初釣行。昨日は高原の初夏のような爽やかな一日だったが、残念ながら今日は午後から雷や突風が吹き、荒れた天気になると言っている。 それでも、7時少しすぎにSさんがタントで迎えに来てくれた時は、青空も見え、薄陽が差し、ポカポカと気持ちの良い釣り日和である。 行先は数少ない選択肢の中=泉水谷、一之瀬川、竜バミ谷、小菅川、世附川から選ぶしかない。ぼくは寝違えて首がまわらず体調が万全では無いし、Sさんも例年どうり、昨年末から今年4月初旬まで

自然の再生力に期待する

2014年10月10日 2年前に訪れた時には、登山道もほとんど修復が進んでおらず、その被害の大きさに愕然としたのを覚えている。釣果もサッパリだめであった。 今日は、14日の禁漁を控え、おまけに2日後には大型台風の情報も有り、駐車場は15台もの釣り客の車が駐まっている。今シーズン最後の釣を楽しもうと皆、同じ事を考えてやって来たのだろうか。この沢はホームグラウンドにしていたので、早く元の綺麗な沢に戻って欲しいのだが……。2年前に来た時よりは魚も戻ってきたようだが、やはりまだまだ

竜バミ谷のメ ダカのような 小さなアマゴ

2014年9月12日 今日は、奥多摩一之瀬川の支流に入った。 この沢は、沢沿いに登山道が無いので、行きも帰りも沢通しになる。行った先で増水したら戻ってこれない。 以前、3時頃に雷の音とともに、雨が降り始め、水が少し濁ってきた。枯れ葉や小枝が流れてきたので、これはまずいとすぐに釣りを中止し沢を下り始めた。この支流はそんなに増水はしなかったのだが、本流のとの出会いの滝に戻ると、本流はかなり増水して、滝の上の滑状の浅瀬も膝上まで増水してかなり流れが速い、朝は、ここを渡って支流に入

猛暑の後で……

2014年7月29日 24日から27日まで、八ヶ岳のふもとの立場川で孫達とキャンプをしてきた。渓流がすぐそばを流れるテントサイトも、いつもの爽やかさはまったく無く、蒸し暑いキャンプになった。東京も朝晩、例年以上に蒸し暑い異常な日が続いたようだ。まっ、東京の暑さに比べれば、キャンプ場へ避難したのは正解だったのかも知れない。 今日、29日も朝から青空が広がり、厚い一日になりそうだが、朝晩は昨日あたりから蒸し暑さも少し柔らいできたようだ。爽やかささえ感じるようになってきた。 今日

梅雨の合間に泉水谷へ

2014年6月26日 昨日、東京の三鷹では、雹が雪のように積もった。その様子をニュースで見たが、ぼくが生きて来た記憶の中には無い光景だった。今年は特に異常な天気が際立っている。そんな、梅雨の合間に奥多摩の泉水谷に出かけた。駐車場はブルドーザーや工事の車がいっぱいで、駐車するスペースがない。工事現場にいたお兄さんに、工事現場のチョットしたスペースに駐車しても良いか聞くと。愛想良く「良いよ」と言ってくれた。途中も何ヵ所か工事をしていたが、僕たちが通り過ぎるのを気持ちよく誘導して

アマゴの竜バミ谷。 倒木が枝葉をつけたまま横たわり 沢を一変させていた。

2014年5月23日 ▲竜バミ沢の 綺麗で、目が可愛いアマゴ君 ……「沢は荒れてるから 気をつけて楽しんでいってよ!」と…… ▲一之瀬川本流(左上10m登山道)  〈上の写真〉 ▼下流すぐに出会い2段の滝 ▶右に支流=竜バミ谷。 昨日、一昨日と夕方にかけ雷雨ですごい雨が降ったり、場所によっては竜巻注意報まで出ている。 そんな、不純な天気の合間をぬって、奥多摩への釣行である。高速道路から見る山の方の天気は雲が立ちこめ、イマイチハッキリしない空模様である。 いつものよう

後山川で初釣行

2014年4月24日 昨日まで、雨が降っていて寒い日が続いていた。今日は暖かく良い天気である。今年の初釣行は後山川に決まった。小菅川か泉水谷、後山川、候補は3ヵ所。決めた理由……初釣行としては、体がまだ眠っているので、あまり歩きたくない。で、1時間以上歩きのある泉水谷は除外。小菅か後山川か? 小菅は歩きがなく、一番ラクチンで、初釣行にはピッタリなのだが、釣り後の温泉=小菅の湯が今日は休館。と言う事で釣りの後にでのんびり出来る「のめこいの湯」付きと言う不純な理由で、釣りは二の

秋晴れの後山川支流

▲右の泡立ちに反応した錆の入ったヤマメ 2013年9月27日 今シーズン最後の釣行だ。一之瀬か、後山川か、迷ったが「テンカラ一年生さん」のblogを見ると、後ろ山川の登山道の崩落は修復し通行可能なようである。チョット出遅れたので、近い方=後山川にに向かうことになた。今日は、近年にない秋晴れである。山の稜線と空の境はクッキリと見え、どこまでも青く澄みわたり、深く、遠い。峠の谷はいつもより遙か下に見える。下りの坂も一層急に感じるほど。景色がいつもとガラッと変わって、清々しく、心

滝の上へ… 泉水谷

2013年8月22日 前回、7月に泉水谷では、ちびヤマメばかりだったが、魚の反応は結構あったので、今回も泉水谷に行くことにした。夏休み後なので魚はさらに小型化しているかも知れないが…。 2年前に上流の滝上に夕まずめ時に降り立ったことがある。その時、異常なほどに生き物の気配を感じた。鳥も喧しいほど囀り、木々はざわめき、沢音も際立っていた。クマも出てきそうな不思議な雰囲気に包まれていた。魚影も濃く良形のヤマメを釣ったことが印象強く、記憶に残っている。その時は、その場所で納竿となっ