吹奏楽部の流れづくり1

こんにちは。吹奏楽部、部活動指導員の石黒です。

私は吹奏楽部の指導を20年ほど行っています。10名にも満たない部活から70名程の部活の運営、個人レッスン、パート指導、グループレッスン、合奏指導。
一般楽団の立ち上げから運営、合奏指導多岐に渡って携わってきました。

指導活動の中で様々な問題にぶち当たり、一つ一つクリアしていく中で、吹奏楽部の環境の整え方というものを学んでいきました。

今日からnoteを通して、吹奏楽部の活動を行う際に困っている方やもっとよくしたいって思われている皆様へ向けて、
吹奏楽部の活動を生徒達が自主性を身につけながら個人もチームとしても成長していける流れづくりについて、ご紹介していこうと思います。

活動のお役に立てたら嬉しく思います。

人としての成長を促すための部活動

前置きとして、目標はあくまで人間的成長を促す活動に重点を置いています。その結果として合奏における、バンドとしてのスキルの成長がおまけでついてくるといった感じです。
要するにバンドとして成長する為には人としての成長が必要なことだと言えます。

運営と音楽練習のチーム分け

チームとして大人数の吹奏楽部、その中には運営としての組織や練習としてのチーム。組織体系は複雑を極めます。
運営組織としては、
部長、副部長、各係長。

練習組織としては、
セクションリーダー(金管、木管)パートリーダー、
学生指揮者、コンマスなどがあるかもしれません。

この辺りの名称や各リーダーの活動内容は、学校によってバラバラだと思います。


ここで大切なことは、
運営面と音楽面の役割をはっきりと分けることです。
新しい学校を指導に行って、練習を聞いてごちゃごちゃしてるなと思うと、大抵、部長と副部長が全てを担っている事が多いです。

部長が運営面も音楽面もリードするのは、中高生にはとても至難の技です。
育てていく育成者も部長に体系だって伝えていくことは、難しいと思います。

部長、副部長の運営チーム
活動の流れ、時間の管理、生活面の管理(MTG、返事、挨拶、出席)など。

音楽面のチーム(練習面)
セクションリーダー(金管、木管)パートリーダー
学生指揮、コンサートマスター
(※私は学生指揮は置いていません。また小規模校の場合はセクションリーダーを置かず、コンマスや音楽リーダーという感じで1〜2人選びます)

指導者は、運営のことは部長達へ。音楽面、練習面のことはセクションリーダたちへ。この二つを区別してそれぞれの方向へリーダーとして育てていきます。

運営面、音楽面を区別することで、指導者も生徒達も自分の役割がしっかりわかります。バンド活動は、運営と音楽の両輪があって成長して行きます。

まだ分けていない学校は、是非分けてみてください。


本日のキーワード

運営チームと音楽チームの両輪を作ろう!

本日もありがとうございました。
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石黒琢也


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