楽器決めを行ったよ^_^

大きく関わっている3校の学校の1年生の楽器決めが、ようやく終わりました。例年50人ぐらいの楽器決めを私自身が行い決定します。
生徒と1人ずつ話しながら観察して、各校の楽器バランスから大きく外れないよう、割り当てていくわけですが、
生徒達の人生に大きく関わっている瞬間だと、その責任者を感じます。ご縁って言葉もあるので、そう思って行っている部分もあるのですが、今年はさらにその想いが強くなった感じです。


全員が第一希望の楽器に配属できるわけはないので、「何番目までの希望に入れたら、この部活で楽しんで活動していけそうですか?」と一人一人にこの質問を投げかけます。
「3番目までだったら!」だいたいこの辺りの数字が多くでるのですが、中には、
「5番目ぐらいまでなら大丈夫です!」
というような生徒も現れます。私の中に何か引っかかるものが生じます。
その時必ず次の質問をします。
「想像して下さい。では○○くん、今日から5番目希望のフルートをお願いしますと言われたらどんな気持ちになりますか?」
そうすると、
ちょっとショックそうな顔をしたりしながら、「が、がんばります!」
みたいな答えが返ってくるので、

あぁ、無理してるなこの子

ってわかるのです。大抵、こちらを困らせないようにとか、いい子なんですよね。
だから、「正直な本当の気持ちを教えてね。」と言うと、
「やっぱり3番で!」とか、中には「第1希望以外は嫌です!」と凄い子もいました笑

全員とこのやりとりをすると、今年は不思議と全員が自分で引いたラインの中に収まったんです。

誰か1人が割りを喰うのは、とてもイヤなので今年は本当に良かったなーと思いました。

たまに楽器奏者の中で、楽器別の性格みたいのがあるよね!と話題になることがあるのですが、楽器の役割ってあるので、性格もそのように変化していく、もしくは楽器の性格と個人の性格がマッチしてそれになるというのはあるかもしれません。

楽器を演奏するということは、その楽器を上達していく上で、学ぶことや経験がその人にとって必要な事と私は常々思っていることなのですが、私のエゴで縁を作るのではなく、本人の気持ちとその環境に合った、自然な形でご縁が整うようにする調整役が私の仕事だなと感じています。



読んでくださってありがとうございます。 今後とも精進して行きますので、よろしければサポートよろしくおねがい致します♫