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吹奏楽部の流れづくり4

こんにちは。吹奏楽部、部活動指導員の石黒です。

私は吹奏楽部の指導を20年ほど行っています。10名にも満たない部活から70名程の部活の運営、個人レッスン、パート指導、グループレッスン、合奏指導。
一般楽団の立ち上げから運営、合奏指導多岐に渡って携わってきました。

指導活動の中で様々な問題にぶち当たり、一つ一つクリアしていく中で、吹奏楽部の環境の整え方というものを学んでいきました。

今日からnoteを通して、吹奏楽部の活動を行う際に困っている方やもっとよくしたいって思われている皆様へ向けて、
吹奏楽部の活動を生徒達が自主性を身につけながら個人もチームとしても成長していける流れづくりについて、ご紹介していこうと思います。

活動のお役に立てたら嬉しく思います。

さて、本日のテーマは

パートリーダーミーティングを開こう

各パートにパートリーダーがいるかと思いますが、
前回のセクションリーダーと一緒で、やはり彼ら彼女らも1年かけて良いリーダーになっていく存在です。
だいたいは2年生の秋、3年生が仮引退する頃にパートリーダーになるかと思います。このタイミングで1回目のパートリーダー会を開くといいですね。

2020年の今年はとても変則的なスケジュールですが、つい先日行ったところです。今年は、1年生21名に対して2年生が12名と2年生の負担がとても大きくなってしまいます。なのでみんなにリーダー意識を持ってもらおうと、2年生ミーティングに変更して、2年生全員にパートリーダーとして必要な事を共有してもらうことにしました。部活の規模に応じて、また目的に応じて柔軟に行えるといいかと思います。

パーリーMTGの目的と内容

・現状の気持ちの確認
・部内の問題点の確認
・リーダーとしてやることの意識付け
・リーダーとしてこれからできるようになってほしいことの意識付け

現状の気持ちと部内の問題点の確認

個人個人が部活をどのような気持ちで取り組んでいるのかを知るのは大切なことだと思います。指導者側の気持ちが先走ってもいいことはありません。一人一人が何を考えているのかと、汲み取っていきましょう。
気持ちを汲んでいくと、部活として問題点も浮き彫りになってくるかと思います。
だいたいが人間関係ですが、、、
笑えない話で、大人から見ると青春の1コマで微笑ましいですが、本人達からすると人生の悲劇が起こっていたりするので、親身に丁寧に聞きます。

各パート、リーダーも一人一人個性を持ち、人格を持っています。これらを潰さないように、せっかくのヤル気を削がないように、また一人で抱え込ませないように、チームで取り組んでいる意識をそれとなくMTGをすることで気持ちにすり込みます。悩んだら話していい空気。質問していい空気、一人一人違くて良い雰囲気。私はこの辺りを大切にしてMTGをやります。

リーダーとしての役割

私の指導校では、「より良いパートリーダーになるために」というマニュアル的な数ページの冊子を渡しています。冊子の読み合わせをして、一つ一つ確認していきます。リーダーとして成長するために漠然とただ一生懸命取り組むより、目安や、具体的なやることがあることで目に見えて成長していきます。
この冊子は、秋田の山王中学校で取り組まれていたものを参考にさせて頂き、5.6年前から取り入れさせてもらっています。

内容は以下のような項目です。
パートリーダーとしての心構え
・練習するにあたって
・合奏前、合奏中、合奏後のすること
・より良いリーダーになるための10のポイント

年に3〜4回、MTGを開く

大きなイベント事や区切り事にこのミーティングを開いて上記の確認をします。
10のポイントが前よりできているか、次はどのポイントをできるようにするか意識づけをします。

2回3回と行っていくうちに、出来ることが増えて自信に繋がって行きます。3年生になる頃に頼れるリーダーになっています

大切なこと

私は部活動指導員として学校に関わっているので、生徒達の様子を全て知っている訳ではなく、部活動での顔しか知りません。
こういう場を通して、リーダー達と本音で話し合い、一緒に部活を作っていこうと気持ちを通わさせることが大切だと思っています。信頼関係づくりです。

生徒達の本音を聞き、指導者もそれを踏まえながら本音を話す。コミュニケーションを大切にしましょう

本日もありがとうございました。
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石黒琢也

読んでくださってありがとうございます。 今後とも精進して行きますので、よろしければサポートよろしくおねがい致します♫