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#3 使いやすいノートとは

前回の記事で,「鉄緑会式ノート術」を少しだけご紹介させていただきました。
そのポイントはこの2つ。

  • 情報の繋がりを把握して分類する

  • その瞬間の空気感を保存する

ノートはなんでもよい?

このような疑問を持たれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

前回の記事にあったようなことに気を配ってノートを書けば,勉強の効率が上がって成績も伸びそうだけど,それはどんなノートを使っても同じことでしょう?

この疑問の答えは YES です。
では,なぜ私たちはわざわざ「鉄緑会ノート」を作ったのか。
それは,鉄緑会式ノート術を最も楽に実践できるノートを使っていただきたいから
です。

鉄緑会ノートに凝らした工夫とは

「情報の繋がりを把握して分類する」ために

「情報の分類をしやすく」するためには,
「スペースを分けやすく,インデントがつけやすい」
という条件を満たすノートが必要です。
鉄緑会ノートには,その目的でドットが配置されています。

どうスペースを分けるのが良いかはその人の学習状況や予習復習のスタイル,科目や講師の授業スタイルによって変わってきます。(この点は今後この note で順にご紹介して参ります)

そして,この適切なスペース分けを自然とできるようになるには,試行錯誤を繰り返す必要があります。縦に何分割に分ける場合にも分けやすいように,モチーフやドットの位置を工夫しています。

また,短い定規でもスムーズに縦線を引けるように,中央部にもドットを配置しています。

ドットを利用して迷わず素早く分割線が引けます


「その瞬間の空気感を保存する」ために

「その瞬間の空気感を保存する」ために,筆記量が増える場合もあります。
このとき,書く作業に気を取られて授業を聞き逃しては本末転倒です。

そのため,文字や図を書くことの手間やストレスをいかに減らせるか,という点にこだわりました。

罫幅は,ふりがなや補足事項,大きめの数式も書きやすい 7mm 幅を採用。

積分などの大型の数式も書きやすい

ドットがあることで,図や表がフリーハンドでも描きやすくなっています。

表やグラフを記入した例

上述したスペースをスムーズに分けるための工夫も,結局は「手間を減らして学習内容に集中するため」なのです。

これらは,自分たちも中学・高校・大学と,山のような筆記量をこなしてきた講師陣だからこその工夫と言えるかもしれません。

鉄緑会ノートは,鉄緑会式ノート術をより実践しやすくなるように作成されたノートなのです。

次回は表紙がなぜこのデザインなのかについて,ご説明いたします。

最後までお読みくださり,ありがとうございました! 書いて欲しい記事などあれば,是非リクエストをお寄せください。