見出し画像

#4 鉄緑会ノートの表紙について

なぜこんなに地味なのか

鉄緑会ノートの表紙を見て,そう感じた方がいらっしゃるかもしれません。
同じ KADOKAWA から出ている「鉄壁」や「東大●●問題集」とは色味も全く違うし,地味だなと。

鉄緑会ノートと鉄壁

今回は,このカラーリングやデザインが意図したところをお伝えしていきます。

ノートの表紙には記入する内容が多い

表紙には,まず科目とノートの用途・種類を記入しますよね。
そして,「自分にとって最良の参考書」となるノートには,今後繰り返し参照しやすいように,学年や何冊目であるかといった情報も必要です。
(自分が生徒時代にとったノートを,自分が授業をするときの参考資料にしている講師も多いです。大学の先生にも,そういう方がいらっしゃいますね。)

結果,ノートの表紙には,
学年,科目,ノートの種類,何冊目か
(「高1」「数学」「講義ノート」「No.1」)
などが書き込まれることになり,そこにさらに自分の名前やノートを使用した期間,細かい内容などの情報を加える生徒さんもいます。

これだけの情報を書き込んで別のノートと区別するためには,
薄い背景色,自由に使える広いスペース,用途を限定しない罫線
が必要で,様々な試案の中からこのデザインに行き着いたというわけです。

表紙の使い方を工夫すると

付箋を貼った表紙

表紙に余裕があるので,このように付箋を一時的に貼ることもできます。質問したい内容や,すぐに見直す必要があることなどを置いておくのにちょうどよいスペースです。

冷蔵庫にゴミの回収日や買い物リストをマグネットで貼っているご家庭,ありますよね。あの感じに近いかもしれません。このとき,冷蔵庫は無地が一番ですよね。

ノートの表紙というのは,かばんから取り出した際にまず目に入る,ノートの中で最も目立つ場所です。
ここに例えば To Do リストのような忘れたくないことを付箋で貼る,おすすめです😊

最後に

鉄緑会ノートの表紙のデザインを決めるにあたって,KADOKAWA のデザイナーさんにたくさんの素敵な案を出していただきました。その後,人気投票のような形で鉄緑会の生徒さんや同僚の講師たちから無数の意見を聞き,最終的な色味を選んでこのデザインとなりました。ご協力くださったすべての方に,この場をお借りして御礼申し上げます🙇

最後までお読みくださり,ありがとうございました! 書いて欲しい記事などあれば,是非リクエストをお寄せください。