加藤文太郎という登山家がいたことを知る
はじめに
単独行者として登山史に名を残す、加藤文太郎という兵庫県出身の登山家がいたことを初めて知った。
兵庫縦断スピードハイク
「スピードハイク」に関するサイトを辿っていると、兵庫県を縦断するスピードハイクの大会があることを知った。大会の正式名称は「拝啓 加藤文太郎 兵庫縦断176kスピードハイク」という。
大会名に「拝啓」という手紙の頭語と「加藤文太郎」という、自分の知らない人の名前が入っていることに少々違和感を感じた。上記の大会サイトで大会の趣旨を確認すると、加藤文太郎という登山家に敬意を表す大会であることを知り、その違和感は消えた。
大会の趣旨をまとめると、
加藤文太郎という登山家の概要を、Wikiより抜粋した。
15年ほど前に数回参加したことのある「ハセツネ」(正式名称は「日本山岳耐久レース(24時間以内)~長谷川恒男CUP)も、大会名に長谷川恒男という登山家の名前が入っていたので、大会名に登山家の名前を入れるのは異例のことではないようだ。
KOBE六甲全山縦走大会
これまで4回参加した「KOBE六甲全山縦走大会」の起源も、Wikiを読むと加藤文太郎の六甲全山縦走エピソードが深く関わっていることを今更ながら知った。これによると、彼は六甲全山縦走路を1日で往復したようにも読み取れる。(小説では宝塚から電車に乗らず歩いて帰ったと書かれているので、事実も復路は街の道だったのだろう)
小説「孤高の人」
登山家・加藤文太郎がモデルとなった新田次郎の小説「孤高の人」を図書館で借りて読み始めた。小説の日常生活の舞台が神戸ということと、加藤文太郎の職場と職種が自分と同じだったこと、内向的で口下手な性格が自分と似ていることから、非常に親近感が湧いた。
おわりに
tr-kiyo殿
六甲全山縦走大会は、もう貴方にはワクワクしない大会になってしまったようですね。
私をモデルにしたその小説を読み終えたら、次は兵庫縦断スピードハイクに挑戦してください。
心より応援しています。
文太郎