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普段ほぼ使っていないiPhoneが歩き旅では生活必需品となった

はじめに

4月4日から17日間、東海道五十三次を歩いた。日常生活ではiPhoneの使用頻度は非常に少ない。iPhoneは外出の移動時にたまにいじる程度である。そんなiPhoneが今回の歩き旅では旅の生活必需品となった。


歩き旅で使ったAppleデバイス

歩き旅では快適に歩けるように荷物をできるだけ減らした。そのため、宿泊先で使うデバイスとして、MacBook Airは持って行かず、iPhoneで代用した。Apple Watchは荷物にならないので、迷うことなく普段通りに手首に着けた。

移動時

日常生活ではiPhoneを使う機会が少ないが、歩き旅ではiPhoneを使い倒すこととなった。日常生活では移動時間は多くて一日2時間程度だが、歩き旅では一日の大半が移動時間である。自分にとってiPhoneは移動時にしか使わないデバイスなので、歩き旅ではiPhoneを使う機会が多くなるのは自然なことである。

日常生活と歩き旅で大きく異なるのはiPhoneの使い方である。日常生活では移動時にiPhoneを使うといっても、特に用もないのにいじる程度だ。歩き旅では東海道五十三次のルートの確認、写真撮影、メモの記入、コンビニ等での決済と必要に迫られて頻繁にiPhoneを使った。

今さらだが、iPhoneは手軽にポケットから出してパソコン、カメラ、財布の代わりになる。改めてiPhoneの便利さを痛感した。

宿泊先

宿泊は全て快活CLUBを利用した。快活CLUBはWindows PCなので操作にストレスを感じる。退職してから5年が経ち、もうすっかりMacしか使えなくなってしまった。快活CLUBのPC画面は賑やかなので、リラックスできない。快活CLUBにチェックインすると、まずはPCの電源を切ることにしている。歩き旅ではMacBook Airを持ってきていないので、快活CLUBでもiPhoneを使った。現代の若者はパソコンを使わない人が多く、自宅でもスマホをいじっているらしい。若者は自宅でこのような感じで過ごしているのだろうかと想像した。

Apple Watchは起床アラーム(振動)と睡眠管理に使った。

iPhoneは万能デバイス

日常生活での移動時間は短いのでiPhoneがなくても困らない。しかし、数日間に及ぶ歩き旅ではiPhoneがないと生活できなくなる。以下に歩き旅で使った主なiPhoneアプリを列挙した。歩き旅では、iPhoneの多くのアプリに依存していることがわかる。Macではできないことも多い。iPhoneの多機能ぶりに改めて感心した。

歩き旅で使った主なiPhoneアプリ

  • Google Maps(東海道五十三次のルート、コンビニ等の検索)

  • 快活CLUB(会員証、空席状況)

  • 楽天ペイ(決済)

  • Drafts(メモ記録)

  • カメラ、写真(画像記録)

  • Yahoo!天気(天気予報)

  • Safari(ニュースチェック、調べもの)

以下は宿泊先でのみ使用

  • メッセージ(妻と友人への連絡)

  • フィットネス(歩数、距離)

  • AutoSleep(睡眠管理)

  • YouTube(動画鑑賞)

  • radiko(ラジオ聴取)

充電トラブル

東海道五十三次は通常とは逆方向に歩いた。京都三条大橋をスタートして13日目、富士山が一番近くに見える場所まで来た。ここでiPhoneの充電ができなくなった。13日目の午後にiPhoneのバッテリー残量が20%を切ったので、モバイルバッテリーで充電を始めた。少し時間が経ってからバッテリー残量を確認すると充電していない。

充電ケーブルは外出&旅用として11ヶ月前に買ったもので、純正品ではなくiPhoneとApple Watchが同時に充電できる2in1の充電ケーブル。念の為、Apple Watchの方を確認するとApple Watchは充電できた。これは充電ケーブルの問題ではなく、iPhone本体の問題の可能性もある。

100均ダイソーを見つけたのでiPhoneの充電ケーブルを買った。充電ケーブルを恐る恐るiPhoneに挿す。よかったー!、稲妻マークの充電反応あり。iPhone本体の問題でなくてよかった。iPhone本体の問題であれば、旅は中止して帰ろうとも考えていたのだ。

その2日後、Apple Watchも充電できなくなった。Apple Watchの充電器は特殊なのでダイソーなどには売っていないだろう。家電量販店で扱っていたとしても純正品は約5千円もする。この思い込みが邪魔して旅先ではググることもしなかったが、この記事を書いているときに調べてみるとダイソーで700円で売っていたようだ。

iPhoneの充電ができなくなった時は頭が真っ白になったが、Apple Watchが充電できなくなった時は特に動揺は感じなかった。歩き旅にはApple Watchはなくても影響ないよということだろう。

おわりに

5年前の四国お遍路では紙の地図とコンパスを使った。メインの決済はEdy付きクレカ、メモは紙のメモ帳を使った。写真はデジカメ、ラジオはポータブルラジオを持って行った。今回の歩き旅では、それら全てを1台のiPhoneに集約した。しかし、今回の歩き旅でiPhoneの充電トラブルを経験したことで、iPhoneにトラブルが起きれば、全てのことができなくなってしまう危険性があることに気が付いた。
とはいえ、人間は便利さを知ってしまえば、もう以前のやり方には戻れない。バックアップとして予備のiPhoneを持っていくか、旅を中断するしか方法はない。


日常生活ではiPhoneを使う機会が少ないのでフリック入力が苦手だったが、音声テキスト変換の精度が非常に優秀になっており、フリック入力と併用すれば効率よく入力できた。今回の17日間の歩き旅で入力したテキストメモの文字数は約3万文字だった。

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