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生成AIで年賀状イラストを描いた時メモ(後編)「+発明要素」を入れるのは手軽ではなかった


拍子抜けするほど、欲しいものがすぐに手に入ったので(前編)、せっかくなら2024年ということで、発明原理24「仲介原理」の要素を入れようかと試行錯誤したのがここからのエントリ。

結論から言えば、「現時点では、イラストに『発明要素を加える』のは従来の例が少ないようで、簡単ではない」ということ。

やはり「お手本がある」のは強いが「お手本がない」ものは現時点では生成AIはそんなにお手軽ではないようだ(少なくとも私のスキルレベルでは)

Prompt Generation機能を利用

さて、その前に、「仲介原理」とは、行おうと思ってる操作に関して、仲介物を解することで、その影響をいい感じに軽減する発明原理。具体例としては「アイロンをかける際のあて布」であったり、「料理の際に、直火ではなく網を介したり、水を介す(=茹でる)」ことがあてはまる(より詳しくは例えばこちら)。
そこで、Leonarldo.aiについているPrompt Genaration機能を使ったところ

A majestic dragon, wrapped in a cocoon of capsules, emerges from its slumber.

というプロンプトが生成されたのでまずはこれで行ってみた。それでできたの以下のイラストたち。ふむ。「繭」は仲介して守ってくれている1つだがイメージはずいぶん違う。


辰+<#24仲介原理>しようと思ったら難産だった

繭(まゆ:cocoon)のカプセル、のイメージは良さそうだったので、とりあえずドラゴンを水色の赤ちゃんにしようとした。が、いきなりもっと奇妙な造形がされはじめ、AIの自己検閲が入るほど。

「A cyan dragon infant, wrapped in a cocoon of capsules. A happy new year.」にするとなんか変な感じに。デフォルトでは見られない変な造形も

とりあえず、A happy new yearにこだわるのをやめてみたら、少しかわいくなった。

「A cyan dragon infant, wrapped in a cocoon of capsules」にしたらちょっとかわいくなった

学習セットをちょっと変えて、写実的風にしてみた

他の学習セットにしてみた。
より写実的になったのはよいのだが、「カプセル」の力が強すぎて、「水色のドラゴンの赤ちゃん+カプセル」みたいになったので困る。

A cyan dragon infant, wrapped in a cocoon of capsules. A happy new year.

考えてみたら、繭にこだわるより、「仲介による、影響の和らげ」をいしきすべく「クッション(cushion)」という単語を入れたら以下のような形におちつきました。

A cyan cute happy dragon infant, wrapped in a cocoon of cushion.

なかなか、ここまで少し試行錯誤がありました。
本当は、もっと「外からの強い影響を、”仲介物によって”和らげる」ところまで作ろうと思ったのですが、そう簡単ではなかったです。

とはいえ、ほんの1年前にこんな「クッションにくるまれた水色のドラゴンの赤ちゃん」なんて世の中に存在しなかったわけです。そしてこれを自分で描こうと思ったら相当に大変だったのが、「文字列で依頼する」だけでそれなりのものが手に入る。

あらためてこの1年での生成AIを実感したものでした。

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