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ニンジャスレイヤーTRPGリプレイ:NSPD/69課キャンペイグン第二話「ネオサイタマ・ハイウェイ・バトル」#1

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#1 #2
この記事は2020年8月24日〜9月6日に、筆者NMの元Discord上で開催されたニンジャスレイヤーTRPGのセッションを、少々の加筆修正を加えて公開したものです。

NSPD69th Campaign 2nd
"Neo-Saitama highway battle"

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ブラッドカタナ・ヤクザクランでの戦いから数日。あれからしばらくは、ニンジャとの遭遇もなく、比較的平穏であった… そしてこの日、君たちは午前中の勤務を終え、本庁の食堂に集合し昼食をとろうとしていた。

「順番を守れ!」「うるせえ!」おひるどきの食堂は喧騒に包まれている。

 
シルヴァリィタクト(以下シルヴィ): 「ワーオ」シルヴァリィタクトは持ち込んだパックド・スシを齧っている。「災難だねぇ」
サスツルギ: 「エート…これは…?」高級スーツに身を纏った男、サスツルギは喧騒をフシギそうに見つめている。初めて見る光景だ。
シルヴィ: 「あ、こっちこっち」パタパタと”確保”していたテーブル席から手を振る。
ゲイラヴォル: 「割り込んできたのアンタじゃない!」列に並んだゲイラヴォルがゼスチュアと共に叫ぶ! 「早くしてよ!列が進まないじゃん!」
サスツルギ: 「ああ、シルヴァリィタクト=サン、ドーモ。」席へとつく。「それで、シェフはいつこちらへ来るのでしょうか?」
ランドレアム: 「ウルセッコラー!スッゾコラー!アームレスリングでキメッコラー!」ランドレアムは仲裁に入り、アームレスリングを提案! 
マッポたち: 「早いもんがちだぜ!」「待ちやがれ!」「落ち着きなさい!全員ぶんあるよ!」
シルヴィ: 「へ?」
シルヴィ: 「……ああ………ああ」
サスツルギ: 「ですから、各机に専属のシェフがいるのでは?時間がかかるのは仕方ないにしろ、あまり待たされては困りますね。」サスツルギはすっかりタルヒ社ロゴ入りのハンケチと箸を広げ、食事がとれる状態になっている。
シルヴィ: 「ああ、そういう事ねぇー」 シルヴァリィタクトはこの男がこういう光景を微塵も見たことが無いのを察した!
シルヴィ: 「……どこから説明したもんかなぁ…」
ゲイラヴォル: 「やったろうじゃん!アァ!?」アームレスリングと聞き、意気揚々と腕まくり!しなやかな筋肉のついた上腕を覆うようなトライバル柄のタトゥーがあらわになる!
ランドレアム: 「オット、全員分あるンスね。皆落ち着くッス!全員分ちゃんとあるッスよ!」
サスツルギ: 「まったく…あの二人も騒がしいことで…」溜息を一つ。何故待てないのか。

食堂はまるでイクサ場のようだ!

 
ランドレアム: 「あ、ゲイラヴォル=サンも!オレ、アームレスリングとか言っちゃったッスけどここは穏便に!」
ゲイラヴォル: 「あっ、え〜っ!?ドッチなのさ!」もうケンカ売っちゃったと言わんばかりに肩を竦める!
ランドレアム: 「スンマセン!ま、前の職場の癖ッスよ!」
シルヴィ: 「んとね、サスツルギ=サン。今日のメニューは多分決まってるから、こっちから列にならぶ必要があるのよ。NSPDは人の数だけ調理人を用意するなんて無理だからね―」
ゲイラヴォル: しぶしぶ腕を収める。「アンタの前の職場って、もしかして看守?大変だねぇ」
サスツルギ: 「エッ……なんたる…。実際人員不足なのでは…?」
ランドレアム: 「ち、ちげえッスよ!前の職場は……その……」
サスツルギ: 「それにもしメニューが好みでなかった場合はどうするのです?」困惑と驚愕の表情を浮かべている。
シルヴィ: 「多分いつもどこも人員不足だと思うよ。なにせあたし達を頼るぐらいだし」食後のザゼンを飲んでいる。
シルヴィ: 「んー、……我慢?あとは、持ち込み?」
ゲイラヴォル: 「…その?」首を傾げる。
シルヴィ: 「あたしは列にならぶのも味が濃いのも苦手だからね―」
ランドレアム: 「い、いや、その話はまた後で!」そうやってごまかし、「皆落ち着くッスよ!ほら、皆!ハイアンタ1!ハイアンタ2!3!4!5、6、7、8……ゲイラヴォル=サンはそこッスね!」
サスツルギ: 「……。」サスツルギはフォーク片手に絶句した。
シルヴィ: 「おべんと持ってきた方が良いんじゃない?」
ゲイラヴォル: 「ウ〜ン。まぁいいけどさ」肩をそびやかし、ランドレアムに従う。「アンタ何にするか決めた?」
マッポたち: 「アイエエエ!」整列!整列!整列!一般マッポたちはまたたくまに整列!
ランドレアム: サスツルギ=サン……
サスツルギ: NMさん!
シルヴィ: シルヴァリィタクトはザゼンを空にすると、オキアミ・バーをかじりながらUNIXを弄り始める…
サスツルギ: タルヒ社にお願いしてお弁当もってきてもらってもいいですか!?
NM: あはい!わかりもうした!
ゲイラヴォル: サスツルギ=サン…!
サスツルギ: 「仕方ありませんね…。」IRCを取り出す。『モシモシ、リヨトです。エエ、ハイ、そうです。至急です。ヨロシクオネガイシマス。』
ランドレアム: サスツルギ=サン!?
ゲイラヴォル: 羨望の的だぜ…
サスツルギ:あ、量は50人前位で。全員分用意することなど、我がタルヒ社にとっては普通のはずです。』
シルヴィ: 「♪イタマエの近くの奴がスシを食べ過ぎる」
ランドレアム: 「オレッスか?オレはァ……」食堂のメニューをまじまじと見る。「カラアゲッスかねえ」

半刻も立たぬ間あった。タルヒ家の使用人が、リヨトの脇に現れる。
おお、ナムサン。今、なんと言ったか?50人と?

 
シルヴィ: 「…あれ?」
ゲイラヴォル: 「…あっちでサスツルギ=サンは何を…アッ誰か来た」
ランドレアム: アイエエエエ!?
ゲイラヴォル: アイエエエ!!
サスツルギ: 食堂で待ってる人たち全員に配る…予定だったんだけど!
NM: ナセバナル!
サスツルギ: ノブレス・オブリージュ!
シルヴィ: 流石にストップかけようかな?
シルヴィ: まあ面白いからいいか
サスツルギ:
シルヴィ: シルヴァリィタクトは面白いから放置した。
ゲイラヴォル: 草ァ!
ランドレアム: アイエエエエ……
使用人: 「お坊ちゃま、お待たせいたしました」カートにベントーを積載し、タルヒ家の使用人がエントリー!
シルヴィ: 「…うわ、ホントに来た」
ランドレアム: 「ハ!?」
サスツルギ: 「ドーモ、ちゃんとありますね、結構、ご苦労様です。父上にはきちんと報告しておきましょう。」信賞必罰!

おお、これがカネモチのパワなのか!?

 
ゲイラヴォル: 「ワッザ!??」
サスツルギ: 「これで皆が食べ物を巡って争うなどという悲しいことは起きますまい。皆さま、ドーゾこちらからお取りください。我がタルヒ社特製のベントーでございます。」腕を大きく広げる。
ランドレアム: 「エ……?」
マッポたち: 「アイエエエ!?」「何だってんだ!」「ベントーだって」食堂中の注目を集めるサスツルギと弁当!
サスツルギ: (ちゃっかり売り込みもかける、抜け目のない商人でもある。)
ゲイラヴォル: 口をあんぐり開けて頭を掻く…「スゴイねこりゃ、なんでもアリだ
シルヴィ: 「わーい」ちゃっかり頂いていく。食は細いが高級品なら別だ!
サスツルギ: 「ええ、その通りです。今後ともタルヒ社をご贔屓に。」にっこりと営業スマイルを浮かべると、近くにいる人から順番にベントーを手渡していく。その腕は美しいサイバネに置換されていた。
ランドレアム: 「何でもアリなんスね……カネモチ……コーポの人って……」ランドレアムには遠い世界だ。
マッポたち: 「おお…」「こんな高そうなもんを食えるなんて…」「タルヒ社…それはいったい…何なのだ!」
ゲイラヴォル: 「ン〜……まぁネオサイタマの上位層だからね」食堂のおばちゃんから豪勢な大盛り定食を受け取る!

美しいサイバネアームから
次々にベントーを受け取っていくレッサーマッポたち。

 
サスツルギ: 「タルヒ社はサイバネを始めとした総合メガコーポ、実際皆さまNSPDともお付き合いが長い!今後ご入用の際は是非我がタルヒ社へ!」営業スマイル!
ランドレアム: 「……」ランドレアムはベントーを受け取り、それをじーっと見つめる。
シルヴィ: 「抜け目ない商人の目だねぇ…」 「ん、どしたのランドレアム=サン」
ゲイラヴォル: 「やってるねぇ」大盛り定食をドカッと置いて苦笑!
マッポたち: 「サイバネだって」「俺も入れようかな」「安くしてくれねえか!?」釣られるマッポたち
サスツルギ: 「ええ、値引き交渉も行っておりますよ!連絡先はこちらです!」ちゃっかり食堂の熱気もコリの力で涼しくしながら引き続きレッサーマッポ達に笑顔で語りかける。"いかなる時も商機と心得よ。"父の教えだ。
ランドレアム: 「いや……」ベントーを見て、呟く。「オレが今まで経験してきたコトって何だったんだろうな……って」
ゲイラヴォル: 「せっかくだから両方食べ比べてみようかな」ナムサン!定食の上からまだ食うつもりだ!
シルヴィ: 「いやーまあそんなもんだよー」

NSPD69課は恐ろしい人材に手を出してしまったのかもしれない…

ゲイラヴォル: 「そんなこたないよ。歩んできた道がアンタを作る」早速定食の方から口をつける。
シルヴィ: 「でも、キミがここでこれを食べれるならそれは”勝ち”って事じゃない?」シルヴァリィタクトはハッカーだ。良くも悪くも過去には頓着しない。
ランドレアム: 「……ま、そうッスかね!とりあえずウマそーだから食べちゃお!」
シルヴィ: 「そうそう、欲望には素直が一番一番」

ベントーが口に合うかどうか(最低保証50)
ゲイラヴォル:1d50+50 = (30) + (50) = 80
ランドレアム:1d100+50 = (46) + (50) = 96
ランドレアム(振り直し):1d50+50 = (5) + (50) = 55
シルヴィ: 1d50+50  = (27)+50 = 77
サスツルギ:100  = 100 = 100
※お味はいかに
ゲイラヴォル: 流石の一流シェフ…!
シルヴィ: 出目が強い!
サスツルギ: 100超える可能性があって草>1d100+50
ランドレアム: 出目ェ!
シルヴィ: あ、ほんとだ
ランドレアム: あ、D50か!
サスツルギ: 150とかなんかヤベー薬入ってるからやめた方が良い
NM: うますぎる!>150
ランドレアム: まあそうなるだろうな……
ゲイラヴォル: とりあえず美味しかったようだ!
サスツルギ: 空気を読むダイスブッダ>美味しいけどなんか違和感
NM: ランドレアムにはあじがわからぬ。(メロス並感)
NM: 77…ラッキーナンバー!
シルヴィ: ダイスすら振ってねえ!
ランドレアム: 固定値で草
NM: 百です。
サスツルギ: そら振ることないよ
サスツルギ: いつもの味ですから
ゲイラヴォル: いつも食ってるからね…w
NM: 常に100の男サスツルギ

 
ランドレアム: ランドレアムはベントーに口をつける。美味しい。いや、美味しいのか?よくわからない。ランドレアムには高級などわからぬ。「ふーん……ウマいッスねえ……」
ゲイラヴォル: 「…ン」定食と食べ比べ、片眉を上げる。「流石いいとこのお坊ちゃん、専属シェフの腕も一流ね!」あっけらかんと言いつつ食い進める!悪気は無い!
シルヴィ: 「ん、いい感じ。…全部は辛いかな?」半分ぐらいを冷蔵タッパーに移す。持ち帰る気満々だ
サスツルギ: 「ふぅ、やはり慣れた味が一番です。」デモンストレーションを一通り終えたサスツルギはベントーをゆっくりと食べ始める。
ランドレアム: 「……」黙々と食べる
シルヴィ: 「いやー、すごいねサスツルギ=サンは」アホを見る目が半分、純粋なソンケイが半分の目であった。
サスツルギ: 「?」意図が読めず首を傾げる。「ドーモ…?」
ランドレアム: 「(オレには味がわからねえ……何なんだ……)まあ良いや!いっぱい食えるし!」
ゲイラヴォル: (しっかしまぁ…こりゃ舌も肥えるはずよね)サスツルギをチラリと一瞥。(このクオリティを毎日かぁ……)
ランドレアム: とりあえずガツガツ食べた
ゲイラヴォル: 食べ進めるペースが意外に早い! (ネオサイタマにはもっと安くて美味い店があると言うのにね…モッタイナイ)
サスツルギ: 「……。」ランドレアムのマナーを指摘しようと眉を顰め、思いとどまった。「……ええ、沢山食べてくださいね。」
シルヴィ: 「んー、でもサスツルギ=サンも急がないとアブナイよ?」
シルヴィ: 「お昼の時間、あと10分ぐらいじゃなかったっけ」

周りのマッポたちはすでに片付けを始めていた。
ベントーの空箱が回収ボックスに積み上げられている。

サスツルギ: 「10分…?はて…食事中は時間を考慮しないのが普通では……」ふとフォークが止まる。確かに周囲のペースが異様にハヤイ…!(主観では)
ゲイラヴォル: 既にゲイラヴォルはベントーを食い尽くし、コメを大盛りに盛られた定食も終わりに近づいてきている。

そして君たち四人がタルヒ印のベントーや、食堂のランチセットを食べている、あるいは食べ終わったところに、ひとりの男が声をかけた。
49課に所属するフォールン・デッカー、ノリべである。

ノリべ: 「よう、ひよっこのタケシじゃねえか。ドーモ、ノリべです」君たちのテーブルの前にたち、アイサツを行う。
シルヴィ: 「うにゃ?タケシ?」
ランドレアム: 「あ、ドーモッス。ノリベ=サン。ラ……タケシッス」立ち上がり、オジギする
サスツルギ: ハンケチと食器を全て仕舞い立ち上がる。「ドーモ、ノリベ=サン……」ここはモータルネームで名乗るべきか。「"リヨト・タルヒ"です。」
ゲイラヴォル: 「ドーモ」箸を置き、ピラリと片腕を上げる。タケシ…?
ノリべ: 「なんだか新しい課のデッカーに指名されたって聞いたが…女子供ばかりじゃないか。お前の部下か?」
シルヴィ: (あー、ランドレアム=サンの名前か)
ランドレアム: 「オレ、一応タケシって呼ばれてたンスよ」そう言いながら、ノリベに向き直る
ランドレアム: 「いや、オレの部下じゃなくて同僚ッスよ!オレなんかが、部下引き連れれるワケないじゃないッスか」へへへ、と笑う。ちょっと顔が赤い
サスツルギ: (((ナルホド、マッポの頃のセンパイですか。)))静かに二人のやりとりを見る。
ゲイラヴォル: 油断なくノリベを見る。女子供と言われていい気はしないが、流石にその一言だけで喧嘩を売る気にはならない。
シルヴィ: (ふーん)ノリべの様子を伺う。LAN端子付けてます?
NM: つけてますね。
シルヴィ: (…ふーん)シルヴァリィタクトはまあいいやという顔でUNIX作業に戻った。まあ関わりあいのない話だろう。
サスツルギ: おや、情報は抜かないのかい?()
ノリべ: 「へえ、同僚ね…仲良しクラブじゃねえのか?ああ?」
NM: 抜きに来ると思ったぜー!
シルヴィ: 沸点を越えるまでは面倒なのでしない!
ゲイラヴォル: 油断ならないぜ…!
ランドレアム: 「な、仲良しクラブ!?ンなワケないじゃないッスか!」 「皆オレの大切な同僚ッスよ!」
ゲイラヴォル: 「いいじゃない。同僚同士が仲良くしてて悪い?」気にしていない、と行った様子で食べ進める!
サスツルギ: 「我々はこの度新しい課である69課に選抜されたのです。以後ドーゾヨロシクオネガイイタシマス。」隙の無いオジギを一つ。
ノリベ: 「そうかいそうかい…同僚思いのリーダータケシの69課ね、よーく覚えといてやるぜ」軽いオジギを返した。シツレイ度が高い、だがネンコはノリべが上だ。
ランドレアム: 「ハイ!」軽く敬礼!
ノリベ: 「仲良しこよしはいいが、お仲間を失って、泣きわめいてオハギ中毒になったりするなよ?それでマッポやめてったヤツを知ってるんだ」
サスツルギ: 不満気に目を細める。だがサスツルギは組織における序列の大切さを十分理解している。「ご忠告、痛み入ります。」さらりと返す。
ゲイラヴォル: 「……………」ノリベに見えていない方のこめかみに、一筋だけ青筋が浮かぶ。気に食わない。だがまだだ。あからさまなことを言うまで耐えるのだ…!
ランドレアム: 「……それは絶対にねえッス。それだけはさせねえッスよ。忠告ドーモッス」
シルヴィ: (まあ変なことは言ってないかぁ)スルーである。
ノリベ: 「へえ、実力はともかく、やる気だけはあるみたいだな。そいつみたいに、お前がホームレスにならねえことを祈りたいものだ」
ランドレアム: 「もちろん。やる気はあるッスよ。それには絶対にならないッス」

ノリべは、その辞めていったデッカーの顔を思い出していた。
カラテに関しては、ムテキだった男…ノリべは憎まれ口を叩きつつも、
ランドレアムからもその片鱗は感じていた。

ノリベ: 「サカキ=サン…いや、なんでもねえ」
ゲイラヴォル: (態度的には悪徳マッポ…?いや、そう決めつけるには早い…)ゲイラヴォルの緊張が、徐々に緩んでゆく。 (サカキ=サン…?)
ランドレアム: 「(ノリベ=サン、アンタも大変ッスね……)」
ランドレアム: 「……?」
ノリベ: 「とにかく、俺たち49課の邪魔だけはするんじゃねえ!わかったか」
ランドレアム: 「ハイ!」敬礼!
ゲイラヴォル: 「ハイハイ」敬礼!
サスツルギ: 「承知いたしました。」氷のような冷たい瞳でほほ笑んだ。(((ああいう方というのは、どこの組織にでもいるものですね…。)))
シルヴィ: 「ん」ぴらっと手を振った。

 「グワーッ!」ノリべが突然悲鳴!
彼の頭に、テッコの拳が軽くのせられていた。

「また新人イビリかノリべ」「何するんです!ホタカ=サン!」

シルヴィ: 「…ん?」
ランドレアム: 「……!?」
ゲイラヴォル: 「あ…ドーモ」
サスツルギ: 「!」すっと立ち上がり、深いオジギで迎える。「ドーモ、ホタカ=サン。リヨト・タルヒです。」
ホタカ: 「お前も懲りないな。ドーモ、ホタカです」「ノリべです」
ランドレアム: 「ドーモ、ホタカ=サン!」敬礼!
シルヴィ: 「ん、ドーモ、ホタカ=サン」
ゲイラヴォル: 「モリヤマです」敬礼!偽名である!

ホタカは一人の女性を連れている。二十代前半くらいだろうか。

ゲイラヴォル: 「あっ……早速仕事ですか?」ニィと笑う!
サスツルギ: 「そちらの方は…?」
ホタカ: 「ああ、残業になって悪いが、ご婦人を送り届けてくれないか」
ランドレアム: 「……?」
シルヴィ: 「護衛?」
ゲイラヴォル: 「送り届け…?」
サスツルギ: 「何かご事情でもあるのですか?」
ホタカ: 「マッポに電子関連の品を納入してくれてる人でな。スゴカ電子社のキヤマ=サンという」
シルヴィ: 「ふむふむ」
ゲイラヴォル: サスツルギやシルヴァリィタクトの方を見る!なんか知ってる?と言った表情だ!
シルヴィ: 知ってます?
サスツルギ: 知っててもいいです?
NM: いいっすよー このひとは小規模コーポの社長です
シルヴィ: どんな製品扱ってます?
サスツルギ: 社長!タルヒ社と付き合いはあるかしら?(あとリヨトとは面識ない方がいいかしら?)
NM: 無線LAN装置、攻勢プログラムがメインの製品です。サイバネがメインではないのでライバル…といえないだろうが…規模もダンチだしね!

キヤマ社長:「ドーモ、キヤマ・ヤヨイと申します」
シルヴィ: 「…スゴカの!?」それまでぼーっとしていたシルヴァリィタクトがガタッと椅子を揺らす。
ゲイラヴォル: 「うぉッ」シルヴァリィタクトのいきなりのムーヴに驚く!
サスツルギ: 名前だけ知ってることにしとこう
サスツルギ: 「スゴカ電子社、父上から伺っております。ドーモ、リヨト・タルヒと申します。」
キヤマ社長 「弊社をご存知で…!」シルヴァリィタクトにびっくりし、また、タルヒの名を聞いて再び驚いた。
ランドレアム: 「(カワイイ人だな……)……ドーモ、タケシです」
シルヴィ: 「あ、あたしはシルヴァリィタクト。ハッカーです。色々とお世話になってますよー」
サスツルギ: 「ええ、特に無線LAN端子においては素晴らしい技術をお持ちであるとか…。」にこりと微笑み、握手を求めて美しいサイバネの右腕を差し出す。
ゲイラヴォル: サスツルギ、シルヴァリィタクトと見回し、呆けたような感心したような目でキヤマを見る!相当質の良い製品なのだろう…
キヤマ社長: 「ええ、ありがとうございます。ドーモ、ドーモ」あせあせしながら、シルヴァリィタクトにオジギ、そしてサスツルギにもオジギしつつ手を握る。急に囲み取材を受けたひとみたいになっている!
サスツルギ: 「それで、そのキヤマ社長の護衛とは、一体どういうことでしょうか?」問いながらも多少の予想はつく。大抵はライバル社か、ヤクザからの襲撃だ。
ホタカ: 「ああすまん」ホタカが遮り「まあ、特に変哲もなくカイシャまで送ってもらうだけだ。何もなければそれで終わりだが…どうも臭う」
ゲイラヴォル: 「臭う…」
サスツルギ: 「フム…」腕を組む。ホタカほどの人物の勘であれば侮れまい。
ランドレアム: スンスン
キヤマ社長: 「え!?なんの匂いもしませんよ!?」
ゲイラヴォル: 「あ、いえ!強いて言うならさっきのベントーの香りが残ってるくらいで!」慌てて否定!
シルヴィ: 「狙われてる可能性かぁ」
ランドレアム: 「そうッスそうッス。そういうことッスよ」
シルヴィ: 「まあ……」じっとヤヨイを見る。戦闘能力はありそうかな?
ゲイラヴォル: 「…にしても暗殺か誘拐か…上質な職人ってのは往々にして狙われるからね…」
サスツルギ: 「?」シルヴァリィタクトの視線を感じ、そちらを向く。「私が、何か?」

サスツルギ: NMさん、スゴカ電子社は最近新商品でも出しましたか?
NM: マッポ購買に並べられた電子攻勢プログラムの物品は、スゴカ社が卸しています。また、キヤマ・ヤヨイの戦闘能力は1/1/1です。一般人並みです。
ランドレアム: 111!
ゲイラヴォル: 守らねば…
NM: 貧弱ぅ!

サスツルギ: 「確かにこの間発売された新しい電子プログラム…それを狙って、ということであれば十分に可能性もあるかと思われますね。」たとえ中小企業であれど、他社の情報は抜け目なく収集済だ。
シルヴィ: 「……うん、狙われるよなぁ」
キヤマ社長: 「あのプログラム…リサーチ済でしたか、さすがタルヒ=サン」 感心と同時に、メガコーポにも目をつけられていることを畏れた。
ゲイラヴォル: 「身代金がわりに、その新作電子プログラムの"設計図"を渡せ…ってイチャモンつけてくる輩は、まぁ出てくるよね」
ランドレアム: 「ンな新商品が?じゃ、狙われる可能性アップッスね」
サスツルギ: 「実際スゴカ社の製品には個人的にも興味がありますからね。」流れるような営業トークだ。その声に皮肉の響きは一切ない。
ゲイラヴォル: 「で、下手人が出るとしたら、アタリはついてます?」ホタカに。
ホタカ: 「ああ、出るとしたら、どこぞの企業が雇った傭兵の線が高いだろう」ゲイラヴォルに返す。「以前お前たちも戦っただろう、あのブラックマンバ=サンのような、な」
ゲイラヴォル: 「競合他社……」脳内で当たりのつく企業をリストアップし始める。
サスツルギ: 「……。」先日取り逃がした傭兵の姿がニューロンに浮かぶ。
シルヴィ:傭兵もニンジャの時代かぁ」
ランドレアム: 「……傭兵ニンジャ、ッスか」

 ※急に生える敵対カイシャ
ゲイラヴォル: NM!傭兵を送り込んでくる企業名を何となく見当とかつけられますか?
NM: はーい考えます!
サスツルギ: 考えます!ツヨイ
NM: 「スルカンサイ社」にしよう
サスツルギ: 生えた
ゲイラヴォル: 生えた!
NM: 同じようなカイシャでシェア争いをしている。
ランドレアム: 生えた!
ゲイラヴォル: ツヨイ…!

シルヴィ: 「…まぁあたしもそうだったんだし、不思議なことでもないか」
サスツルギ: 「こちらの不始末が生んだ状況である可能性が少しでもあるのであれば、なおさら放ってはおけません。」
サスツルギ: 「そして同業他社となると………」テッコの表面を軽く指で叩く。
ゲイラヴォル: 「小規模電子機器……LANとかそこら辺でスゴカ電子と同規模とするとマツムシ、ゴノイ、セイミツテック、スルカンサイ、ピマシ。まぁ怪しげなのはスルカンサイかセイミツテックね。」過去のクライアント達の記憶を引き摺り出し、誦じる。「特に傭兵を積極採用しているのがスルカンサイ…」
ランドレアム: 「へえ、ンなコーポあるんスねえ」
サスツルギ: たくさん生えた
NM: 羽後のたけのこのようにな…
シルヴィ: 「ふむふむ…」(流石護衛業社だなぁ)
サスツルギ: 「スルカンサイ…スルカンサイ社ですか。」そのニューロンには一か月分の株価が映し出される。
ゲイラヴォル: 「当てずっぽうだからアテにしないで」目を閉じる。「まぁ、どこもかしこも似たようなことは考えるものよ」
ホタカ: 「その中に入ってる可能性もあるだろう」
サスツルギ: 「相手がどこの会社にしろ、キヤマ社長が狙われる恐れが少しでもあるのであれば、護衛する価値はあるかと思いますね。」納得したように頷く。彼女が襲撃されたとなれば、NSPDの、ひいてはタルヒ社の信用にもかかわる。
シルヴィ: 「ん、了解了解。潰れられちゃああたしも困るしねー」
ゲイラヴォル: (それにしても傭兵か…)逃走してゆくブラックマンバの姿を思い出す。 (……次会ったら…今度は絶対逃さない)
ランドレアム: 「了解ッスよ。守るのが役目ッス」
ゲイラヴォル: 「了解。お任せください」ヤヨイの目を見てうなずく。「車にすら傷ひとつつけませんよ。お約束します」
ホタカ: 「ああ、この前のブラッドカタナでの戦いから、お前たちも成長してるだろう。しっかり頼む」
サスツルギ: 「承知いたしました。」どこか品を感じさせる動作で敬礼した。
ゲイラヴォル: 「了解!」
シルヴィ: 「了解!」
キヤマ社長: 「ヨロシクオネガイシマス」キヤマ社長もまた、きみたちに丁寧にオジギをする
シルヴィ: ぱたりとUNIXを閉じる。

◆◆◆

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 ホタカによると、車両は駐車場係に手配させた、とのことだ。
 君たちはキヤマ社長を連れ駐車場に向かう。
「ドーモ、お待ちしておりました皆さん」
駐車場警備員が君たちをみかけ、オジギ。
「ホタカ=サンからお話は伺っております」

サスツルギ: 「ドーモ、ヨロシクオネガイシマス。」
ランドレアム: 「ドーモ、ヨロシクッスよ」
駐車場係: 「種類がいくつかありますが、いかがしましょう。定番のリムジン、機動性重視のバイク、それとも装甲バン…」
ゲイラヴォル: 「ご苦労様」オジギで答える。ほとんど立っているだけの仕事は辛かろう…その気持ちならよくわかるのだ!
シルヴィ: 「ヨロシク!」
サスツルギ: バイクはなんだか草だ
シルヴィ: 「ん、誰かが運転はやらないとだよね」
ゲイラヴォル: 「全員装甲バンに乗り込んで行くとかじゃないんだ」感心したように頷く!
サスツルギ: 「護衛だけ考えるのであれば装甲バンですが…このにはリムジンの窓は対ス……対銃弾加工はされてますか?」対スリケン…と言いかけて言葉を選んだ。
駐車場係: 「防弾性という点ではある程度なら…しかし、大口径銃が相手ではリムジンのガラスでは心ともないでしょうね」

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リムジン:追加ルールなし。報酬金+10万
バイク:脚力6のバイクをコマとして扱います。(耐久はニンジャのものを使用します)
装甲車:「車内に隠れる」を選択可能。手番で宣言できます。攻撃できないが、宣言中はつぎの自分の出番まで攻撃対象となりません
※どの車にする?
サスツルギ: これ全員同じ車両に乗る想定です? あとPCの中から運転手は必要ですか?
ゲイラヴォル: 一つのバイクに5人が曲芸めいて…
サスツルギ: バカナー!?
NM: なんてことだ!
ランドレアム: アイエエエエ!?
サスツルギ: アッちゃんと警察車両だ(写真)
NM: バイクは3台(ひとつあたり最大2人) 他の場合は全員で一台です
NM: 安全性重点ならバンに最初から隠しておくのがよいとおもいます。
ゲイラヴォル: 3台のバイクのうちひとつにキヤマ社長をのせていくって感じかな
NM: ですです。前で操縦するひとは責任重大ですよ!
サスツルギ: お金…お金………(¥o¥)
シルヴィ: うーむ
サスツルギ: キヤマさんがもしかしたら凄腕のバイカーであったりはしませんか?w
ランドレアム: フム
ランドレアム: それは草
ゲイラヴォル: 草ァ! バイクだと戦略的な位置どりができそうですな!脚力の足りないゲイラヴォルの助けになりそう
サスツルギ: ぶっちゃけバイクにするくらいなら私は装甲バンを選ぶかな
NM: もとバイカーギャング説とは草です
ランドレアム: やんちゃな娘だったのだなあ()
サスツルギ: 盗んだバイクで走り出すキヤマさん
ゲイラヴォル: 二の腕にはイレズミを消した痕が今でも…
シルヴィ: 近接じゃないと火力がどれだけ減るかがポインとか
ゲイラヴォル: カトンボが欲しくなるぜ…
サスツルギ: 困ったことにサスツルギは自身との隣接8マスにしか攻撃手段を持ちませんので、遠隔オンリーとなると確かにツライところです
NM: コリは隣接3x3範囲ではない(私も引っかかった)
ゲイラヴォル: こちらもワザマエ2故、主な攻撃方法は近接してのカトンだ
シルヴィ: やっぱりバイクなんじゃないかな 幸いかばう持ちのランドレアム=サンは銃撃系だ
サスツルギ: そうか庇ってもらおうか
ランドレアム: ウム
サスツルギ: バイク3台となると、ランドくん&キヤマさんは確定としてあとはどう分けようか
ゲイラヴォル: サスツルギ=サンとゲイラヴォルは別のバイク、ランドレアム=サンは社長を庇う役目、ゲイラヴォルは脚力が欲しい…
サスツルギ: シルヴァリィタクトさんどうする? サスツルギの方が隣接するだろうから、ゲイラヴォルさんの方に乗る? それともソードの隣接活かしてこっち乗る?
シルヴィ: うーん 電子戦は近接しかもってないんだよね
ゲイラヴォル: ではサスツルギ=サンの方に乗った方が良さげですな!
シルヴィ: デスネ―
ゲイラヴォル: こっちはまぁ……ワザマエ2で頑張ってみましょ()
サスツルギ: もし相手のバイクないしは自動車に自動走行AIが入っているならハッキングで何とかできないかなぁと思ったりはした まぁこれは出会ってからの話だ
シルヴィ: ウム
サスツルギ: とりあえずこうかな
 ①ランドレアム&キヤマ ②サスツルギ&シルヴァリィタクト ③ゲイラヴォル
ランドレアム: ハイヨ!
NM: 了解です!
ゲイラヴォル: ハーイ!h
シルヴィ: OK!

◆◆◆

駐車場係: バイクにするんです?…奇特な方々ですね、わかりました」駐車場係はマッポバイクのキーを三本、君たちに渡す。
シルヴィ: 「足の早さが結構大事だからね―」というか最悪、徒歩で追従できたりする・・・?
サスツルギ: 常に側転しつづければ…?
ゲイラヴォル:そ、そ、そうそう。あからさまに装甲車で護衛しても、目立つだけでしょ?」キーを受け取りつつ…何考えてんの!?といった顔を仲間に向ける!
サスツルギ: 「……申し訳ありませんね、キヤマ=サン。少々我慢いただくことになるとは思いますが…」言いながらランドレアムを一瞥する。「任せましたよ。」
ランドレアム: 「ま、まあ!何とかするッスよ!」
シルヴィ: 「ランドレアム=サンは護衛に関してはプロだから、しっかりしがみついてれば大丈夫だよ」
キヤマ社長: 「いえいえ…護衛していただく立場ですし、あなた方の流儀に従います」バイクで行く、と聞いてキヤマ社長も驚く、が、そういうものなのだと納得した。 「ヨロシクオネガイシマスね、ランドレアム=サン?」
ゲイラヴォル: (バイクで銃弾やスリケンを防げるとでも!?)慌てたように小声で! (普通は装甲車が安定でしょ!?)自身のニンジャとしての力をまだ把握し切れていないのだ!
シルヴィ: (ん、でも銃で撃ってくるニンジャを延々とこっちもスリケンでどうにかできるかな)
シルヴィ: (カトン・ジツやコリ・ジツを使うなら…こっちの方がいいよ)
サスツルギ: 「装甲バンとはいえ、ムテキではないのです。ならば機動性を取るのも悪い選択肢ではないでしょう。…おそらく。」言いながらも眉間を軽く抑えた。護衛であれば本来は装甲バンが常識なのだが…
ゲイラヴォル: (……ニンジャが銃弾を避けられることぐらい、アタシにだってわかるけど……バイクねぇ……)腑に落ちないと言った様子でこめかみを掻く。(今までのファッキン依頼主でもバンくらいは出してくれたわ)
サスツルギ: 「いずれにせよ、先ほども言った通り、ランドレアム=サンがこの作戦の鍵です。わかっていますね?」念を押すようにランドレアムを見る。
ランドレアム: 「え、ええ……よ、ヨロシクッス」ちょっと顔を赤らめつつ、軽く敬礼する「は、ハイ!」
シルヴィ: 「為せば成る、大丈夫だよ。…そう言えば、サスツルギ=サンはバイク運転できる?」
サスツルギ: 「嗜み程度ではありますが、できますよ。」御曹司たるもの乗馬は嗜みだ。それが鉄の馬であっても。
シルヴィ: 「じゃあおまかせ。あたしは後ろで電子サポートに回るからね」
サスツルギ: 「ええ、背中は任せました。」入念な最終確認を行う。
ゲイラヴォル: 「バイク乗ったことある?大丈夫?」ランドレアムに。
ランドレアム: 「バイクはちっちぇえ時から乗ってるからダイジョブッスよ」親指を立てる!
ゲイラヴォル: 「オーケー…信じる」キーを差し込み、回す。快調なエンジン音が駐車場に響く。

「ご武運を!」駐車場係が入り口のシャッターを開ける!
キヤマ社長はランドレアムの身体へしっかりと手を回した。

サスツルギ: ヘルメットをシルヴァリィタクトに渡す。「準備はできましたか?」本人は既にヘルメット着用済だ。
ランドレアム: 「……ッ」 「ようし、行くッスよ。準備オーケーッス!」
シルヴィ: 「もちろん!」ヘルメットを付ける。銀の髪が靡く。
ゲイラヴォル: 「こっちもいつでも行ける!」ヘルムを付け、スロットルをふかす!
サスツルギ: 「では参りましょう。」計算された程良い力でアクセルをふかし、バイクはネオサイタマの夜闇へと駆け出した。
ランドレアム: アクセルを吹かし、バイクを駆る!「GO!」
ゲイラヴォル: ただ一人バイクに騎乗するゲイラヴォルが、発進間際に見事なウィリーを見せ、ネオンに照らされた夜に突っ込む!
キヤマ社長: 「ヒャア!ア、アイエエエ!」キヤマは急激なGに悲鳴をあげた。
サスツルギ: 「ちょっと、急激なアクセルは…………まったく…」眉を顰めながらも二台の後ろについていった。

 ◆◆◆

画像4

単車が三つ、ハイウェイを順調に飛ばしてゆく。
ネオサイタマの街は昼でも暗く、ビルのネオンは煌々と輝いている。

キヤマ社長: 「は、速い、ハヤイです!」自然と掴む手にも力がはいってしまう。
サスツルギ: あらぁ^〜
ゲイラヴォル: スウィートだぜ…
NM: うらやましい。
ランドレアム: 「は、ハヤイッスかね……!?」少し顔を赤らめる!
シルヴィ: 「んー、役得?」シルヴァリィタクトはぴゅいと口笛を吹き、情報を集める。周囲の怪しげな通信とか傍受できませんか?
サスツルギ: 「全く…任務中ですよ…」寸分の狂いもない正確な運転をしながらも呆れたようにため息をつく。
キヤマ社長: 「ハヤイです、ハヤイです!」
NM: オッケー、ではハッキングHardをどうぞ!

シルヴィ:12d6>=5 = (6,1,1,2,3,2,4,6,3,4,2,1 :成功数:2) = 2

NM: タツジン!
シルヴィ: ちょい危ないがサツバツ成功だ
ゲイラヴォル: ワザマエ!
サスツルギ: ゴウランガ!
ゲイラヴォル: 「………………」エンジン音も軽やかにバイクを駆る。…彼女にしてはやけに無口だ。

「例のターゲットは」「近くにいるはずだ。見つけ次第殺せ」
「まあ待て。暗黒メガコーポ重役となれば、身代金重点するべきだろう」
付近の無線から漏れ出る情報!

シルヴィ: 「さてさて、ネットワークあるところは既にあたしの庭…」「…おお、それっぽいのいるなぁ」
サスツルギ: 「シルヴァリィタクト=サン、それらしい情報はありますか?」後ろは振り返らずに問う。
シルヴィ: 「いかにも、な奴らが居るみたいだね。…別件の可能性もあるけど…」
サスツルギ: 「マッポーなことですね…」
シルヴィ: 「あ、ごめん。ちょっと身体よろしくね
サスツルギ: 「…ハイ?」一体何のことだ?

「そうか」「ムムム…!?装甲バンがいるはずだが見つからん」
「おかしい、しっかり探せ」

シルヴィ: シルヴァリィタクトはかくんと意識を失い、サスツルギへと背中から抱きつくように倒れる。…意識をネットワーク上に飛ばしたのだ!
サスツルギ: 「ちょ…っと…!シルヴァリィタクト=サン!?」困惑、そして焦り。
シルヴィ: コトダマ空間通じて通信の元がどの地点にいるか探れます?
NM: はいはーい、マップ出します!

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シルヴィ: 広い!
シルヴィ: 進行方向は右と左のどっち?
NM: 左方向が前です! サツバツで成功したので初期位置はオレンジマスにとらわれず、MAP内どの位置にしてもよいです
ゲイラヴォル: ワオオーッ!

ネットワークを通じて割り出した地点、
そこには大型のトラックが走っている。敵のベースであろう。
まだ気付かれていない。先制攻撃をしかけることもできるだろう。

シルヴィ: 『…いた!』
サスツルギ: 『そうですか…こちらに気づいている様子はありそうですか?』
シルヴィ: トラフィックの中から通信の基点を割り出す! 『まだ気づかれてない。装甲車で来るもんだと思ってたみたい』
シルヴィ: 『…ね、バイクで良かったでしょ?』
ランドレアム: 『ヨシ!』

「まさかとは思うが…違うのか?」
「ありえん、護衛任務に装甲車で来ないとはばかのすることだろう」
「いやそれが…こうなったら肉眼で探すしか無い」

ゲイラヴォル: 『…………あ、え?何、もう一度言ってくれる?』今会話に気づいたとばかりに慌てて割り込む!
サスツルギ: 『私だってバイクで行くとは思ってませんでしたからね…』シルヴァリィタクトからの位置情報を受け取りながら溜息をついた。
シルヴィ: 『敵の位置を先に発見したの。周囲の車両にクローンヤクザが潜んでる。で、あの右前の車両に…』
シルヴィ: 『…ニンジャかなぁ』
ゲイラヴォル: 『オーケー、ゴメンゴメン…』 『……ニンジャか』
サスツルギ: 『そのように想定しておいた方が良いでしょう。』
シルヴィ: 『まあ、気づかずに済ませるのは無理だし、こっちから仕掛けるのがいいんじゃないかな?』

◆ブラックマンバ(種別:ニンジャ)※第二話
カラテ     7  体力   9
ニューロン   6  精神力  6
ワザマエ    5  脚力   4
ジツ      4  万札   10
近接ダイス:7 遠隔ダイス:5 回避ダイス:7 ジツダイス:10
能力まとめ:コブラ・カラテによる1ダメx2

スキル:●コブラ・カラテ(素手による◉回転斬撃、ダメージ1、連続攻撃2)
装 備:
ジ ツ:☆カナシバリ・ジツLv3、★毒物無効
サイバネギア:▶生体LAN端子
行動パターン:傭兵らしく状況判断だ!
◆アーバンホエール(種別:ニンジャ)
カラテ     6  体力   6
ニューロン   5  精神力  6
ワザマエ    7  脚力   4
ジツ      3  万札   15
近接ダイス:6 遠隔ダイス:12 回避ダイス:8 ジツダイス:8
能力まとめ:ピストルカラテ(チャカ2x2(時間差無)→カラテ1x2)
射撃反動カラテ使用時は回避ダイス-2

スキル:◉特殊近接ステップ
装 備:新型オスモウ拳銃x2(遠隔武器、ダメージ2、二丁拳銃)、*USソーコムmk.23*×2(遠隔武器、ダメージ1、連射2、二丁拳銃)
ジ ツ:種別:テッポウ・ニンジャクラン系 ●タツジン(ピストルカラテ)、●シャープシューター
サイバネギア:▶生体LAN端子、▶サイバネアイ
行動パターン:実験兵器、新型オスモウ拳銃でピストルカラテ!

◆補足
射撃反動カラテの近接攻撃は難易度+1
オスモウ拳銃x2の使用後は1d6を振り、1or2が出た場合武器は破壊する。また、アーバンホエールは回避不能の1ダメージを受ける。
◆クローンヤクザ(種別:モータル/バイオ生物/ヤクザ)
カラテ     1  体力   1
ニューロン   1  精神力  1
ワザマエ    3  脚力   2
ジツ      -  万札   1
近接ダイス:1 遠隔ダイス:3
スキル:
装 備:チャカ・ガン(遠隔武器、ダメージ1)
 ※情け無用の69
ゲイラヴォル: やっぱり居たよブラックマンバ!
サスツルギ: ちょっとつよくなってる…?
シルヴィ: これ車両の上には乗れませんよね?
シルヴィ: バイクだと
ランドレアム: ブラックマンバ……!
サスツルギ: ヤクザに隣接できないからコリできない…(´・ω・)
NM: バイクで乗り上げちゃえ!
サスツルギ:
シルヴィ: ニンジャなら…できる!
ゲイラヴォル: ニンジャのワザマエであれば可能だ!
NM: ゲーム上そのまま乗れることにします!
サスツルギ: こいつらおまわりさんです!

シルヴィ: 『…うん。散開してこっちから仕掛けちゃお?』
サスツルギ: 『了解しました。少々手荒にはなりますが…仕方ありませんね。』背後の物理シルヴァリィタクトを気にしている。
ゲイラヴォル: 『了解!』バイクをスムーズに"滑らせる"感覚。おかしい。以前まではこのような感覚はなかった。
シルヴィ: ぐいっ。シルヴァリィタクトの意識は肉体に戻る。
シルヴィ: 「OK、ありがとね、サスツルギ=サン」
サスツルギ: 「突然驚きましたよ……」
ランドレアム: 『了解!』
サスツルギ: 「涎…付けてないでしょうね。」
シルヴィ: 「……さ、戦闘準備しよっか!」ちなみに彼女は平坦であった。
ランドレアム: 「キヤマ=サン……少々デッドリーなコトになりそうッスけど、ダイジョブッスか……?」
サスツルギ: 「…………。」今日一番の溜息をついた。
キヤマ社長: 「え、ええ、分かりました!」
ゲイラヴォル: (…まるでアタシ自身の手足みたい)左手を離し、じっと手を見る。(ニンジャの器用さって…つまりこう言うことなの…?)
NM: 人馬一体!
サスツルギ: ゲイラヴォルさんはソウル由来の人馬一体、サスツルギはモータル由来の人馬一体…

 「くそ…どこにいやがる」
「やるしかねえさ、アーバンホエール=サン、実験武器の件もな」
二人の男が、トラックの屋根上に現れる。

シルヴィ: 『…出てきた。じゃ、仕掛けよう!』

◆戦闘開始◆

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ターン 1

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ゲイラヴォルの手番

サスツルギ: イニシ的にこのターンはゲイラヴォルさんがヘイト稼ぐ形になるかな
シルヴィ: まあ近いこっちに向かってくる可能性もある。
サスツルギ: ランドくん組にいかなければ何でもいいけどね
シルヴィ: ウム 派手に引きつけましょ
ゲイラヴォル: VROOOOM!バイクが高くいななき、車の上へと跳躍する。 「………。」ゲイラヴォルは左手に火球を生み出し、構えた。
クローンヤクザ: 「ザッ…」
ゲイラヴォル: 左下のクローンヤクザに⭐︎カトン・ジツLv3!精神消費1!

ゲイラヴォル:10d6>=4 = (4,4,3,2,3,3,4,2,5,3 :成功数:4) = 4

ゲイラヴォル: 「イヤーッ!」シャウトと共に投げつけた火球は、空中でジャベリンの形を取り、クローンヤクザの内一体を貫いた!
クローンヤクザ: 「ケンナ…」だが、彼らにその先は許されなかった。 「アバーッ!」炎の槍がヤクザの心臓をとらえ、その内から爆発が迸った。
ゲイラヴォル: KABOOOM!GYAGYAGYAGYA! 面積の狭い車の上で見事にブレーキをかけ、傭兵達の居るであろうトラックに向けて視線を落とす。このような芸当は、ニンジャの体幹力とワザマエをもってすれば造作もない。まして、彼女の憑依ソウルは馬術に長けたクランのもの…!
ニンジャ: 「爆発だぞ!」「おのれ、はかられたか…!」
ゲイラヴォル: 指を差し、目標との距離を測る。
ニンジャ: 「いったいどこのドイツが…!」アーバンホエールはサイバネゴーグルをつけた頭を振る。
シルヴィ:ハローハロー、こちらNSPD69課。先制正当防衛させてもらいました』傭兵二人のIRCに通信!
ニンジャ: 『…!また君たちか。ドーモ、ブラックマンバです』『アーバンホエールです』

シルヴァリィタクトの手番

シルヴィ: 『ドーモ、シルヴァリィタクトです。…他のメンバーとは直接アイサツしといてね。』
ニンジャ: 「アーバンホエール=サン、面倒な奴らが来た」「くそ、警察か」
サスツルギ: 「アーバンホエール=サンに…ブラックマンバ=サン……」IRCからの情報に苦々しい表情を浮かべる。
シルヴィ: キツネ・サインを突き出しながら、スリケンを生成!
シルヴィ: 攻撃専念できます?
NM: OKです!
シルヴィ: では専念してAS14のクローンヤクザにスリケン。

シルヴィ:4d6>=3 = (1,5,1,3 :成功数:2) = 2

シルヴィ: 「イヤーッ!」離れた車線のクローンヤクザの脳天に命中!
シルヴィ: 『さ、かかってきなさい!』
クローンヤクザ: 「アバーッ!」ヤクザ脳漿スリケン粉砕!
ブラックマンバ: 『面倒な子たちだ、いいだろう』
アーバンホエール:『ああ、ASAPに始末して暗黒メガコーポ重役を確保な』
サスツルギ: (((いささか挑発が過ぎますが…あの二人に意識が向くよりは良いでしょう…。)))

ブラックマンバの手番

ブラックマンバ:移動して ここはシルヴァリィタクトにスリケンで攻撃だ

ブラックマンバ:5d6>=4 = (5,4,6,1,6 :成功数:4) = 4

ブラックマンバ: 「…そこだ!イヤーッ!」ブラックマンバはスリケン投擲!二人乗りバイクの後方、ハッカーの座す席を狙う!ニンジャ第六感のなすワザマエか!いや、彼は以前姿を見ている!ハッカーの姿を!ゆえに最重点攻撃対象とした!
シルヴィ: 「お、来た」
サスツルギ: (あ、今後庇った方が良ければ言ってね)
シルヴィ: 3ダイス回避。今は大丈夫だ!

シルヴィ:3d6>=4 = (6,1,4 :成功数:2) = 2

NM: よしよし!
ゲイラヴォル: よっし!
シルヴィ: 「イヤーッ!」投擲返し!相殺!
サスツルギ: 「ム…!」運転に集中しているサスツルギは迎撃出来ぬ。
ブラックマンバ: 「ここからでは遠い、あの女を狙えアーバンホエール=サン」「了解だ」

アーバンホエールの手番

アーバンホエール: 距離を詰めてから、シルヴァリィタクトへ銃撃。オスモウ拳銃x2で攻撃だ

アーバンホエール:6d6>=4+6d6>=4 = (2,4,2,2,2,2 :成功数:1) + (6,3,2,2,4,6 :成功数:3) = 4
武器破壊判定:1d6 = (1) = 1

サスツルギ: チィ…
NM: 時間差無し、2x2!
ランドレアム: チィ!
ゲイラヴォル: チィ!
シルヴィ: 精神回避!
アーバンホエール: 「このデカブツ、49並の威力だ…死にな!BLAMN!大口径ピストル二丁を正面に構え、放つ!
シルヴィ: 「エグいやつ持ってるねまた…!」シルヴァリィタクトの瞳が赤く輝く。アカシ・ジツが弾道を見抜き…「イヤーッ!」投擲されたスリケンがそれを逸らす!
サスツルギ: 「やはり只者ではなさそうですね…。」正面の二人を見る。
アーバンホエール: 「っ…やるな!」
ブラックマンバ: 「油断するな、アーバンホエール=サン、彼らは手強い」ブラックマンバはキヨシ一派を打ち破った時のこと…ハッキングの差で破れたことを考えていた。
シルヴィ: 「だね。まああたしに気を取られてくれるならOKOK」
ランドレアム: 「……ッ!」仲間を守れないのはもどかしいが……今は後ろにいるキヤマを守るのが優先だ!
キヤマ社長: 無力な守られるだけの存在、今は彼らに何もしてあげられない…掴んだまま動かない、それしかできない。

サスツルギの手番

サスツルギ: その場でコリだ!

サスツルギ:6d6>=4 = (4,4,2,6,2,1 :成功数:3) = 3

NM: 成功!
ゲイラヴォル: 成功!
サスツルギ: 「しかし今は傭兵よりも、まずは周囲の安全の確保からですね…イヤーッ!」ハンドルから手を放さぬまま、バイクから冷気が放出され、クローンヤクザ3体を瞬時に凍結させる。
クローンヤクザ: 「「「グワーッ!」」」チャカ・ガンを抜こうとしたクローンヤクザ、三人は同じ姿勢。内ポケットのチャカに手をかけたまま、永遠の凍結を迎えた。
シルヴィ: 「OK!」
サスツルギ: 冷えた空気はバイクのエンジンと周囲の車の熱によって即座に暖まる。サスツルギの瞳は油断なく前方の傭兵二人を見つめたままだ。

ランドレアムの手番

ランドレアム: OK!クローンヤクザにカラテ!

ランドレアム:5d6>=4[=6] = (3,6,3,2,4 :成功数:2 , サツバツ![=6]:1) = 3

ランドレアム: 「邪魔だァ……ッ!イヤーッ!」バイクをなるべく暴れさせぬようにしながら、クローンヤクザ目掛けヤリめいたサイドキック!
クローンヤクザ: 「アバーッ!」ランドレアムの槍めいた蹴りがヤクザの腹部を捉え、弾き飛ばす!そのまま彼方の路上へ飛び、息絶える!
ランドレアム: 「あと一体……!」

クローンヤクザの手番

NM: もう1匹しかいない!
ゲイラヴォル: ヤバレカバレでどっちに行くか!
クローンヤクザ: 「ザッケンナコラー!」最後のヤクザのチャカ・ガン、そのレティクルはランドレアム…否、その後部座席を目指していた。
ランドレアム: 「……!」
クローンヤクザ:移動して銃撃

クローンヤクザ:3d6>=4 = (3,5,3 :成功数:1) = 1

クローンヤクザ: BLAMN!
ゲイラヴォル: マズイ!人質を!
ランドレアム: 庇う!
シルヴィ: 主人公力見せたれ!

ランドレアム:7d6>=4 = (1,4,2,6,5,3,5 :成功数:4) = 4

NM: 回避!
ゲイラヴォル: 流石だぜ!
サスツルギ: いいぞー!
ランドレアム: ランドレアムは咄嗟にホルスターからマッポ・ガンを抜き、割って入るように構える。泥めいて時間が鈍化し……ランドレアムの瞳が、銃弾を見据えた!「そこだ!」BLAMN!銃弾と銃弾が衝突!相殺!
キヤマ社長: 「アイエッ…わ、ワザマエ…」後ろのキヤマが小声で言った。
シルヴィ: 「ん、いい感じ」
ランドレアム: 「いえいえスンマセン!こんな近くで撃っちまって!」
サスツルギ: 「……少々肝が冷えましたが…キヤマ=サンが無事で何よりです。」小さく呟く。
ゲイラヴォル: 半ばトランス状態にあった彼女の意識が、銃弾によって現実に引き戻された! 「!?」跨っているのは馬ではない、NSPDのバイク!目の前に見えるは…ニンジャの傭兵!
キヤマ社長: 「こちらこそ危ないところを、助かりました」
ランドレアム: 「良いンスよ。守るのが仕事なんで!」
ゲイラヴォル: (連中の狙いはランドレアム=サンの方に!?助けに行くべき!?いや…)周囲を見回し、状況判断せんとニューロンを加速させる! (ここは、連中自体を叩く!)

傭兵ニンジャ、ブラックマンバとアーバンホエール。
ヤクザは払ったものの、彼らとのイクサは始まったばかり。

加熱する首都高(ハイウェイ)・バトル。
69課よ、生き残ることができるか?

#2へつづく

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