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【今日の臨床】左肘に痛みが出る50代男性。前編

※写真は施術中のイメージ写真で、本文とは関係ありません。


この1ヶ月半くらい痛みが出ている。

ずっと痛い訳ではなく、痛くない時もある。

じっとしていても痛む時がある。


動かして痛むなら、筋肉や関節の問題だが、じっとしていても痛む場合、内臓器がらみの可能性が高くなります。

痛みが出ている場所からして、胃もしくは膵臓が怪しい。

全身の張りを確認すると、膵臓が疲弊している時に硬さが出る場所が硬い。

・胸椎8〜10番の左側
・左足の膵臓の反射区
・左橈骨頭の辺り

これらは、全て膵臓が疲弊した時に硬くなる場所です。


膵臓はご存知のように、インスリンの分泌を担っている重要な臓器です。

膵臓が疲弊する原因は、血糖値の急上昇によるインスリンの過剰分泌によるケースが多いです。

そこで、男性に質問をしました。

「普段よく飲んでいる飲み物は?」

男性は、ほとんどお水かお茶を飲んでると回答。

僕の予想は外れました。

お水やお茶では血糖値の急上昇は起きません。

ならば、食事かなと思い聞いてみました。

「食事はどんな感じですか?」

お昼にお弁当とカップ麺を食べるようで、がっつり食事を摂っているようです。

また、食べるスピードが早いようです。

スピードが早いということは、あまり咀嚼していないので、満腹中枢が刺激される前に食べ過ぎてしまいます。

恐らく、昼の食事の時に血糖値が急上昇しているのだろうと思った。

そこで、なるべく咀嚼して食べるようにアドバイスした。

ところが、その男性は少し軽減はしたものの、まだ左肘の痛みが出続けてしまったのです。

膵臓を疲弊させた原因とは?

そこが原因なの?と思うような所でした。

次回の投稿をお楽しみに。

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