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集中講義:「出来るエンジニアのための特許講座」開講(3)

   この写真は、コロナ前にドイツ、デュッセルドルフ見本市会場で開催されたMEDICA展示会に参加した事がありますが、その際に、クリスマス・マーケットと時期が重なり、とても賑わっているストリートの様子を写真に収めたものです。

   次は、エンジニア向けの特許講座を開催します。概要は、前の記事を参照してください。

   本日は、私が大手通信系企業の若手研究員であった頃の特許についてのエピソード(3)をお話させて頂きます。
   昨日お話したように、昔は、特許のノルマが厳しく、苦労して特許を数多く出願しておりました。
   同じような課題対策として、特許出願した事があるのを知っていて、それとは、似ているようでポイントが違う特許を出した事があります。審査請求したところ、特許庁から拒絶査定、大部分の特許では、この拒絶査定が、挨拶のように来ますので、その挨拶に応えるといういつものルーティーンをすることになりました。拒絶査定として他者の特許を特許庁から示されるのですが、なんと、自分が既に出した特許を出してきました。驚きましたが、それとの優劣について、両者を立てつつひねり出す事が求められ、苦労した事があります。

   また、会社を辞めて、別のベンチャーに異動した際に、前職時代に出した特許を使うわけにはいかないので、その特許よりも優れた内容の特許をひねり出し、特許を書き上げたという事もありました。これは、過去の自分とのまさに知的ゲームの勝負でした。やっぱり成立している特許は、相手としては、強敵でしたので、苦労しました。

   他者の特許を意識して違いを鮮明にしていかねばなりませんが、時には、過去の自分との戦いもあるかもしれないというお話でした。

   冒頭述べましたが、集中講義:「出来るエンジニアのための特許講座」開講しますが、今回、大学生・高校生は、無料(オープン価格)としましたので、これからエンジニアを目指す方々にも、是非、参加してもらえればと思います。

ご興味のある方は、遠慮無く、まずは、ご連絡ください。
・連絡先:tripleislab@gmail.com

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