中卒が考える中華味

なまこスープの奥にあるのはグースヌードル。

右上のグース麺。

ガチョウだろうね、マザーグースって言うくらいだし。

これは陶器の皿で蒸し焼きにされた麺料理で、中にガチョウの足と丸ごとのニンニクがいくつか入っていたね。

なんでこんな料理をチョイスしたかと言うと普段鶏肉と言ったら当然ニワトリの肉だよね。ふとニワトリ以外の鳥の肉も食べてみたくなったから頼んでみたんだ。
ニワトリ以外の鳥の肉って言ったら、合鴨かフォアグラ、うずらの卵とカエルの足くらいしか食べたことがないからね。

そんなわけで頼んでみたグースヌードル。
まずね、麺がひとかたまりになってる。そりゃそうだね、どんな麺でも蒸したらそうなるよね。ススるなんてとてもじゃないけど無理な話、ひとかたまりだからね。取り分けるのすら無理、切るか齧りつくしかない。

で、肝心のガチョウなんだけど、足しか入ってないのよ。画像には写ってすらいないけど。
足って言ってもモモ肉丸ごと入っているわけじゃないよ、スネって言えばいいのかな?肉なんかカケラもついてない部分だよ。
しかもそのスネは真っ黒なんだよね。カニを茹でると赤くなるようにガチョウのスネを茹でると黒くなるのかな。
見た目は大きさといい黒さといいカリントウそっくりなんだよね。

親方!ツボからカリントウが!
もちろん蒸された皮はブニブニでビロビロなんだけどね。
まぁ大事なのは味だよね味。

味はというとね、よくわかんない。
しいて言えば蒸し焼きにされたグースヌードル麺の味だね。
またそれかよって感じだけどしょうがないよね、中華料理ってそういうものだからね。

日本料理ってベースとなる味は5種類しかないよね、塩味にみそ味、醤油味、カレー味とトンコツの5種類だよね。
例えば醤油ラーメンは醤油ベースで、味噌ラーメンは味噌ベース、塩ラーメンは塩ベースだよね。
日本料理では味のベースが5種類しかなくて、それらを混ぜて使うことも少ないからねどんな料理を食べても、これは〇〇味ってわかりやすいよね。

でも高級中華料理ってのはベースとなる調味料と言うか、ソースが山ほどあるんだよね。そこに足されるよくわからんスパイスもまたアホほどあるんだ。そしてそのアホみたいに山ほどある調味料やスパイスを遠慮なく混ぜるんだよね。だからどんな高級中華料理でも「これは〇〇味」って表現するのが難しいんだ。

中華料理はゴミって言って酸苦甘辛鹹の5つの味から相性の良いとされるものを組み合わせて作るのが基本らしいよ。鹹って何かって?知るわけないでしょ。
だからハッキリと、この料理は〇〇味ってのがないんだよ。
例えばエビチリって何味って聞かれても困るでしょ?
エビチリはトマトケチャップに甜麺醤と豆板醤を入れてウェイバー的なものを少し足したような味だし
青椒肉絲はオイスターソースと砂糖を足した醤油味だし
グースヌードルは蒸し焼きにされたガチョウの足が入っている味としか言いようがないんだ。

グースヌードルはうん、また頼もうとは思わないかな。

鹹って何だよ。

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