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【旅行記】首都圏発 弾丸!七年に一度の御開帳 善光寺日帰り旅
こんにちわ!TRIP_YUKOです。
久しぶりの「弾丸旅行シリーズ」旅行記です。
金曜日の夜。
夫と仕事終わりに待ち合わせて夕食を食べながら、明日はどこへ行こうか。お出かけの相談。のっけから「飛ばないよ!」と飛行機利用に釘を刺されつつ。飛ばないよの反対は「飛ばなければアリ」という意味と捉えております。
最初に案に出た「伊豆大島」にイイね!とお互いテンション上がるも、雨模様のため見送り。
うーん、、その後もなかなか伊豆大島に匹敵するインパクトのあるお出かけ先が見つかりません。
こうなってくると新幹線で行くような遠さの場所でなければ気がすまなくなってきます。
そこで思い出したのが、JRに今春ポスターが貼り出されている「善光寺」でした!
善光寺は今年、7年に一度の御開帳。2022/4/3-6/29まで行われていて今年注目の観光スポットです。
トイウコトデ、明日は善光寺へお出かけが決定!ちょっと久しぶりの弾丸日帰り旅に行ってきました。
善光寺の御開帳とはなんぞや?
まずは、私的解釈で善光寺御開帳をざーっくり説明すると、善光寺の御本尊は住職さえも絶対に拝めない仏様(絶対秘仏)なのですが、絶対秘仏の代わりの分身(前立本尊)は7年に一度だけ公開されます。これを御開帳といいます。オリンピックよりも間隔が長い貴重な機会なんですね。
と、まぁ、説明はしましたが当の私は善光寺や御開帳に関して全っったくの素人。そう、、、どれだけの人が御開帳にやってくるのか、全く分からないままお出かけしたのでした。
7:20 東京駅 出発 北陸新幹線かがやき
DE席は無かったため、CD席。かなり乗車率も高く善光寺へのご旅行者が予想されます。長野駅まではたったの82分。
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8:42 長野駅 到着
初めての長野駅です。
長野市へは100名城で訪れていますが、長野市観光は未経験。長野県には黒部ダム、松本城、白馬村スキージャンプ台、安曇野、諏訪、上田、駒ヶ根など割と行っている方とはいえ、いかんせん長野はでかい!
改札を出るととっても素敵な雰囲気のスペースが広がります。木材を使ったおしゃれな内装で、天井も高くて開放感があります。長野駅は北陸新幹線の金沢延伸に合わせてリニューアルしたのだとか。全国でも有数の素敵な駅ビルですね!
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それでは早速善光寺へ向かいましょう。やたらと夫が早く早くと急かしてきます。
長野駅から善光寺まではバスで行くか徒歩か。私達は歩いても2kmなので表参道や仲見世通りを見ながら歩くことにしました。
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表参道の両脇には門前町らしい古い建物(あるいは復元した建物)が立ち並び情緒たっぷり。いかにも旅行に来たー!って感じがしてとっても楽しい。店の前に設けられたベンチで一休みするだけでも絵になります。
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仁王門を抜けて仲見世通りに入るとかなり人が多くなってきました。こういうところによくあるオシャスタバも健在。
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仲見世通りにはたくさんのお店が立ち並びとても賑やかです。長野名物のおやきやさんや、お蕎麦屋さん、甘味処など目移りしちゃいますね。
9:30 回向柱の行列に並ぶ
山門の向こうから成していた大行列。「回向柱(えこうばしら)に触れる」ための行列でした。警備のおじさんが「1時間も並びません」と言っていたので並ぶことに。
このとき、私達は回向柱が何かさえ分かっていませんでしたが、直感的に1時間も並ばないのは並ぶ価値ありと判断して待つことに。
回向柱とはなんぞや?
再びざっくり解説。回向柱という柱には、前立本尊から出ている糸が柱に繋がっているので回向柱に触ればご利益が得られる。というものです。御開帳のシンボルとも言われます。
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9:55 回向柱に触れる
回向柱に触れられるまで25分ほどの待ち時間。思ったよりもスムーズに進み触ることができました。
「頭が良くなりますようにー。」
ご開帳でしかできない体験のひとつなので、並んでよかったです。参拝して帰るときには行列は仁王門近くまで延びていたので、1時間待ちは確実の行列になっていたと思います。
新聞によればピークで110分待ちだったそうなので、このタイミングで並んだのはかなりの大正解だったようです。
10:00 本堂拝観
いよいよ本堂へ。ごった返す本堂。
お賽銭箱の向こうに見えるきらびやかな黄金の瑠璃壇(仏壇)が、それはそれはとても綺麗です。
こんなにも豪華絢爛なのに、神聖でピリッとする雰囲気ではなく、大衆を受け入れてくれるような雰囲気を感じました。どこか居心地の良さを感じると言うか。こんな風に感じる本堂は初めてかもしれません。言葉に表すのはとても難しいのですが、すごくステキな本堂でした。
私達が拝観した「外陣」という場所から参拝する分には無料で参拝ができます。更に奥の「内陣」で参拝するには別途参拝券が必要になります。当然、御開帳されている前立本尊をはっきりと拝むには内陣の参拝が望ましいわけですが、なんとこの時点で参拝券の販売は中断されていて、券を買うことさえできませんでした。
参拝券中断の理由は3時間超えの待ち人数になったからとのこと。3、3時間、、、!?ディズニーでもいまや待つこと無い時間です。
あっさりと内陣は諦める私達。それができたのは回向柱には触れた!というのがあったからかもしれません。数十分前の私たちにグッジョブ。
もしも内陣から見たいなら泊りがけで来て、朝イ チ開門前から並ぶしかなさそうです。
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10:10 いづみや おやき(きのこ)
小腹が空いたので仲見世通りの「いづみや」でおやきを購入。アッツアツのおやき。嬉しい〜!やっぱり長野に来たら一口は食べたいのが「おやき」ってもんです。
善光寺は仲見世通りも表参道もおしゃれカフェのような新しいお店と老舗のお店が混在していますが、参道の古き良き情緒を守りながら、どのお店も常にアップデートしているように感じました。
いったい何のゆかりがあるんだ?という観光地にありがちな謎の土産物屋もなかったし、うちは昔からここで構えてますから、みたいな姿勢のお店も無く「生きた参道」を感じました。善光寺は、お寺はもちろん参道も含めてとても魅力的な観光地スポットでした。
10:25 長野県立美術館(50分)
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続いては、善光寺から北北東へ歩いて10分の長野県立美術館へ。善光寺から外れると途端に人がいなくなります。みんな善光寺しか行かないのかなぁ。
長野県立美術館は、コレクション展(常設展)、企画展、東山魁夷館の3つの展示がありますが、なんと言っても興味をそそられるのは「東山魁夷」館ですね!美術が分からん私でも東山魁夷の名前は知っています!(←誇ることじゃない。)
「めっちゃ有名な人の絵は、スゴイの説」
それを証明するようにGoogle mapの口コミ評価で東山魁夷館は4.4という高評価を得ており、今回のマストスポットでした。
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「東山魁夷館」は凄かった!!!
一番感動した絵は「雲湧く嶺」という作品。遠目で見ると写真にしか見えません。
霧が立ち込める山の風景をこの角度から切り取って絵で表現するって頭の中どうなってるの!?
絵を見ていると、気温が低くて湿気の多い朝方の空気感に心が包まれます。
他の作品もとにかく凄い。有無を言わさぬ凄さに4.4の評価に大納得の美術館でした。善光寺に訪れたならぜひとも東山魁夷館には立ち寄って欲しいです。
11:10〜12:00 移動&権堂商店街
美術館から長野駅に戻りつつ、行きにチラ見した非常に大きなアーケード商店街「権堂商店街」を歩いてみました。町の商店街を歩くとその町が分かるような気がするので、商店街散策は旅の楽しみの一つです。
お店はあまり開いていませんでしたが、どこまで続くのか?というくらい想像以上に長い商店街に驚きました。
12:20 昼食:てんぷらと手打ち蕎麦 さわの庵
長野に来たなら蕎麦という夫のリクエスト。道中の蕎麦屋はどこも行列で、もはや善光寺観光で蕎麦を食べることは無理難題状態。
表参道から少し外れたお店にターゲットを定め、訪れたのが「さわの庵」さんです。まだオープンして2年の新しいお店。Googleでの高評価に目を留めてこちらに伺いました。前は3組しか待っていなかったので即決待機。20分ほどで入店できました。
オーダーは、アカイカ、コシアブラ、シイタケの天ぷら。十割蕎麦、二八蕎麦、日本酒。
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こちらのお店、非常に美味しく、清潔感がありめちゃめちゃ良かったです!なによりも大将の接客、目配り、気配りが素晴らしい!コシアブラが初見な私達に、山菜を見せて美味しさも伝えてださり、ワクワクなお食事になりました。
日本酒も種類が豊富で酒好きも満足。長野の地酒もあってお酒でも旅が楽しめます。夜にも来たいお店ですね。
13:15 据花峡天然温泉宿 うるおい館
さわの庵さんから北西へ徒歩20分。長野といえば温泉も入りたいということで、日帰り温泉施設にやってきました。
ちょっと歩いただけで、山がすぐそこに迫ります。長野駅からすぐなのに、山間の温泉のような風情。オープンから20年ほど経っていて、泉質もあって施設自体は新しい感じではないですが、非常に良い温泉施設でした。私の好み的に山が見える露天が好きなのでぴったりだったかな。
現金がタクシーも乗れない残金しかないため、温泉施設の無料送迎バスを待って長野駅へ。
15:00 長野駅ビルMIDORI
お寺→天ぷらと蕎麦とお酒→温泉 のおとな旅フルコンボにすっかり満足したので帰路につくことに。新幹線の時間まで駅ビルでお土産を購入。
またまた長野のいいところ!駅ビルのお土産屋さんの充実度がハンパないッ!パッケージもどれもかわいい!
長野のおやき感というか、、、えー、誤解を恐れずに言うと田舎感の風合いを残しつつ、オシャレに洗練されたデザインの商品が多くてめちゃめちゃ可愛いです。
ブースを構える菓子舗も長野ならではのお店ばかりで、目新しく感じるお土産が買えました。
なかでも、美味そっ!と購入したこちらの「野沢菜油炒め」。激ウマ!!!
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15:41 長野駅 出発 北陸新幹線あさま
17:20 東京駅 到着
夕方に東京に戻り日帰り弾丸でもしっかりと楽しめた善光寺詣り。
善光寺はとっても良かったし、長野のいろんなエリアに行ってみたくなる長野に魅了された旅になりました。この満足感はおすすめです!
以上、弾丸!善光寺詣りの旅でした。
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