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【旅行記】GWひがし北海道の旅 ④釧路湿原編

 こんにちは!TRIP_YUKOです。GW旅の旅行記、帯広、釧路〜根室をめぐる4泊5日の旅。
 いよいよ4日目は、夫の小さい頃からの夢「釧路湿原でカヌーに乗る」を実現します!

[行程(4日目)]
6:00 春採湖
7:50 サルボ展望台
9:00 釧路湿原カヌーツアー
11:45 細岡展望台
13:40 昼食:東家 若竹分店
14:45 温根内ビジターセンター、温根内木道
18:00 夕食:くし炉 番小屋

■釧路の朝は早い 春採湖を朝さんぽ

 今回旅が始まってから感じたのは、朝日が昇る時間がえらい早いこと。5月の日の出は、釧路で4時15分頃。もう夜中の3時半には白んでくるので朝がめちゃくちゃ早いです。ついつい起床も早くなるというもの。

 せっかく早く起きちゃうなら観光しよう。湿原カヌーに行く前に、釧路市内の「春採湖」を朝6:00から1周散歩しました。周囲4.7km、大体1時間くらいのコースです。

春採湖

 春採湖は「街なかにこんな大自然が?」と驚く自然という口コミを見ていたのですが、実際の春採湖はガッツリ住宅街の中にあり、家々や商業施設が思いっきり散策路から見えます。自然というよりは公園といった感じでした。自然感を感じたいならここではないかな(^_^;)
 
 半周過ぎたころ、ガサッと物音がして振り向くと・・・

生活のそばにシカが生息

 シカぁ!

 この写真は、実は2グループ目のシカ。
ここで遭遇した1グループ目は立派なツノの生えた雄鹿含めた5頭ほどの群れ。
 これはヤバイ、怖い!!!!!今回の旅中、なんどもシカには遭遇してきましたが、ツノのある鹿は段違いに怖く感じます。
 シカは、研究では群れるのはメス鹿と子供で、オス鹿は群れないとされいるそうなのですが、最近群れにいるオス鹿が見かけられているそうです。

 今にもやってきそうな距離のシカたちに恐怖を感じ、足早に進みました。

 釧路から根室にかけての地域ではめちゃめちゃ鹿を見ます。今までの北海道旅行ではこれほど見かけることは無かったので、結構カルチャーショックだったというか。
 生活のそばに鹿や熊がいること、自然と隣り合わせであることを実感

■塘路湖を眺めるサルボ展望台

 カヌー体験をする塘路湖は、釧路駅から車で50分北上。近くの「サルボ展望台」に登ってみることに。サルボ展望台は、塘路湖が眺められる展望台。道道221号に面していて入り口から5分くらい登るだけで行ける、比較的手軽なスポットです。
 と言っても山なのでクマが怖ぇわ、、、。

サルボ展望台からの眺め

■釧路湿原でカヌー体験!

 いよいよ!9:00から釧路湿原でカヌー体験!塘路湖ネイチャーセンターのガイドで3時間のカヌーです!

 ガイドしてくださったのはワイルディーなTeddyさん。知見が深く、広く、たくさんのお話をしていただきました。
 
 鳥たちがパートナーを探してキレイな声で鳴いていること。この季節の鹿は、出産を迎える季節でお腹に赤ちゃんがいること。数日前には見られなかった鮭の稚児が泳いで孵化が始まっていること。湿原に棲む色々な生き物についてとても分かりやすく教えて頂きました。

 すべての生物が季節とともに生きている。当たり前なのに普段見過ごしていることに気付かされます。

釧路湿原に棲む野鳥の声と、川の音

 様々な野鳥の声や姿を見ながらゆっくりと進むカヌーの時間。吹き抜ける湿原の風と、流れる釧路川の水の音。何にも代えがたい体験です。
 どうしてこんなに湾曲するのか!?と不思議な川のうねり。「川は生きている」って言葉を人生で初めて目の当たりにしました。
 シカの群れを見たり、練習している鳥の鳴き声を聞いたり…。1番興奮したのはオジロワシを見れたこと!

オジロワシが木に止まっています

 テーマパークにある、こういう川下りで生き物が出てくるアトラクションが再現したいこと、表現したいことってこれだったんですね。
 ここは本物。ほんっとに素晴らしい体験でした。季節折々で見られる姿が全然違うので、何度でも体験したい、素晴らしいアクティビティです。
 夏の緑の湿原カヌーにも来てみたい。冬の白霜もいいなぁ~。

釧路湿原カヌー体験

 釧路湿原のカヌーが昔からの夢だった夫も、またすぐにでも来たいと感動。良かった良かった!
 こんな体験が、釧路から1時間以内の場所でできる釧路って、、、スゴイ!

釧路湿原の中でコーヒー。最高!

■釧路湿原を一望する細岡展望台

 カヌーのあとは、釧路湿原を一望する細岡展望台へ案内していただきました。釧路湿原を望む展望台はいくつかあるのですが、ガイドブックなどに載ってる釧路湿原の景色は、たいてい細岡展望台からの景色らしいです。釧路湿原見るなら一番の展望台ですね。見果てぬどこまでも続く湿原。すごいところです。

細岡展望台からの釧路湿原の眺め

■釧路人なら一度は食べたことがある東家

 塘路湖ネイチャーセンターを後にし、ランチへ。釧路の人なら一度は食べたことがあるという蕎麦屋「東家」にお邪魔しました。釧路には何店舗も分店があります。隠れた釧路の地元グルメです。
 名物は「種込みそば」という、海老天と鶏肉が入って卵とじされたおそば。少し甘めのツユが優しい。

東家の種込みそば

■温根内木道

 今日は釧路湿原を大満喫する1日。釧路湿原の西側にある温根内で湿原の中の木道を散策しました。雰囲気がとっても素敵です。
 途中、どんより雲が空を覆ったかと思えば霰まで降ってきて泣きそうに。ここまで何もない広いところで荒天は怖すぎます。しかし、どこに行っても微かにクマさんが怖いわ、、、(^_^;)

 カヌーまでやるのは難しいという方も、温根内木道なら気軽に間近で釧路湿原を感じることができます。色んな季節に歩いてみたいですね!

温根内木道

■最後のディナーは 釧路名物 炉端焼き

 早いもので旅も終盤。最後の夕食です。釧路を締めるならやっぱり名物の「炉端焼き」でしょ!
 炉端焼きも評判の良いお店がたくさんあるんですよね〜。今回予約したのは「くし炉 番小屋」さんです。

 お店に入るなり、もう雰囲気が素敵!!!レトロな内装で、炉端焼きやさんはこうであって欲しいってイメージを具現化してくれていて旅情抜群です。
 焼き場が目の前の席で、贅沢な席でした。

くし炉 番小屋

 スタッフの方は皆さん女性で切り盛りされています。明るくて優しく気持ちのよい接客。
 ん??あれっ??もしかして、釧路の女性って、働き者で明るくて優しくないか??

 炉端焼きってモクモクするし、あんまりキレイじゃない印象でしたが、清掃も行き届いていてとっても良かったです。

 夕食3軒目も、素晴らしいクオリティのお店でした。釧路のポテンシャルは半端ないようです。

 繁華街・末広町はよく賑わっていて、地方都市のなかでもかなり活気があるように感じました。
 まだまだ行きたいお店がいっぱいあるなぁ!

以上、4日目でした。〈最終日に続く〉

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