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【Quest】Teamsの移行【On Demand Migration】⑪

こんにちは、トリオールの宮下です。

Microsoft 365テナントの移行に特化したツール、Quest Software社のODM(On Demand Migration:オンデマンドマイグレーション)をご紹介するシリーズ、第11回目です。

前回の記事では、
・Teamsのディスカバリー(移行元テナントに現在あるチームを検出する作業)
・Teamsのプロビジョニング
(移行先テナントのTeamsへ移行したいチームを選択し、選択したチームとチャネルを移行先テナントへ構築する作業)
についてご紹介しました。

③回はTeamsの移行についてご紹介します!


Teamsの移行

Teamsの移行を行います。

①ODMの左側のメニューより「Migration」をクリックし、下に出てきたメニューから「Project」をクリックします。

②移行を開始したいプロジェクトの「Teams」をクリックしてください。

③「DASHBOARD」をクリックしてDASHBOARDタブに移動し、Welcomeセクションの
「Discover Source Teams」
「Provision Teams: …」
のチェックが付いていることを確認し、「GETTING STARTED」をクリックします。

④移行したいチーム名にチェックを入れます。

⑤「MIGRATE」をクリックしてください。

⑥Migration Optionsの画面にて移行するコンテンツの種類を選択します。

別窓でNew Teams Provisioning Taskが開き、Migration Optionsの画面が表示されます。

[☐ Channel Posts(Messages)] …チャネル内への投稿やメッセージを移行する(字のみ)
 [☐ Archive] …各チャネルのメッセージがHTMLファイルとして移行される

[☐ SharePoint Content]… SharePointのコンテンツ
 [〇 Standard (Channel Files Only)]…標準(チャネルのファイルのみ)
 [〇 Standard and Customized(All SharePoint Content)…]…標準とカスタマイズ(すべてのSharePointコンテンツ)。移行に時間が必要

[☐ Planner] …プランナー
[☐ Group Mailbox] …グループメールボックス
[☐ Team Membership] …チームのメンバーシップ。選択しない場合、メンバーシップが無い状態で移行される

⑦「Next」をクリックします。

⑧移行するバージョンを選択します。

[〇 Latest version only]…最新バージョンのみ移行
[〇 More versions]…より多くのバージョンを移行
[〇 All versions. Requires significantly more time to migrate]…すべてのバージョンを移行(大幅な時間を要する)

⑨「Next」をクリックします。

File Version Optionsの画面です。

⑩作業が終了した際のメール通知を希望する場合には「☐ Send notification email once the task is completed」に☑チェックを入れ、Recipients欄にメールアドレスを入力してください。

また、作業が失敗した場合のみメール通知を受け取ることも可能です。「☐ Only in a case of failure」に☑チェックを入れてください。

⑪「Next」をクリックします。

Notificationの画面です。

⑫移行を行うスケジュールを選択します。

[〇 Run now] …今すぐタスクを開始する場合
[〇 Run later] …あとでタスクを開始する場合
[〇 Schedule] …日時を指定して移行する場合

また、移行の順番に優先度をつけたい場合は「Priority」を選択してください。

⑬「Next」をクリックします。

Scheduleの画面です。

Summaryのページでこれまでの設定を確認します。

⑭「Finish」をクリックします。

Summaryの画面です。

Teamsの移行が完了しました!


まとめ

今回はTeamsの移行の方法をご紹介しました。

次回はMicrosoft 365グループのディスカバリー、プロビジョニング、移行についてご紹介します。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

次回の記事もお楽しみに!


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