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インターミッション01

5月25日。先月7日に出された緊急事態宣言が解除されました。当たり前ですが、特に変わりはありません。1日でなにかが変わるわけではありませんし、変わったら変わったでこの場合はむしろ危険です。そういうのを突然変異と言います。

COVID-19に関係なく昨年末から用意していた3月の予定が飛んでしまったので、個人的事情と世界情勢の二側面から先々の見通しまで見据えた新しい生活様式を構築する必要がありました。ちなみに、予定が飛んだのはあらゆる意味で幸運だったのですが、それは脇に置いておきます。

てなわけで、4月~5月後半現在はようやくフリーハンドで動けるようなった時期だったのでした。

noteを本格稼働させたのもエア麦酒夜宴の開催がきっかきになったからなのですが、結果としてこの判断は正解だったと思っています。


やってみなければわからない、何事も

noteに限らずあらゆるWebプラットフォーム(サービス)は、長所と短所があります。読者として使っているときと視点が異なるので、気になる部分も異なるのです。

たとえば、noteのヒントではサービスエリアのコメントを書くように推奨されていますが、モバイルアプリではそのサービスエリアが表示されません。実際に書く側になってからこの相違点にはじめて気付きました。

こうした仕様は、メインの読者層がPCで閲覧することを想定しているためだと思います。スマートフォンなどのTwitterアプリ(公式クライアント以外も含む)でリンクをタップするとnoteアプリではなくブラウザで開きますしね。まあ、はてなブログでもpixivでも同じなのですが(‥;

実際問題として「とりあえず読めりゃ良い」という記事以外は、「後でPCからじっくり見よう」と思うのも事実です。少なくとも、読者としての私はそうです。

pixivなどで「イラストをより高解像度の大きな画面で見たい」と思う心理と似ている気がします。これはYouTubeやニコニコ動画、そしてPeriscopeなどの動画配信サービスにも当てはまると思います。


思いもよらぬ閲覧環境の変化

COVID-19の影響で想定外の変化を迎えたのが、インターネット閲覧環境の変化だと思います。ZoomやDiscordを活用したWeb会議をはじめとする打ち合わせや在宅ワークにおける自宅でのPC作業需要の上昇は、「これからはスマートフォンやタブレット端末が主体となり、PCは趣味人や開発者向けの物になる」という言説を打ち砕いたと思います。

上記の言説はなんとなく広まっていた感があって「本当かぁ?」と疑わしい目で見ていたのですが、大学関係者から「学生が君らの世代にも増してPCが使えなくて困っている」というぼやきと、PC専門店の方から同じ見解を聞いて「そういう傾向があるかもしれない」と思い直していたところでした。

単純に普及率という点で見れば、スマートフォンが最も高いでしょうが、これってスマートフォンをケータイ(ガラケーのこと)に置き換えると本質が見えてきます。早い話がモバイルデバイスの性能が上がっただけで、PCの代わりにはならないとゆーことですな。

とすると、コンテンツ提供側(プラットフォーム運営側ではなくそれを利用する側のこと)がそうした点を考えなくてはならないと思います。

私自身がそうであるようにPC(しかもデスクトップ)を普段使いしていてもスマートフォンのお手軽さにはあらがえません。かつてのブラウン管TVより小さい画面で、アニメや映画を観たいとは思いませんがね(苦笑)。

ただ、アクセスする手段として有力なのは事実です。私は自分の記事のおもな読者層を30~40代と見積もっていますが、そこだけに絞って書いているわけでもありません。20代の読者がいることも知ってますし、逆に50代の読者がいることも知っています。知っているので、ある程度上下の年齢層もフォローできるように書いているつもりです。

例外は、ふだん文章──Twitterのタイムラインだろうが書籍だろうが関係なく日本語の文章──を読まない人です。そういう人がテキスト主体のnoteを読むとは思えないので(‥;

そして、上記の年齢層はPCの所有率と使用率が高いので、基本はnoteの仕様に合わせたPC閲覧を主体としながらも(※1)、PCで閲覧した際に使える機能をモバイルアプリで閲覧した際にも使えるように誘導しようと考えています。

理由は単純。自分が併用していて、使いにくいと思ったからです。

こうした気になったところは、Webサービス側の更新を待っていては遅くて、自ら動いた方が早くて確実です。

※1個人レベルでも調べる方法はあるのでこういう事を書けるのですが、方法は企業秘密です。まあ、言うほど特別なことはしてません。


次の機会を作ったエア麦酒夜宴

私にとってnoteを本格稼働させるきっかけとなったのが、エア麦酒夜宴なのですが、皮肉なことにCOVID-19の影響がなければもっと動きが遅かったと思います。勢いって大事です。もっとも、COVID-19の影響で会えるはずの人に会えなかったので、少しも有難くないのですがね。有難くないのですがね、だんだん!(地団駄)

個々人の憶測による発言はもとより、TVやラジオのニュースなどでも「イベントの再開は~(報道はそこまでしか言わない)」などと話題に上がり(上げられ)ていますが、私個人としては「まあ、当分むつかしい」と思っています。

そうしたイベントの一つである麦酒夜宴は、先の記事に書いたエア麦酒夜宴により自粛期間を乗り越えたので、この先は「(主宰が)関係者のスケジュールや状況を見て次を考える」とゆーいつも通りの流れに乗せることができたのは大きいと思いました。

麦酒夜宴は大体年二回開催ですが、年二回定期開催ではないですし、性質上健康に気を付けて開催されるのは、未来永劫変わらないポイントですよね。それこそ、開催地が人工重力区画を備えた宇宙ステーションになろうが、飲酒可能な長距離宇宙船の内部になろうが、何処かもしれない異星の地になろうが、〝そこ〟は変わらないですよね。

途中から妄想が混じっている気がしますが、堕武者グラインドさんのハードコア将棋プロレスリングを生で見て以来、そういうのもアリだなと思うようになった次第です。入場シーンや客席乱入のシーンを体験すると『スタートレックⅤ 新たなる未知へ』に出てくる異星人酒場にいるような雰囲気が楽しめます。会場となった川口キャバリーノ側の演出も大きいでしょう。

さて、エア麦酒夜宴ではPeriscopeを配信プラットフォームとして使いましたが、「出演者が変わってもチャンネルはそのまま!」というシームレス配信が実現したのは、専門知識と技術を持つA-KIさんのバックアップに拠るところが大きいです。

DJイベントで重要な要素の一つが、イベントでは最も地味な部分であるDJ間の繋ぎです。配信で言えばシームレス配信の繋ぎがこれに当たります。この辺が裏方スタッフの腕の見せどころで、麦酒夜宴の場合は主催者側の映写家≒VJ:がんくまさんがこの役を担っているのですが、それも会場側のスタッフとの連携があって実現しています。

どうしてそんなことを知っているかというと、知識は無いけど仕組みには興味津々なので、なんとなく見ていたからです。
まあ、本気で知りたいときは直接聞いちゃうんですけどね。

閑話休題。

緊急事態宣言の解除は、あくまでも国の施策(この場合は方針の明示)であって、極端な話ですが5月24日と5月25日の状況は当たり前ですが対して変わりありません。

遠隔開催をするにしてもイベントの性質によっては、それすらも不可能なイベントもあるでしょうし、この辺は突き詰めていくと切りが無いのですが、一つ言えることは「遠隔開催が可能ならやった方がいい」ということです。

実際「やる」と言うと、思いも寄らないところから協力が得られるかもしれませんよ?


緊急事態宣言下の生活で変わったこと

忙しくなりました。あんまりお金が入らないののは変わらないのですが、自分がやるべきだと思うことが増えたからです。

ちょっと困っているのは読書の時間を上手く取れないことですね。せっかく手に入れた『戦場におけるストレスコントロールの本』が睡眠不足の項目以外ほとんど読めていません。
他にも気になる本はいくつかチェックしているのですが、こういう物事は順にこなして行かないと積まれる一方なのでちまちま進めています。

それとは反対に、とにかくいますぐやるべき事は即やらないと機を逃してしまうので、忙しい《いそがしい》と言うより忙しない《せわしない》と言った方が正しいかもしれません。

思いつきで動くことが多く、そうした思いつきで動いたときの方が良い結果が出るというしょーもない性分というか業もあります。

ただ、冷静に観察してみると、確かに自分を取りまく環境は大きく変化したものの、最も変わったのは自分の行動指針だからだと思います。


今回のヘッダー画像はサンクトガーレンのアマビエIPA(イラスト:石川雅之さん)です。

20200515アマビエIPA

わりと露骨なコラボ商品なのですが、サンクトガーレンなので中身は大真面目に作っているのは間違いなく、店員さんにも相談した上でこれを選びました。月に一回の割合で、珍しいビールが買えるお店に立ち寄れる機会があるため、ボトルビールを2本買って帰ります。
ちなみに、まだ開けていません。



ご支援よろしくお願いします。