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COTレポート分析~ビットコイン先物(8月20日時点)

対象商品:ビットコイン(BTC)先物

引用:TradingView

8月23日に公表された8月20日時点のCOTレポートの内容は次の通りです。

出所:CFTCより執筆者作成

ポジション数を反映しているOpen Interest(建玉)が8月20日時点で、2週連続で増加していました。ビットコイン(BTC)先物の反発に伴う建玉増加となっています。

LEVERAGED (レバレッジド・ファンド)の投機筋は現物のBTCを活発に取引している傾向が強く、BTC先物市場では現物市場のヘッジとして、これまでポジションは売り持ちのネットショートになっています。

彼らはロングを13.5%減らし、同時にショートを2.3%減らしました。その結果、彼らのネットショート・ポジションは前週と比較して若干、減少した。彼らのポジションに変動がなく、現状のBTC価格が大きく動きとはみていないようです。

BTCに強い影響を与えているASSET MANAGER(アセット・マネジャー)はロングを0.9%増やした結果、ネットロング・ポジションが増加し、BTCの反発に深く関わっていたことがわかります。

一方で、OTHER REPORTABLE(その他報告者)がショートを47.6%増やしたことが注目に値します。ヘッジ目的で先物運用しているこのグループがBTCが買い戻されたところで売り玉を増やしたと言うことは、この先、BTCの反発が限定的で、目先の短期トレンドが再び上昇に転じないと判断した可能性があります。

アセット・マネジャーとその他報告者は共にネットロング・ポジションを保有していますが、現状のBTCに関しては異なる見方のようです。

SMART MONEY(スマート・マネー)指数はこれまで通り堅調で、13週移動平均値を超えています。依然として、BTC先物市場参加者はBTCに関しては強気のようです。アセット・マネジャーが三週連続でネットロング・ポジションを増加できるのか注目されます。

分析者:なりた・ひろゆき

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