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教育系Youtuberに、体系化の波が来る!

私はYoutubeで韓国語講座を配信しているので、韓国語系Youtuberというカテゴリーになるのかもしれません。

このカテゴリーには、私よりもチャンネル登録者数が多い人が何人もいますが、だいたいマーケット規模としては十数万人ではないかと思っています。

その中で、私の韓国語講座の一番の特徴は、なんといっても「体系化されている」ということです。

例えば、こちらは私の初級講座が全て順番に見れる再生リストです。全部で50本の動画が載っています。

韓国語が全く分からない人でも、この動画を順番に見ていって、動画内で出されている宿題をこなしていくだけで、全部の動画を見終わるころには、「韓国語能力試験2級」という試験に合格できるレベルの韓国語を身に着けることができるようになっています。

なぜなら、この50本の動画は、韓国語能力試験に必要なすべての知識を、まったくの入門者が、学ぶべき順番に沿って並べ、徐々に難しくなるように設計されているからです。

簡単に言えば、韓国語教室や韓国語のテキストなどで学ぶ順番と全く同じで、体系化されているということです。

教育系Youtuberにとって、この「順番」というものにどこまでこだわるのかということが、今後の大きな分かれ道になるのではないかと思っています。

私も、他の教育系Youtuberといわれる方々の動画を見ていろいろ学ばされることがたくさんあります。

しかし、ときどき「なぜ今日はこの内容を出してきたんだろう?」と疑問に思うことがあります。

前回の動画との関連性、脈絡がないように感じることがあるということです。

おそらくは、制作者が「その時に思い付いた」ことをネタにして、学習コンテンツとして出しているのではないでしょうか。

確かにそれもそれで、学びにはなるのですが、その場合、そこから本当に身につく学びを手に入れるためには、学習者側にも一定の学習リテラシーが必要とされます。

つまり、今日の学びは自分にとって必要な内容なのかどうか、どのような点で意義があるのかといったことを考えながら学習しないと、記憶の片隅に積まれた雑学として消えてしまう気がするのです。

どんな分野であっても、教育者であれば、教える順番というのはこだわりすぎるくらいにこだわるべきポイントだと思います。

しかし、まだYoutubeの世界においては、「体系的に教える」ということはそれほど重要視されていないようです。

そういう意味では、私が今回、約1年かけて作成したこの50本の初級韓国語講座は、教育系Youtuberにとって、とても面白い実験になると思います。

Youtubeの需要が、エンタメからビジネスや教育に移ったのがここ最近ですから、まだエンタメ的要素がないと再生回数が増えない、登録者が増えないという状況です。

しかし、視聴者がより深いコンテンツを求め始めるようになり、体系化されたコンテンツを求めだす時代が、きっと来ると思います。

別の言い方をすれば、教育系Youtuberはかなり増えてきましたが、体系化コンテンツのある教育系Youtuberはブルーオーシャンです。

もしこれから、Yourubeで教育コンテンツを発信されたいと思っている方は、ぜひ一度「体系化コンテンツ」に挑戦してみてはいかがでしょうか?

いつも応援、ありがとうございます!