4~5月の映画
2013/7/6にアップしたやつ。
すごいさぼってました。
ロバート・アルトマンの作品で、彼らしい群像劇。1900年代初頭くらいのイギリスの貴族の邸宅で起きた殺人事件と、貴族やら使用人やらの人間模様を描いたもの。わりと面白かったけど、警察映画を探してたのにおまわりさんの出番がまじで一瞬しかなかった。衣装とかすごい丁寧に作られてて、さすがアルトマンだなあという感じ。
これは面白かった。マンハッタンのど真ん中の高所という、かなり限定的な状況の中で繰り広げられる心理サスペンスもの。「インサイド・マン」とか好きな人は面白いと思う。サム・ワーシントンはアバターで終わるかと思ったけど頑張ってるなあとか。
イタリアで40万人を動員したヒューマンコメディ。78年に法律で精神病院が閉鎖されたイタリアで、熱血漢の労働組合長と組合員の患者たちが、会社を作って社会にコミットしていくお話。原題は「Si puo fare!」で「やればできる!」と言う意味だそうです。良い言葉です。イタリア映画は、普通のひとたちが送る何でもない日常を描いているだけなのに、観ている側はいつの間にか人生のことを深く考えている、なんて作品がすごーく多いと思います。イタリアの映画はとても好きです。
「人生、ここにあり!」観た次の日これ観た。
日本人の監督ってみんな綺麗な映像撮るよね。空気がぴんと張り詰めたような、体温の低い感じ、でもどこか湿ったような、そう、日本の気候のような。青みがかった綺麗な映像。園子温の映像も良いですね。
お話は「埼玉愛犬家殺人事件」をベースに、実際はブリーダーだったおっさんを熱帯魚屋にしたもの。
あー人間ってここまでやれるんだなと言う。生きてるのに心ってここまで死ねるんだな、みたいな。エゴとエロ、乾いたすさんだ心、それなのに肉体は血液をたたえ、愛液と精液をからませあってる。人間ってどこから人間性を得て、そして何が臨界点に達したら、人間性を失って行くんだろう。そんなことを考えながら観てました。
実は観て無かったので観ました。
意外と普通でした。
ユアンがイギー・ポップに激似でした。ユアン最高でした。
エドワード・ノートン超ひさびさだった。
1800年代終盤くらい?のヨーロッパを舞台に、貴族のお姫様と幻影師の許されぬ恋を描いた物語。
普通と言えば普通なんですけど、意外にとロマンティックで良かった。
アカデミー賞5部門ノミネート!
そして無冠!
さすが無冠の帝王レオナルド・ディカプリオの主演作です。
でもこれは普通に面白かったなー。
松嶋x町山 未公開映画を観るTVで、この映画に関連した題材の作品をチラッと観たことが有り、そう云う意味でも自分的にはよりリアリティを感じられる作品でした。
レオ様がんばってるよね。いつかアカデミー賞獲れるといいね。
映画評論家の蓮實重彦が、この映画が公開された年にこの映画を大絶賛してたらしいんだけど、なんかそこまでなの?って感じで、よくわかんなかった。プロが観ると楽しめると言うことなのだろうか。
確かにラストは結構良かった気もするけど。
2021年註 上記で紹介している作品に出演しているジェラール・ドパルデューが暴行の罪で起訴されていることが2021年に報じられました。彼の行った行為が本当であれば到底許されるものではなく、暴力や女性への性暴力に対しての断固たる抗議をここに表明するものです。この文章を書いた時点では、ジェラール・ドパルデューの行為を知らなかったことを明記しておきます。
これも小さくまとまってる感はあるけど、まとまってて面白かった。
終わり方が良かった。やっぱり映画はこうあって欲しいという終わり方。
今更観た。面白かった。
やっぱり最後の、タランティーノが監督した奴が一番良くて、何が良いのかって言うと、多分あのセリフのくだらなさが良いんだろうなーと思った。
6月観たのはまた今度。
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