間隔を空けた客席使用について
こんばんは。
トライフルエンターテインメントという会社で舞台のプロデューサーをしている辻と申します。
現在、新型コロナウイルスの影響で演劇界では「1席ずつ空けた客席使用」のいう方法が模索されています。
1席ずつ空けるということは、単純計算で客席の50%を使用するということになりますね。
これは公演日数やキャストの数などで変わりますので全ての舞台に当てはまることではないのですが、だいたいの舞台は「客席の70~80%が埋まってプラマイゼロ(採算分岐)」という予算になることが多いです。(例外は多くあると思います!自社の公演は、ということでご理解ください)
ということは、50%では満席になってもやればやるだけ赤字ということですね。
だからと言ってチケット代を2倍にすることは現実的ではないし、お客様にその負担をお願いするのも厳しいと思います。お客様もコロナの影響で苦しんでいるのは同じですし…。
そもそも、客席の半分しかお客様がいない状態ではお客様も舞台上のキャストも盛り上がっていけないのでは…ということが私は一番気になります。
客席半分でのコメディ…想像するだけで寂しい気持ちになります…
この「客席でのソーシャルディスタンス」については自分としてもまだ解決策が見いだせていません。これからも他の制作会社さん・スタッフさん・劇場さんたちと話し合いながら考えていきます。
2回目の投稿にしていきなり重たい記事になってしまいました、すいません!
「こんな話を書いてほしい」などリクエストがあればコメントやTwitterでご意見を頂戴できますと幸いです。なければ自由に書いていきます笑
最後までお読みくださりありがとうございました。
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