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メンタリストのババ抜き必勝法 ― 古典的チート編

マジシャンやメンタリストがババ抜きで絶対に勝つ方法(イカサマ)の内、マークトデック(仕掛けのあるトランプ)及びアシスタント(サクラ)を使わずに出来るものを紹介します。

注意事項:1対1で行うババ抜きを勝手に「メンタリストのババ抜き」と呼んでいます
私自身は某メンタリストのババ抜きを見たことがほぼ無く、ルールなども伝聞によるものであるため、某メンタリストが行っている方法を解説しているわけではありません。
あくまでも聞き及んだ条件において自分ならどうするかという話になります。

注意事項2悪用厳禁!
普通のババ抜きまでもがクソゲーと化すので、ゲームを楽しみたい人は有料部分を読まないで下さい
また、悪用した際に起こる問題について、こちらでは責任を負いかねます。

注意事項3:
メンタリズムの本質は奇術であり、メンタリストが奇術師の一種であることを認識している方向けです。メンタリズムが心理学によって成立すると信じている方は有料部分を読まないでください。夢が壊れます。

必勝条件:

ジョーカーを引かなければ勝つ。

相手にジョーカーを引かせる、という方法もあるにはありますが、経験と技術が必要になる上に、解説をしようとするとかなり長くなるので、今回は「ジョーカーを引かないことで勝つ」を基本的な戦略としています。

ジョーカーの位置さえ特定できれば基本的に負けません。1対1で行う以上、負けなければ勝ちます(ルール上引き分けがあっても、引き分けるか勝つかなので、何回かやれば必勝です)

ジョーカーの判別方法:

1. 相手の反応から判断する(スキル)
2. 協力者を使う
3. 仕掛けのあるカードを使う
4. トリックを使う

基本的にはこの4つのどれかになります。

相手の反応から判断する:

大前提として、どんなに訓練をしても外観から相手の思考や感情を読むのは難しい問題があります。

表情に出やすい、所謂分かりいやすい人が相手でも当たる確率は7割程度だと言われています。

相手次第では有効であるものの、絶対に負けられない状況では当てにならない手法ですが、必勝を求められない場合はスキルだけでやってみるのもありです。

なお、表情分析はここ数年で当てにならないとの結論が出ていますが、どういう経緯で否定されているか知りたい方はこちらの本でも読んで下さい。

協力者を使う:

相手の手札が見える位置に協力者を配置し、コード(暗号)で情報伝達を行います。

アニメ版『ジョーカー・ゲーム』の第1話で行われていたジョーカー・ゲームと呼ばれいているものでコードが使われています。これを見ても分かると思いますが、基本的に素人がパッと見で分かるような物ではありません。

マジシャン・メンタリストはアニメで描写された以上に高度なコードを使うことがあります。ただ、高度になる分、熟練が必要になるため、人材の育成やら色々と条件が増えます。

更に言うと…そもそもゲームの性質上、こちらの人員を相手の手札が見える位置に配置する理由付けが難しいという問題があるので、協力者を使うのはそこまで良い手だとは思えません。

ちなみに、私はソロプレイヤーなので協力者を使いたくても使えませんが…

コードについては専門的すぎますし、長くなるので、気になる方はマジック・メンタリズム関連で、”Code” 或いは “Coding” という単語で検索してみて下さい。(日本語で引っかかるかは不明)

仕掛けのあるカードを使う:

マジック用のカードでは裏から見て分かるものがありますが、自分で用意したカードが使えない状況では意味がありません。

トリックを使う:

相性が悪い、協力者がいない、仕掛けのあるカードを用意できないなら、トリックを使う方法しかありません。

これが今回の本題であり、「心理学ナニソレオイシイノ?」ってくらい物理的な方法になります。

先に言っておくと、カードマジックの基礎知識がある方は恐らく既知というか、既存技法の組み合わせなので新規性はありません。
基礎的な知識が無い方のために極力専門用語は使わないか、使う場合は説明を入れるようにしています。また、分かりにくいと感じる部分には画像を用意しました。

観察で行う方法:

表情を幾ら観察しても分かる可能性は低いのですが、実はあるところを観察すると分かる場合があります。

それは… トランプです。

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