肉まんの皮を飽きるまで食べる
この記事は、Trickeyの『死ぬまでにしたい100のこと（バケットリスト）』で実践したことの振り返り記事です。
なぜ肉まんの皮を飽きるまで食べたかったのか？
自分は生地が大好きで、クレープの生地やソフトクリームのワッフルコーン、たい焼きの皮、肉まんの皮が好きです。尻尾まであんこの詰まったたい焼きや薄皮のまんじゅうなどは「別に生地が厚くてもいいのに」と思ってしまいます。
ただ、通常は生地と具の両方が合わさって一つの料理と見做されるので、生地の部分だけを大量に食べることはできません。わざわざ肉まんを買って具の部分だけを取り除いて食べるのも勿体無いし、好きと言ってもそこまで酔狂ではありませんでした。
そんなわけで、積極的でないながら「一度は肉まんの皮だけを飽きるまで食べてみたいなぁ」とぼんやり思って過ごしていました。
素饅の存在を知る！
そんなとき、たまたま見ていたYouTubeの動画で具の入っていない饅頭「すまん」が販売されているのを知りました。
「自分が求めていたのはこれだ！」と思い、早速、井村屋さんのWebショップを検索したところ、まさかの売り切れ…。その後も近くのスーパーを試しに回ってみたものの売られている様子はなく、挫折してしまいました。
※ 今は、数量限定で再入荷していますので、気になる方は是非！
それから数ヶ月が経ち、若干「すまん」の熱が下がってきた頃、普段行くスーパーで日本ハムさんの「具なしそのままん」なる商品を発見しました。突然の遭遇に「今しかない。」と思い、とりあえず3パック購入しました。
素饅実食
今回の挑戦は、肉まんの皮だけを食べ続けて何個目で飽きるかを確認するというものです。本来であれば、挟む具材やディップするソースを用意するところですが、それだと「肉まんの皮だけを飽きるまで食べてみたい」に反するので、本当にそのままで淡々と食べることにしました。
1個目、美味い！
本当に、コンビニやスーパーで売っている肉まんやあんまんの生地だけの饅頭です。頬張っても具が一才入っていないのが不思議な感覚です。パンっぽくはあるんですが、生地から感じる甘味やふっくらとした食感は、やはりパンでなく饅頭と感じます。まさに自分が求めていた「皮だけ」の饅頭でした。流石に、自分が一番大好きな551HORAIの豚まんの皮には劣りますが十分に美味しいです。
軽快に4個食べすすめて5個目、飽きがチラつく…。
それまでは素饅を単体で美味しく食べられていたのですが、5個目あたりから「そろそろ味変したいなぁ…」という気持ちが出てきました。当然とは思います。パンでも白米でも、そのままで4, 5個/杯も食べることは、ほぼないかと思います。流石に好物とは言え、全く同じ味が続くと虚無感を感じ始めます。ただ、この時点では脳裏にチラつくだけでまだ食べ続けることはできました。
飽きがチラつきながら7個食べ終えて8個目、別の食べ物を口にする…。
5, 6, 7個と素饅を食べ進める毎に、他の味への恋しさが増していきました。この日の昼食は「具なしそのままん」だけだったので、8個目までは本当に全く同じ味のものを食べ続けている状態でした。8個目でとうとう、しょっぱいものを口に入れたいと思い、たまたま家にあったイカの塩辛を副菜がわりに食べました。別のものを食べた瞬間、脳に安心感が広がっていくのを感じました。普段からも肉料理ばかりだと魚を食べたくなったり、野菜を食べたくなったりしますが、それが一食の中で繰り広げられた感じでした。因みに、イカの塩辛を食べた後に、素饅に戻ったら死ぬほど合わなかったので、オススメしません。
最後、9個目で「飽きた」と口にする。
4パック買っていたら飽きたのは10個目になったかもしれませんが、9個目でいよいよ諦めました。確実に「美味しいから皮だけ食べたい！」という普段の欲望が失せて「肉まんの皮は暫くはいいかな…」と思うようになっていました。いい大人になったのにも関わらず、学生みたいなことやって学生みたいな結論を出すのはどうかと思いますが、「足りないぐらいが一番丁度いい。」ということなんだと実感しました。
食べ終えた後は、お腹は一杯だが、何か食べたいという不思議な感覚になりました。甘いものは別腹ではないですが、全く味の変化がなくお腹がいっぱいになったので、味の違うものを口にしたいという欲求が脳から発されていたのかもしれません。
次の挑戦に向けて
『死ぬまでにしたい100のこと（バケットリスト）』には、飽きるまで食べたいものが3つ書かれています。①肉まんの皮、②クレープの生地、③マクドナルドのフライドポテトです。どれも、今回と同じ結論になるような気がしていますが「好物をたらふく食べたい」というのはわかりやすい夢なので挑戦は続けたいと思います。
【済】肉まんの皮を飽きるまで食べる
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