M1搭載MacでVOICEROID2 音街ウナを動かすまで

背景

24インチiMac 2021を購入しました。iMac 2021は、M1というARM系のCPUが搭載されています。しかし、VOICEROID実況動画を投稿している私としては、iMac上でVOICEROIDを起動させたいというニーズがありました。

以下は、このために行った手順を整理してまとめたものです。

手順

まず、16.5以降のParallels DesktopをM1搭載Macにインストールします。Parallels Desktopは、Mac上に仮想計算機(VM)を構築するための有償ソフトウェアです。

次に、以下の記事を参考に、Windows 10 on ARM Insider Preview(ARM系のCPUでも動くα版のWindows 10のようなもの)のイメージファイルを取得し、Parallels Desktop上にWindowsマシンを構築します。

Windows 10 on ARM Insider Previewは、デフォルトでは日本語環境ではないので、以下の動画を参考に日本語化します。

気をつけないといけないのが、上記の設定をしても、地域設定が日本語かつShift_JISになっていないと、音が出ないという問題が起こります。

この問題を解決するために、以下の通りに地域設定を修正します。

名称未設定

これで、Windows 10側の設定は完了です。

Windowsが用意できたら、VOICEROID2を購入したサイトに行き、インストーラーをダウンロードします。

そして、インストーラーから、VOICEROID2 音街ウナをインストールし、ライセンスキーをアクティベートしたら、音街ウナを利用することができます。

スクリーンショット 2021-06-17 19.43.36

躓きポイント

VOICEROIDは、日本語のSHIFT_JIS環境を前提としているため、どこか日本語化の設定でおかしなところがあると、インストーラーが起動しなかったり、再生しても声が出なかったりします。

私の場合は、「aiueo」とテキストボックスに入力して、再生を押すと、「中間言語フォーマットが正しくありません」というエラーメッセージが出てくれたので、@Abalamindoさんの情報に辿り着くことが出来ました。本当に助かりました。(誰得メモじゃないです。)

まとめ

Twitterなどを見ていても、VOICEROIDが使えないからとM1搭載Macを諦めている人が多そうだったので、少しでも参考になればいいなと思い、この記事を書きました。

私が、確認したのはあくまでVOICEROID2だけで、VOCALOIDやRecotte StudioAviUtlが動くかは未検証なので、その点はご注意ください。

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