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三浦彩佳物語

前のnote(超えてきた者)の続きにもなるがジム内で虐めが横行していた時期、三浦彩佳もそのターゲットになっていた。
三浦は他に虐められていた選手を除く、ほとんどの選手達に無視をされていた。
何故当時べったり一緒にやっていたトレーナーと揉めたのかは今でも理由は知らない。
まだ虐められていなかった時期、三浦はそのトレーナーとのパーソナルトレーニングの前になると眩暈で歩けなくなり駅で倒れる事もあった。
勿論試合など出来る状態ではなく当時参戦していたDEEPジュエルスには試合の欠場につき診断書を以て状況を説明したのだけど、誰かが三浦が減量できないだの佐伯代表に吹き込んだようで佐伯さんに俺達は疑いの目を向けられたりで、ここら辺から俺と佐伯さんの仲に亀裂が生じ始めた。
三浦が俺の愛人だとか吹き込んだ馬鹿もいるようだが話はどんどん脱線していくので、その件についてはここら辺で…

目眩が治まらず大学病院ではメニエール症候群と診断されたが、その原因は不明と言われた。しかし後々考えるとトレーナーによるパワハラが原因だったと断言出来る。
そのトレーナーがTRIBEを去ってからと同時に、その症状はなくなり計量で問題のあった体重すらみるみる落ちていった。

ジム内での虐めに関しては俺も気付いていたので選手達と飯を食っている際に注意して彼女に対するそれは改善された。
何故無視されたかと言うと選手達にすれば正義感だったのだろう。
前途したようにトレーナーと何があったのかは知らないが選手達はトレーナー側だけの意見を聞き、皆が三浦に対してあんな奴と怒っていたようだ。
俺は「自分が何もされていないのに一方的な片方の意見だけを聞いて無視したりすんな」と選手達に叱ったのだが単純な選手の1人はその夜に三浦に謝罪のLINEを送っていた。

謝罪当時の若松佑弥

確かに三浦にも非はあるだろう。
しかし大の大人が小学生のグループみたいな虐めをするものではない。

この出来事は2015年辺りの話なのだが8年の時を経て、皆に無視するなと注意していた代表である俺が三浦の顔を見るだけでストレスになり彼女との会話を避けるようになるのが最近の話。
10年以上一緒にやってきて実の娘達や愛犬より面倒なのだが手がかかる奴ほど何ちゃらとは言うが流石に限度があった。
現在のTRIBE所属選手を見渡せば三浦はベテランである。
俺からすれば、これからの若い選手達に力を注がなければいけないのだが、面倒なのが一番年上の三浦であり若手選手達にとって反面教師として存在してしまっている。
何故俺が無視するようになったのか?そしてONE Championshipでの復帰戦。デビュー10周年を迎えた人間三浦彩佳について書きたいと思う。

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