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限りなき永遠の仔。

 僕は、この青い空が憎い。

吹き抜ける風の雄大さが、優しく照らし出す太陽の柔らかい強さが、
胸をくすぐる草の香りが、心を満たす雨の音色が。

全てが、うらやましかった。転じて、憎かった。


僕は、生まれた瞬間から孤独だ。
いろんな音や匂い、世の中の見渡す限りの感覚から隔絶された、孤独。
全てが僕には関係のないものであり、聞いたもの嗅いだもの、見たもの、触れたものでさえ自分という存在からは切り離されたものだ。

孤独というのはいつでも、心を押し潰してくれる。
まさかこの世界にあって自分がそこに居ても良いと思わせてくれるものではない。少なくとも僕は一瞬でも早く消えてしまえたら良いなと思っていた。

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