【my Instagramの紹介】棒灸編
ご無沙汰しております。テスト期間中につき更新が滞っておりました。
さて、私noteだけでなく、Instagramも不定期ではありますが更新しております。
・noteでは文章で、
・Instagramではリールで動画を中心に
いずれも発信することで自身の理解を深めることができたら……と思っております。
どちらのアカウントも応援していただける方々がいてくれて、本当に嬉しいです。
今回は、Instagramの投稿から、棒灸についてご紹介します。
棒灸とは
棒灸とは、雑味のある艾(もぐさ)を葉巻のように紙で巻いたものです。今回使用したのは新温灸純艾條。中国では棒灸を艾條灸(がいじょうきゅう)と呼ぶことから、この名前となったのだそうです。
棒灸の施術方法
棒灸の施術はとってもカンタン。ライターで火をつけた棒灸の先を、患部に近づける、離す、を繰り返します。
火傷をしないよう、手を添えて患者の動きを制し、指で股を作って自身も温度感を確認しながら施術します。
こちらは温灸器。棒灸を挿入して患部に当てることで温めることができます。灸が燃えると患部に対して遠ざかっていくので、安心して使うことができます。
温灸器がおもしろいのは、取手(棒)をつければマゴノテのように自分で背中まであてがうことができます。考えた人天才!
最後は火消しツボに燃焼部分を差し込み、酸欠にすることで消化します。
タバコでも同じものがあるそうです。
棒灸による直接灸
棒灸は身体から離すだけでなく、患部に直接灸する施術方法もあります。
ガーゼ、ひと折りまたはふた折りした新聞紙、そして火が移らないよう半紙を敷いて患部に押しつけていきます。
押しつける圧で感じる温度が変えられること、また広範囲を温めることができます。
棒灸の炭が身体に落ちないよう、灰皿に擦り付けながら。
棒灸のメリット・デメリット
棒灸のメリット
棒灸は技術がいらないものの、治療効果は高いのが特徴です。
とある先生のお話では、せんねん灸と同程度の効能があるのでは! とのこと。
棒灸の原材料となる雑味のある艾は燃焼温度が高いです。それがメリットとなり、患部を広くすばやく広範囲に温めることができます。
実際施術を受けてみて、じわーっと温まっていくのが感じられて心地よいのです。
棒灸のデメリット
棒灸のデメリットは煙と匂い、そしてヤニ。前述のとおり雑味のある艾を使っているので、実技室は煙が充満してモクモクに。
授業後の仕事中も、ニオイが気になってしょうがない笑 特に指先に移ったニオイは何度手を洗ってもなかなか取れませんでした。
患者さんの髪やお肌にもニオイ移りは当然するため、気になる方はいるかもしれません。
でも、煙やニオイが気になりにくいオープンスペースでの施術にはとても向いているのではないかなーと思いました。
多少風が吹いていても、温灸器があれば影響を受けることもありません。
以上、数あるお灸の種類の中から棒灸をご紹介しました。
ご覧いただきありがとうございました!