《きっと君はこない。〜Silent Night〜》


皆様、こんばんは🎅🏻
松本沙羅です。

遂にあの日がやってきますね。

私が(多分ほとんどの人が)好きなイベント。

そう、クリスマス🎅🏻

せっかくなので今日は私が経験した「私が愛した彼との別れのお話」をしようと思います。

聞くも涙、話すも涙。
心してお読みください🍢



当時我が家では、サンタ🎅🏻さんにプレゼントを頼む際、手紙を書いて窓の外に貼っておくスタイルでした。
貼ってから2、3日経たないと無くならなくて、サンタさんはこんな早く(12月上旬)から忙しいんだなあと思ったのをよく覚えています。


彼は、毎年必ず私が欲しいものをくれました。

魔法使いみたいだなって毎年感動しました。

ある時、私は親に言われました。


🧑🏻「来年からは中学生だから、サンタさん🎅🏻来ないかもね」


親よ、そんな事は無い。

彼は来年も来てくれる。

だって毎年必ず来ているのだから。

来年から急に来ないないなんて、逆にサンタさんが寂しがるわ〜。

そう思ってました。

その年のクリスマス、私はあるゲームソフト(カセット)を頼みました。
既に持っていたゲームの続編だったのですが、お腹の底から欲しかったもの。

手紙に、プレゼントはコレで!と大きく書き、その下にいつもなら書かない文を私は足しました。


「まさか今年で最後じゃないよね?(^。^)」


その年も、窓の外に貼った手紙はきちんと無くなっていました。

よし、持っていった。
あの人は必ず手紙を読む、何かしら反応をば!

そう思いながら、クリスマスイヴの夜、ベットに入りました🛌💤

次の日、いよいよクリスマス当日。

プレゼントもそうだけれど、はたして問い(手紙)の答え(返事)はあるのか?
例年とは違うドキドキを感じながら目覚めました。

頼んだのはゲームソフト。

プレゼントとして包んだって、手紙の返事があったってサイズはそんなに大きくは無い(はず)。

毎年プレゼントが置かれるリビングに飾ってあるクリスマスツリーへ向かいました💨


無い。

プレゼントが無い(^。^)


おかしいなあ。
まだ来てない可能性ある??

しばらくクリスマスツリーの下をウロウロしていたのですが、プレゼントらしきものは見つからず、見落としていたかもしれないと僅かな希望を胸に一度自室に戻りました。


無い(^。^)

自分の部屋にも無い(^。^)

あるえ?(^。^)


ちょっとちょっとサンタさん、そういう冗談やめてよ。


子供ってどうしてか休みの日めちゃめちゃ早起きじゃないですか。
多分私が目覚めたのも朝六時過ぎとかそれくらいだったんですよね。

私は仕方なく母の元に向かいます。

🙎🏻‍♀️「サンタさん🎅🏻まだ来とらん」

🛌「なんか夜ベランダで音したよ?」

母は教えてくれました。


そうだ、我が家にはベランダがある!(当時)
そこだ!!!!!!

ゲームソフト(小さいもの)を頼んだのにわざわざベランダに置いたサンタさん🎅🏻の気が知れませんでしたが、まあ良いでしょう。

早く開封して、楽しみにしていたゲームを遊び尽くそう。
ありがとうサンタさん🎅🏻
今年で最後じゃないよね!?(^。^)


ベランダに着き窓を開けるとそこには、


べらぼうにデカイ箱が置かれていました🎁



?(^。^)


なんだか様子がおかしい。
彼が配るプレゼントを間違えるなんてありえない。

冗談きついぜと思いながらプレゼントを家の中に運び、本当に配達先を間違っているかもしれないと思ったので丁寧に包装を解き始めました。

何かが床に落ちました。

それには、

「Dear SARA」

と書かれていました。


手紙だ。


返事がきた!!ということはこのべらぼうに大きい箱はやっぱり私へのプレゼント?なんで??🙄頼んだのゲームソフトだけど。あ、もしかして今年が本当に最後だからゲームソフトの詰め合わせでもくれたのかな!?!?!?

そう閃いてからは早かったです。

丁寧に解いていた包装をマッハで破き、いざプレゼントとご対面。

すると、あるドールハウスが出てきました。


(^〜^)


どういう事?


私は思考がぱったり止まってしまいました。
ショックを受けていました。

欲しいプレゼントが貰えなかった。
それはまるで、彼に私の事を拒否されたように感じました。

落ち込みながら手元に視線を落とすと、そこには先程の手紙。

読もう、欲しいプレゼントが入っていない理由が書いてあるかもしれない。

一縷の望みをかけて手紙を開くと、そこには

「 Dear SARA  Merry X'mas.
沙羅へ メリークリスマス

Kimiha mou syouggakou wo sotsugyousurune.
君はもう小学校を卒業するね。

Dakara boku ga kimino motoni
present wo mottekurunowa kotoshi de saigo dayo.
だから僕が君の元にプレゼントを持ってくるのは
今年で最後だよ。

Ikinari no owakare de gomenne.
いきなりのお別れでごめんね。

Soreto kimiga hoshigatteita gamesoft ha kimi no okaasan ni kimi no me ga warukunarukara yametehoshii te iwaretakayo.
それと君が欲しがっていたゲームソフトは
君のお母さんに君の目が悪くなるからやめて欲しいって言われたよ。

Dakara kimi ga asoberuyouni
ookina dollhouse wo present surune.
だから君が遊べるように
大きなドールハウスをプレゼントするね。

Genki dene.
Sutekina josei ni nattene.
元気でね。
素敵な女性になってね。

From Santaclaus
サンタクロースより」



気付きました??
英文ぽいところ、ぜんぶローマ字なんです。
そして所々英単語。


なにゆえ?(^。^)


文章、多少演出を加えてますが、ほぼこのままでした。

この時のハウス、きっと女の子の9割強は遊ぶであろうシル◯◯◯ファミリーの大きいハウスでした。

欲しかったよ。
大好きだし、シル◯◯◯。(今も好き)


だけど!!!!!
なぜ!?!?!?

勝手に!!プレゼントを変えるって!!お母さま!!!!なんで!!!!!!!!!!!


この日の事は未だに忘れられません。

できることなら忘れたい。

もうね、大号泣。

強制的にプレゼントを変えられ、一方的に別れを告げられ、それが書いてある手紙はローマ字。

絶望。

シル◯◯◯には何の罪も無いんです。

結果から言うと実際そのハウスでかなり遊んだし、インテリアとしても使えました。

最終的に人に譲りましたけど、置けるスペースがあったら今もまた飾りたいくらい素敵なアイテムだったんです。

でも当時の私からしたら、ねえ?

冬休み中に、貰ったゲームでどれだけレベルが上げられるか楽しみにしていたので、あの時のサンタさんは鬼に感じました。


結局、その後どれだけ望んでも彼はもう私のところへは来てくれませんでした。

私は、素敵な女性になれているのでしょうか。

これが、私が愛した彼との別れのお話です。



きっと君はこない 
ひとりきりのクリスマス・イブ
Silentnight Holynight

はあ😮‍💨

それでもクリスマスは好きなんです。
イベントとして嫌いになれない。
クリスマス、恐るべし。

あ、勘違いしないでくださいね!!

可能性はゼロに等しいけれど、もし私のこのブログを小学生の子達が見ているとするならば、又は体は大人だけど小学生と同じくらいの感性ですという方々が見ているとするならば、私は皆さんの味方です。


サンタさんは、います🎅🏻


でも急に来なくなる、それだけです。
だから急な別れが来る前に、彼に伝えたい事は伝えてください。
クッキーあげたかったらミルクと一緒に用意して、逆プレゼントがあるなら手紙と一緒に置いておいて。

何よりいい子で居なきゃですね。

このエピソード、いつか絶対どこかで自分の口から語りたいと思っています。(機会があればさらしゃべなどなど)


笑えました?


冒頭で、聞くも涙話すも涙と言いましたが、確かに私にとってはこの上なく悲しかったのですが、今ではもう笑える話なので、少しでもクスッとしていただけたら嬉しいです。

我が家の担当だったサンタクロースはちょいとクレイジーな人でした🎅🏻

見方を変えれば、子供の私でも読めるように全文ローマ字で手紙をくれる優しい人(ありがとう)。

さて、皆様のクリスマスエピソードは何かありますか?🎄
聖なる夜、きっと色んな出来事がありますよね。

簡単に語れないという方もいらっしゃるかもしれません。
いつか笑える日がきたら教えてくださいね。
私、聞きます✋🏻

また彼に会えるかなあ。

私に子供が産まれたらプレゼントの需要に応じて来てくれますかね。

その時に、素敵な女性になったねと言ってもらえるようにこれからも日々頑張ろうと思います。

今年のクリスマス、どうぞ素敵な夜をお過ごしください。


Merry X'mas to you 🎄

では。


🤞🏻