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デッキ紹介:リザードンex

こんにちは。ましゅまろです。
ポケモンカードチャンピオンシップシリーズ2024も残すはCL札幌とポケモンジャパンチャンピオンシップス(PJCS)と(まだの方は)シティリーグS4のみとなりました。

今回は私がシティリーグS4に参加し、結果としては4-2のtop16で予選抜けは叶わなかったものの、構築やプレイングについての研究結果を残しておきたくなったため、使用したデッキについて簡単に書いていこうと思います。
デッキタイプはリザードンex+ピジョットex(俗にいくピジョリザとかいうやつ)です。

・デッキレシピ

※見やすさ重視で公式のページを使用しています。

→上の画像がデッキレシピとなります。最近のリザードンexのトレンドとしては、ビーダルとピジョットexを併せて採用することでデッキパワーを底上げするような形が好まれていますが、同時に事故率も上がってしまうため私は採用を見送りました。
次に、主な採用カードの解説をしていこうと思います。

・採用カード解説

・リザードンex 3枚
・リザード 2枚
・ヒトカゲ 4枚
→特性フレアヴェールのリザードを2枚採用しているのが特徴です。リザードを多めに採用することで、ふしぎなアメを使いすぎない立ち回りができるため相手のビワやデヴォリューションに多少強くなります。また、今回はフレアヴェールのリザードを2枚採用しているため、そういった搦手には非常に強くなっています。ヒトカゲに関してはミラーマッチ、カビゴン(ピジョットコントロール含む)に対して強いことと汎用性を考慮しヒートタックルのものを4枚採用しています。

・ピジョットex 2枚
・ポッポ 2枚
→理想は3-1-3(ピジョン含む)の進化ラインで採用したいところですが、デッキは60枚しなくてはならないため、削りに削ってこの枚数となっております。どちらかが2枚サイド落ちした場合はロトムVのそくせきじゅうでんを気持ち多めに使う必要があります。

・かがやくリザードン 1枚
→リザードンexというカードは、当然ながら倒されるとサイドを2枚取られるポケモンexであるため、3回続けて倒されると2-2-2でサイドを6枚取り切られて負けてしまいますが、このカードを対戦のどこかで挟むことで最速負けを回避することができます。対戦準備でバトル場に行ってしまうと少々面倒くさいですが、それを差し引いても強力であるため採用しました。

・ロトムV 2枚
→最近ではビーダルを併せて採用し、ロトムVの2枚目をネオラントVにすることで、終盤の解答を増やすような構築がトレンドになっていますが、個人的にリザードン側がしんどい時間帯は序盤だと考えているため採用枚数を据え置きました。後半の山札作りを意識すればネオラントVを採用せずとも問題ない上、ネオラントVがバトル場で対戦スタートしてしまうと勝率を大きく下げてしまう点も気になりました。

・ハイパーボール 4枚
・なかよしポフィン 3枚
・ネストボール 3枚
→ボール類はこの枚数が最低限だと思います。一見少なく見えるかもしれませんが、マナフィやジラーチといった展開に貢献しないカードを不採用にしたため、ポッポでベンチを広げるかロトムで手札を増やせばゲームになるためこの枚数となっています。もう1枚採用する枠見出せるとしたらネストボールの4枚目とヒスイのヘビーボールが選択肢に入るかと思います。

・カウンターキャッチャー 3枚
→2枚採用のリストを多く見ますが、ゲーム中にほぼ2回使うこともあって(3枚フルで使うゲームプランもあるため)サイド落ちを最低限考慮して3枚目を採用しました。3枚使うパターンの例としてはミラーマッチで序盤にビーダルをバトル場に引き摺り出して倒さずにそくせきじゅうでんのターンを稼ぐことなどがあったりするので、なるべく採用枚数を減らすことは考えたくないカードの1枚です。

・ともだちてちょう 1枚
→ツツジやボスの指令などといった強力ではあるものの採用枚数が抑えられているカードたちの使用回数を+1する役割があります。単にサポートを増やすのではなくこのカードを採用することによって、デッキのスロットを大幅に確保できるため便利な1枚です。

・アンフェアスタンプ 1枚
→現行のスタンダードでリザードンexを組むならこのカードをAce Spec枠に採用するのがベストであると断言できるくらいには強力なカードです。ツツジとは違って、相手の残りサイド枚数に関係なく手札を大幅に減らしていける効果を持つため、闇雲に殴ってきた相手に対しての強烈なカウンターとして使用することができます。現在ではこのカードの存在から、熟練者は自分の場ができるまで攻撃をしてこないため、そくせきじゅうでんを宣言できる回数が飛躍的に増えたと実感しています。もちろんすぐに攻撃された場合はこのカードを使いつつリザードンでカウンターすることで、相手を一気に窮地に追い込むことが可能になっています。

・まけんきハチマキ 1枚
→こだわりベルトやげんきのハチマキとの選択になる1枠ですが、サイドレースで追う展開になるようにゲームを作ることができれば比較される他の2種のポケモンのどうぐよりも圧倒的に強く使えるためまけんきハチマキを採用しました。ミラーマッチで相手のピジョットex、リザードンexを突破しやすくなるのもこのカードの大きな強みの1つです。

・ワザマシン デヴォリューション 1枚
→単純に進化ポケモンを退化させることによって、主にリザードンミラーではふしぎなアメを要求したりできるなど非常に強力な1枚です。このカードが上手に使えると劣勢からでも形勢を逆転して勝つことが可能なので個人的には採用しておきたいカードの1枚だと思います。

・ビワ 1枚
→マナフィとジラーチを採用していない関係上、このデッキはロストバレットやギラティナVstarとのマッチで不利を取ってしまうため、そこへの対策として採用しました。ミラーマッチに於いてもカウンターキャッチャーをトラッシュに送ることで終盤の逆転の芽を摘んでいくことができたりもする汎用性の高いカードです。

・フトゥー博士のシナリオ 1枚
→手負いのリザードンexをこのカードを使って回収する使い方や、LO対面でロトムVなどを場から取り除くといった使い方が検討できます。このカードもロストバレットやLO等を意識するとなかなか抜けないカードの1枚で、非常に汎用性が高いカードです。

・崩れたスタジアム 1枚
→手負いのポケモンをベンチに下げてからこのカードでトラッシュするとゲームを伸ばすことができます。他にも序盤から使っていくことで相手の盤面を展開しにくくできます。後者の使い方については、頂への雪道がスタンダードレギュレーションから外れてスタジアムそのものの採用枚数が減ったことで、より強く使えるかと思います。

・基本炎エネルギー 7枚
→6枚採用に加えてミストエネルギーが採用されているパターンがほとんどだと思いますが、ピジョットexやリザードンexにミストエネルギーをつけて防御できるほど手札に余裕があるときはミストエネルギー自体がデッキに採用されていなくても勝てると考えて7枚目の炎エネルギーを採用しました。1枚増やしたことによってすごいつりざおをより強く使えるようになったのも嬉しいポイントだと思います。

・マナフィ不採用について


一般的なリザードンには間違いなく入ってくるカードの1枚ですが、今回は思い切って不採用にしてみました。というのも、以前からマナフィというカード自体の貢献度に疑問を持っていたからです。代表的なところで言うと、ベンチをいかに綺麗に並べるかが大切なミラーマッチ、スピード感についていかなくてはいけないルギア、エリカの招待で決着がつきかねないLO対面でマナフィやジラーチと言ったカードたちは腐るため、不採用にしたいと常に考えていました。
(もちろん他の有象無象対面でも腐ることが多いため、特にこれらの2枚採用することで得られるメリットと比較した時に釣り合ってないなと感じました。)
マナフィは、主にかがやくゲッコウガを中心としたベンチのポケモンも狙えるカードに対しての対策として採用されますが、このゲッコウガを使ってくるデッキとして主に挙げられるのがロストバレット(ロストギラティナ)とパオジアンの2つになります。
まず、ロスト系についてですが、ミラージュゲートというカードの特性上、げっこうしゅりけんを放てる回数とタイミングに限りがあるため、どこかでヒトカゲを3枚ベンチに一気に出すことができれば、1匹がリザードンになってそこから手札干渉を始めてゲームを作っていけます。
パオジアンに関しては、げっこうしゅりけんを何度もいうことが出来ますが、事故率の高いデッキタイプのため母数が少ないこと、万が一戦うことになっても事故を祈ることがしやすいため、不採用にする決断をしました。
(パオジアンに関しては序盤に並ばないと負ける可能性が高いですが、今回のシティで私自身優勝が必須だったというのもあり、こういった思い切った決断をしています。)

もし、かがやくゲッコウガがアタッカーとして使用されるデッキと対戦した際にマナフィがサイドに落ちたときは、上記の考え方を参考にプレイするとある程度強い盤面を作ることができるかと思いますので、良かったら検討してみてください。

※余談ですが、デッキを組む際にはその時期の環境把握ももちろん大切ですが、どのような結果を目標にするのか、どのようなプレイスタイルが自分は得意でそれが合っているのかどうかなど、使う人間のカードの好みや技量などとも照らし合わせて作る必要があるということは覚えておいた方が良いと思います。

・ミラーマッチで勝つために

リザードンexを使いたいなと思ったときにまず立ちはだかる壁がこれになると思います。この項ではミラーマッチで勝率を伸ばすための基本的なテクニックをみなさまにご紹介しようと思います。

・すぐ攻めない(基本は)
→アンフェアスタンプの実装によって、先に攻撃してサイドを取った側のプレイヤーがより不利になりやすくなりました。場がしっかり整うまでは、なるべくロトムVのそくせきじゅうでんなどを使って手札を増やしていきましょう。

・ピジョットはなるべく2体作る
→サイド落ち等がなければ、ふしぎなあめはなるべくピジョットに使いましょう。相手がツツジを使うことができるようになるターンの前までにはピジョットの2体目が作れているとベストです。

・リザード(フレアヴェール)を2枚採用する
→相手のデヴォリューションに強くなる他、ワザのかえんが50ダメージをだすことができるため、ピジョットexに対して非常に強いです。ミラーマッチ序盤では練度が高い人間同士が対戦するとロトムVで場を整えつつお互い睨み合うというのが基本になってきますが、場が作れたらこのカードでボスを使いながら相手のピジョットexに圧をかけていきましょう。2匹のピジョットに50ずつのせると、デヴォリューションでサイドを2枚取れたりもします。この対策で相手がミストエネルギーを貼ってきても、180+(30×2)のバーニングダークかまけんきハチマキ込みのバーニングダークで240ダメージを出すことができればピジョットを倒せるので強力です。とにかくかえんをピジョットに使うことだけ覚えておいてください。

・デヴォリューションはサイドを取るカード
→リザードの使い方の応用編のようなものです。リザードでピジョット2匹に50ずつのせたり、相手のリザードンexにこちらのリザードンexが攻撃して、HPを少しずつ削っていくと、相手の場に手負いのポケモンが複数出てきます。これの盤面でデヴォリューションすると、サイドを複数枚獲得しつつリソースを削りにいくことができるため、非常に強力です。デヴォリューションに関しては道具がもつ技なので、ヒトカゲ等が使えばサイドレースをずらすことも可能になります。

・おわりに

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。結局今シーズンのシティリーグについても、1度も決勝トーナメントにあがることなく終了してしまったので、次シーズンでも引き続き課題としてこれを乗り越えられるように日々精進していきたいと思います。
質問等がございましたら、お気軽にTwitter(@trevenant_marsh)のDMまでお問い合わせください!多かったものについては後日追記を行う予定です。
今回の記事も全文無料で投げ銭ボタンだけ置いておきました。最近は各地で開催される自主大会に招待していただく機会も増え、その旅先でおいしいごはんを食べることが生きがいになりつつあるので、いただいたお金についてはそういったことに使わせていただきたいと思っています!記事を書くモチベーションにも繋がりますので良かったらぜひよろしくお願いします🙇

また次回の記事でお会いしましょう。それでは!

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