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ロストバレットのすすめ

こんにちは。
noteではお久しぶりです。マシュマロです。
今回はご要望の多かったロストバレットについて書いていこうかと思っています。
詳しい内容としては、基本となるデッキレシピとそれらの採用理由、そして各対面、特にロスト系のミラーマッチについてとなっています。興味がありましたら最後まで読んでいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

1.基本となるリストと採用理由

デッキコード[ggHHnL-gMtHS3-gnnNni]
※ポケカ公式のデッキ構築ページより

画像がデッキレシピです。まずは採用カードについて順番に解説します。

・ポケモン(12枚)

・キュワワー(4枚)
→ロストゾーンを活用していくタイプのデッキには欠かすことができないカード。対戦スタート時に、このカードがバトル場かどうかでゲームのやりやすさが天と地の差なので減らすことができません。回収ネットがスタンダードレギュレーションから外れてしまったので、ベンチにも置く際にはよく考えてみてください。

・ウッウ(3枚)
→一般的なロストデッキにおいて、基本的に最初に攻撃するカードです。エネルギーなしで110のダメージを出すことができ、コストパフォーマンスの良さがこのカードの強みとして知られています。一般的なリストでは2枚の採用に留められることが多いこのカードですが、後攻1ターン目に技を決めなければならない状況でも無理なく達成できるように1枚増やしての3枚ということになっています。

・ヤミラミ(3枚)
→ロストゾーンにカードが10枚あることで使えるわざ「ロストマイン」が強力なポケモンです。今回の場合はデッキリストがシンプルな分、このポケモンをいかに上手に使うかが試されているので、何回か対人戦をこなして感覚を掴んでいきましょう。ダメカンのばら撒き方については後述しますので、よかったら参考にしてみてください。

・かがやくリザードン(1枚)
→ウッウとヤミラミだけでは流石にダメージ量が足りないときがあります。そんな時にこのカードが役に立ちます。また、ミラーマッチでもこのカードを使ってサイド差をずらしていくなんてこともできたりするので、個人的には欲しい1枚です。Vやexではないポケモンでありながら250ものダメージを出すことができますが、特性によって相手がサイドを取れば取るほどわざを使うのに必要なエネルギーが減るという特性を持っているのでフィニッシャーとしての運用がメインとなっています。しかしながら、たまにキバナやマグマの滝壷を使っていきなり出す使い方もするので、これについても一応頭の片隅には入れておきましょう。

・マナフィ(1枚)
→かがやくゲッコウガやれんげきウーラオス、また最近ミライドンex(モココ型)に採用され始めているレジエレキ(ターゲットボルト)などからの攻撃を防ぐ目的があります。HPがそこまで高くないポケモンたちで構成されているデッキなので、このカードもなるべく入れておきたい1枚だと思います。

・グッズ (27枚)

・ネストボール(4枚)
→たねポケモンを山札からベンチに出すことができます。デッキ内の全てのポケモンにアクセスすることができるので、減らすことは考えにくいカードだと思います。

・霧の水晶(4枚)
→山札から超タイプのたねポケモンまたは基本超エネルギーを持ってくることができます。ポケモンを並べたいかつ基本エネルギーの採用を最小限にしている関係でこのカードも減らすことが難しい1枚です。

・あなぬけのヒモ(4枚)
→単純にいれかえ札として使う使い方や、クレッフィへの解答となる場合にも使うことができます。また、ロストミラーの場合はいれかえカートのほうが大切になってくるのでヒモから使うことを徹底してください。

・いれかえカート(4枚)
→こちらもいれかえ札になるカードです。先ほど述べた通り、ロストミラーにおいては相手に逆転勝ちをさせないために使うことがあるので大切にしましょう。他の対面であれば少し雑に使ってもいいカードです。

・クロススイッチャー(4枚)
→2枚同時に使うことで相手のベンチポケモンを呼び出しつつこちらも交代できるカードです。単純に勝負を決めるカードとしてはもちろん、ロストマインを使う際に合わせて使うことで相手から1ターンもらえる確率が非常に高くなります。特に不利なミュウVmax、アルセウスVstarに対して頂への雪道とツツジとを合わせて使うことで、逆転のチャンスを窺う展開が多いかと思います。

・ポケギア3.0(4枚)
→ロストゾーンを活用するデッキ全般に言えることとして、サポートを使うことができる最初のターンからなるべくアクロマの実験を使いたいという目標があると思います。このポケギア3.0はそれを格段に達成しやすくすることができるカードとなります。はなえらびと合わせて山札をめくっていくことでほぼ確実にアクロマの実験にアクセスすることが可能となるため、4枚必須のカードです。

・やまびこホーン(1枚)
→終盤にロストマインでのサイド複数枚獲得に貢献します。最近では進化ポケモンが環境に増えており、HP60程度のポケモンがある程度入っているリストも珍しくありません。そんなこともあって、このカードの重要度は最近ますます上がってきていると感じています。

・ロストスイーパー(1枚)
→場のスタジアムまたはポケモンのどうぐをロストゾーンに送るカードです。自分のポケモンのどうぐやスタジアムをロストに送ると一気にロストゾーンのカードを増やせることは覚えておきましょう。

・ヒスイのヘビーボール(1枚)
→マナフィやリザードンはもちろん、その他の3種についてもサイドに落ちると面倒なことがあるので採用しています。余談ですが他のメリットとしては採用することでサイド落ち確認がとても楽になります。

・ポケモンのどうぐ(2枚)

・こだわりベルト(2枚)
→まけんきハチマキでも良いと思います。ただ苦手なデッキタイプはV系統に集中していたため今回はこだわりベルトを採用しています。

・サポート(10枚)

・アクロマの実験(4枚)
→説明不要だと思います。このカードをスムーズに使うことができるかがこのデッキの勝敗を大きく分けることは周知の事実だと思います。

・クララ(3枚)
→ポケモンやエネルギーの再利用を助けるサポートです。特に終盤はリザードンやヤミラミを使いまわし続ける展開が多いため、素引きもできるように3枚採用しています。

・ツツジ(2枚)
→終盤に使う強力な手札干渉カードです。クロススイッチャーと合わせて使うことで、ヤミラミの試行回数を稼ぐことができる可能性が高まります。サイドを先制されやすいデッキのため1回は打ちたいことから2枚の採用となっています。

・キバナ(1枚)
→リザードンの急発進をサポートします。ペパーでもよかったのですがドラピオンVと封印石を採用しなかったのでキバナになりました。擬似的なサポートのカサ増し効果も兼ねた採用となっています。

・スタジアム(4枚)

・ビーチコート(2枚)
→ふうせんがスタンダードレギュレーションから外れたことで代わりに(?)やってきたカードです。このスタジアムがある限りお互いのたねポケモンが逃げるために必要なエネルギーが1個ずつ少なくなります。シンプルですが侮れないカードです。

・頂への雪道(1枚)
→主にミュウVmaxと対戦をする際に勝ち筋として使うことが多いカードです。他にも苦手とするアルセウスVstarを使ったデッキにもタイミングを見て使っていくことがあります。1枚の採用に留めていますが、今後はマグマの滝壷をこのカードの2枚目に変える可能性が高そうです。

・マグマの滝壷(1枚)
→リザードンの急発進をサポートするスタジアムです。しかしながら恩恵を受けられるのがリザードンだけということもあり、今後採用しているかと言われると微妙なカードでもあります。

・おまけ:主な不採用カードと理由

・ドラピオンV(+空の封印石)
→ミュウVmax対策でよく名前があがるカードですが、そもそも強いと思っていないので採用していません。上手いミュウはこれを決めても勝てないし逆にそうでもなければ採用せずとも頑張れます。

・ルチャブル(フライングエントリー)+ボタン
→無しではないし、枠があるなら入れたいカードではあります。ただ枠がありません。あとバトル場を選ぶことができないのが致命的だなと感じました。こいつはジグザグマほど万能ではありません...

・バトルVIPパス
→クイックボールがスタン落ちしたことでいよいよ難しくなったこのカードですが、世間一般の構築を見てみると意外とまだ採用されていてびっくりするカードです。ツツジに加えてジャッジマンが飛び交う中で最大で4枚も死に札があるのはちょっとどうなのと思ったりします。初手で引けたらまあ強いですが引けないことがほとんどなのと、基本的にネストボールと霧の水晶で間に合いますし、それでも間に合わないならレベルボールやハイパーボールの採用を検討する方が有意義であると考えています。

・ミラージュゲート
→リザードンの急発進を補助するカードではありますがこのデッキはエネルギーがとても少ないため不採用です。同様の理由でカビゴンも採用できていません...

・キャンセルコロン
→クレッフィが発表されたときに欲しいなと思いましたが、意外とヒモでどうにかなることが多かったので優先順位がどんどん下がって抜けました。クレッフィの採用が増えた場合はまたこのカードの採用を考えたいです。

・ボスの指令(orセレナ)
→あってもいいけど枠がないパターンです。特にクレッフィ×2をされたときに役に立つことがあります。あとは単純にクロススイッチャーを必要以上に抱え込む行為をしなくて良くなるのもポイント高めではあります。

2.各対面の主な戦い方

・vsミュウVmax  

→1番難しいのがミュウVmax対面といっても良いかと思います。ドラピオン無しで捲っていくにはコツが必要です。盤面によって変わりますがミュウVに60ずつダメカンをのせていくと進化しなければロストマイン、進化してきたらリザードンで倒すことができるので覚えておきましょう。また、サイド差が間に合わなくなることも考えて頂への雪道、クロススイッチャー、ツツジを1枚、または1組ずつ残しておくと終盤にこれらを使ってヤミラミでターンを稼ぐことができるようになります。

・vsサーナイトex

→クレッフィを超えることが課題にはなるマッチアップです。2面並ぶ前にあなぬけのヒモでラルトスを倒す、次にスイッチャーでラルトス(orキルリア)を倒す。その後ロストマインで4枚まではサイドを取ることができるので、残りの2枚は気合いでexを倒すかヤミラミで1体倒してからやまびこホーンでもう一度倒せばどうにかなるはずです。

・vsミライドンex

→ほぼ負けない対面だと思います。意識するのはサイド3になるべくしないことくらい。ツツジもほぼ入ってないとは思いますが念のためそこだけは頑張りましょう。あとはウッウとヤミラミで数字合わせをするだけでモココ型、レジエレキ型問わず勝ててしまうマッチアップだと思います。
※レジエレキVのライトニングウォールには注意!

・vsアルセウスVstar系

→チェレンのきくばりが基本的に連打されてしまうマッチアップです。そのためなるべくリザードンの打点で倒せるように最低30ダメージずつ与えておくと楽に試合ができます。また、どうしても勝てなそうであればトラッシュにあるアルセウスなど逃げるエネルギーが多いポケモンをやまびこホーンで呼び出しながらスイッチャーで前に送ってツツジをし、ロストマインを決めるとターンがもらえることがあります。

3.ロストミラーの勝ち方
〜ヤミラミの使い方基礎講座〜

今回の本題(?)です。ミラーマッチにおけるプレイングについて解説していこうと思います。

・vsギラティナVstar

→かがやくゲッコウガのげっこうしゅりけんを警戒する必要があるマッチアップです。だからと言ってマナフィをすぐ置こうとすると今度はヤミラミでサイドを複数枚獲得されてしまう可能性もある難しいマッチにはなっています。回収ネットがスタンダードレギュレーションから外れたことで相手のロストゾーンのカードの増加枚数が想定しやすくなったことでマナフィを置くタイミングは以前よりわかりやすくなっているかと思います。個人的にこのマッチアップでは先に攻撃していくためのハードルが低いロストバレットが少し有利かと思いますが、ベンチ管理を甘えるとギラティナ側がゲッコウガで突っ込んできた場合に逆転するのが難しくなるので、気を付けたいところです。


・vsロストバレット

→今回の本題です。序盤はおとぼけスピッドの打ち合い、終盤はロストマインの打ち合いになることが予想されます。こちらも回収ネットがスタンダードレギュレーションから外れたことで基本的には先にサイドを取った方のプレイヤーが有利とされています。しかしながら、サイドを先行されても逆転する方法はあります。そしてこの逆転を達成するうえで大切になってくるのがヤミラミのわざロストマインの使い方を覚えることです。

・ヤミラミの使い方基礎講座

→ロストバレットミラーにおけるヤミラミの使い方について、サイドを先行された状態から逆転していくためのテクニックと先行している状態からの逆転を防ぐ負けないためのテクニックについて解説いたします。

1.複数枚サイドを獲得するために
→キュワワーやマナフィといったHPの低いポケモンにダメカンを1個または2個ずつばら撒くことで、どこかのターンでサイドを2枚獲得することができます。このプランを達成するうえで大切なのは、ばらまく12個のダメカンをなるべく無駄にしないということです。例えば1体目のキュワワーに7個、別のキュワワー1体に5個というのせ方はなるべくやめたほうがいいです。定石のプレイとしては、相手の場にいるキュワワー、ヤミラミ、マナフィなどHPの低いポケモンすべてにダメカンをばら撒きましょう。例えば、相手の場にキュワワー×2とヤミラミが場にいるときの1回目のロストマインはヤミラミに8個、キュワワーに2個ずつのせます。ここでポイントとなるのが、なるべくヤミラミを倒すということです。相手にサイドを先行されていてもそうでなくとも、ヤミラミから倒すことで少しではありますが相手が対戦で勝つためのハードルを上げることができます。このばら撒き方を実践することで、どこかのターンでポケモンを2体倒すチャンスが生まれてきます。ダメージをばら撒くのが少し苦手な方は前述したルチャブルを採用することでミラーマッチを対策することができるので、覚えておきましょう。

2.有利なときに負けないためのプレイング
→では、逆にこちら側が有利な状況、一般的な言い方をするとサイドを先行しているときに気を付けることは何かというと、前述したサイドの複数枚獲得をできなくするような立ち回りをすること(具体的にはダメージを負ったポケモンにいれかえカートを使用する等)と、そもそもこちらもサイドの複数枚獲得ができるようにダメカンをのせることを意識して戦います。

まとめると
・12個のダメカンを効率よくばら撒くこと
・いれかえカートは大事にすること
の2点は最低限意識しましょう。

4.おわりに

ここまで読んでいただきありがとうございました。今回の記事はロストを使う上で最低限知っておきたい内容について書かせていただきました。
記事についてなど質問についても(Twitter @trevenant_marsh)にて受け付けていますので、お気軽にどうぞ!
それではまた次回の記事でお会いしましょう。



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