バーニングマン祭から学ぶお金の価値
交流会に行っても、名刺だけが積み上がって、それ以外には何も残っていないのはなぜかということを考えてみました。
結論:他人から恵んでもらおうとしか考えていなかったから!
では逆に、他人に何かを与えるとは?ということについて、世界最大の奇祭と呼ばれるバーニングマンから考えてみたいと思います。
バーニングマンとは、年に1度、アメリカのブラックロック砂漠で開催される祭りです。参加者は1週間にわたって砂漠の中で生活するのですが、お金が一切使えないという点に特徴があります。
じゃあ、何をするのか?それは「なんでも自分が与え続けること」、つまりGive&Giveの精神で、自分でバーを出したり、リラックス空間を提供したり、ファッションアイテムを提供したりするのです。面白いことに、見返りを求めずにたくさんのことを他人に与え続けた人が、逆に一番多くのリターンを受けて豊かになるのだそうです。
また、バーニングマンの世界観を作る10ヵ条というのもあります。
1.どんな者でも受け入れる共同体であること
2.与えることを喜びとすること
3.お金儲けのことは忘れること
4.他人の力をあてにしないこと
5.素の自分を表現すること
6.隣人と協力すること
7.法律に従い、社会人としての責任を果たすこと
8.跡を残さない(飛ぶ鳥跡を濁さず)
9.積極的に参加すること
10.今を全力で生きること
これは現実の共同体でも大切な条項であることがわかりますよね。
では、お金とは一体何なのか?
この著書によると
お金は「ありがとう」のしるしだと思います(30頁)
そして、ついついお金を追い求めてしまうのですが
自分のためではなく、他人に対して、社会に対して「価値」を提供すればよい(48頁)
なるほど。
自分の時間を切り売りして働いているうちは、収入が爆発的に増えることは期待できません(154頁)
つまり、給与所得では限界があり、事業所得や不動産所得、利子配当所得を狙っていく必要があるのですね。
現代は損をするというリスクがかなり限定されている反面、儲かるチャンスはいくらでもあるのです。だから挑戦しなければ損なのです。・・・こういう時代に何もしない人は、ただただ後退していくだけです(178頁)
やはり、何事もチャレンジが必要なのですね。そのきっかけとして、バーニングマンに参加する人が多いのも納得ですね。
「ありがとう」と言われた総量の多い人が、結果的にお金持ちになるのです(218頁)
身に染みてよく理解できました。
あとは秒速で行動に移して、名刺の山からおさらばしたいと思います。
では、また。