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甲状腺がん体験記88 がん経験者の男性と話す②

がん経験者の男性もう一人とお話してみました。
 
その方も別の部位です。
独立起業された社長さんで、朝は運動から始まり→仕事→夜は会食の嵐
と、ものすごくハードな生活をタフにこなされている方でした。
術後の現在も夜の会食がコロナもあってないこと以外、ほとんど変わりなくパワフルに活躍されていて元気を頂けました!
 
お話で印象的だったこと。
●この方は病気のことを家族+ごく一部の方にしかお話しなかったと。社長いう立場もあり、入院したため、病気になったことは周囲も知っていたけれど、詳細は話さなかったとのこと。考え方は私と似ていました。
●癌とわかってから手術までに2ヵ月くらい間があいたそうです(込み合っていて)。その間にやっていらしたことが結構似てました。
特に、貯筋について。
もともと運動されていたけれど、周囲から見たら健康以外何物にもみえないアスリート並みの筋トレをしていたと(^^;
やはり術後の回復を考えて、とのことでした。
●なんでなってしまったか、について、実はあまり考えなかったと。
なぜなら、親しい医者の先輩に「家系がどうとか、不摂生がどうとか、いろいろ言われるけど、実際のところわからないものだよ、たまたまそうなっちゃったということだから、だからそういうこと考えるなよ」と始めに言われたそうです。そのため、考えなかったと。
私は、すでにあれこれ分析してしまいましたが、この言葉は、とてもとても救われた気がしました。
●術後、考え方などが変わったかということについては、やはり変わったと。
「あーー、自分はこういう運命だったんだな、こういうことが人生に用意されてたんだ」と深く思い、
「永遠に生きられるものではない、これからの時間を大切にしよう」と思ったそうです。
仕事の中には前向きでない時間の使い方もありましたが、そういうのはやめることにしたとのことです。
 
検査結果を待つのはやっぱり不安とか、
歳は同じくらいですが、今注目の分野の会社の社長をやっているような、すごい人でも同じなんだ、というのも、逆に励まされました。
 
経験者にお話しをこちらからお伺いするのは、一応これでおしまいの予定ですが、お会いした方、皆様、本当にかっこつけたりせず、そのままをお話してくれたこと、涙がでるくらい有難い。
 
あ、ちなみに、なぜその方が癌になったと知ったのか、ですが、術後に、食生活のことで相談してくれたからなのでした。
今の仕事、ちょっと役にたてたかな(^^;

追伸:前回の男性とのお話の時、セカンドオピニオンの話を書きました。
今回、セカンドオピニオンの話はしませんでしたが、術式は、ロボットでの手術だったそうです。
で、お友達が同じがんになって、お友達は放射線治療をされたとか。
彼は、手術を後悔はしていませんでしたが、ロボット手術のように切らない手術であっても、やはり体に穴をあけるわけで、その後お腹に力がはいらないとか、しばらく色々あったようでした。

写真:お話伺ったところ、すごい!韓国ドラマの世界みたいだ~(^^;

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