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【エンジニア向け】人間観察の実践入門

この記事は、人に興味を持つこと、人に優しくなれること、及び、交渉ごとに対して得意になれるように、人の観察について学べるような内容を目指しています。何より、人に対して仮説を立てながら話していくと、人間に興味がない人でもある程度会話を楽しめる ようになることもあります。


著者は?

著者は典型的な、IT業界によくいるような技術が好きな(人よりコトへの興味が強い)エンジニアですが、全体を巻き込むアーキテクトのようなことをしていることから、社内外で折衝をする機会は多いです。ですが、昔はよく人に興味を持ちなさい、と言われて怒られていた経験があります。そこからなんとかしてある程度人に興味を持つようになったので、興味を持つとともに、人間観察を交渉ごとにまで活かす方法をこのnoteでは考えてみましょう。

人への興味の重要性

人は、生まれながらにして、自分のことを大事にしてほしい欲求を持って生まれてくるものと考えます。その欲求に対して、人への興味がないということは、ときに逆撫でするようなもので、人への興味がない人、自分を大事にできない人は、大事にする方法がわからないから、気遣いができなかったり、価値観に逆らうようなことを無意識にいったりして、人を傷つけることもあります。そうすると、人は離れていくようになります。誰かに大切に接することができないと、誰に対しても大事に接することは難しいです。

人に興味がない理由

人に興味がない理由は、大きく分けて2つあると著者は考えます。一つは、本人の先天的な要因です。2つ目は、話し方が下手だから、興味を持つ相手に対して、正しく伝えることができずに誤解されたりするうちに傷つき、人を知るという努力を怠るようになることです。

人に興味がない人が行うと良い一つの方法は、その人の物に対して興味を持つ ことです。Web系の会社ではToCの意味合いが大きく、ToC的な仕事を行う上でも、役立つ観点だと思われます。興味を持つ一つの方法として、ブランドのものを買ってみることは良い方法だと思います。ブランドには、人々が作り上げてきた記憶が詰まっているため、(例えば、Appleもブランドですが、日常に取り入れやすいもので言うと香水や小物を買ってみるといいと思います)。人はモノ含め共通の話題があると興味を持ちやすい。つまり、受け身より積極的な行動の方が、物事とその先にある人にも没入しやすいです。

仮説を立てて話す

職業や、自分の今までの体験などで人に対して偏見を持たないことは大事なことです。とはいえ、その職業を選ぶと言うことは、何かしらの背景があるはずなので、これに関しては、いろいろな人に会う中でサンプル数を増やして、傾向を掴むようにするのが良いと思います。続いて、発言、所持品、育ち、経歴、仕草、表情に着目して、人間観察するためのツールを確認するとともに、交渉や現場での問題的な人への対処まで考えてみましょう。

所持品

前述の通り、ブランドに興味を持つことは、とても大事なので(著者は現在、ToCで働いていますが、広告•小売含めブランドの持つ影響力は売上、実社会への影響の面で常に絶大だと考えさせられます。)、人の持ち物に対して、なんのブランドか?(どんな価値観で選んだのか。そのブランドには可愛い系、キレイ系など、どんな世界観があるのかを知る。)まずは所持品を見ることにしましょう。自分を大事にする人は身なりが小綺麗で、細かいところまで、整っていることが多いです。逆に、自分のことを大事にできない人は、身なりが傷ついていて、傷んでいる ものです。その理由は

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