キブシメモ

以前、実家発でえっちらおっちら歩いた時に。不思議な植物を見た。

ブドウの実のように、黄色い花?が垂れ下がっている木である。「垂れ下がる」という点ではフジの花と似ていると言えなくもない。でも雰囲気は全然違っていて。フジのような可憐さはなく、圧倒される感じだった。

まぁ、こういうものなんですけれども。


とにかく物量で押してくる感じというか何と言うか。見た瞬間「!?」となった。あまり見覚えのない植物だった。

沢山ついているものも最初は実かな?と思ったけど、よく見ると花っぽい。とりあえずその日は画像だけ撮り。ようやく名前を調べたのでメモがてら書いておこうと思う。


この植物はおそらく「キブシ」というものだと思う。漢字で書くと「木五倍子」らしい。「五倍子」で「ふし」だから、上に木がついて「キブシ」なのだろう。染料に使われる五倍子の代用品として使われることがあったから名付けられたらしい。

(ところでたまにある字数が合ってない漢字って、どういう経緯でできてるんですかね。字数より内容重視なのだろうか。なぞなぞみたいだよなぁと思いつつ)


私が見たのはやっぱり花のようで。その後実もできるそう。実ならよりブドウっぽいかと思えばヨウシュヤマゴボウっぽかった(個人の感想です)。花の全てに実ができるわけではないだろうけど、実の時期に見に行ったらそれはそれで圧倒されそうである。

そんなに珍しい木ってわけではなさそうなので、今までも見たことがあったけど気にしていなかっただけなのかもしれない。これからはちょっと意識して見てみようと思う。


歩いていると「あれなんだろう」って思うことがいろいろあるので。またぼちぼち調べていけたらいいなぁと思う。何年か前に買った散歩の草花図鑑が役にたつ時がきたかもしれない。



ではまた明日。